散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

とても早く仕事が終わる

2008年08月20日 21時16分52秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
今日は17時過ぎに会議が終了。この後、事務所に戻ってもしょうがないので、すすきのへ。ずいぶん久しぶりに焼鳥専門店の「N」へ行ってみることにした。

さすがに客もまだ少なく、カウンター奥に席を取る。まずはビール、鳥モツ(砂肝、レバ、ハツ)だ。歯ごたえがそれぞれの特徴に合った感じに仕上がっており、なかなか。

続いてひな皮、つくね。このつくねは小振りながら、なかなかよく出来ていると思う。さらに日本酒コップ酒をもらい、レバ、ナンコツと攻める。ナンコツは回りに歯ごたえのある肉がみっしりついており、満足感大。焼鳥がやや小振りだったため、12本も食べてしまったが、結構満足してきた。

さあ、当初の予定の「ちょっと飲んでくか」を裏切り、バー「C」へ。1杯目ウィスキーソーダ、2杯目バンブー、3杯目アドニスと飲む。アドニスはバンブーに近いカクテルだが、甘みがあるとまたちょっと違った感じ。

来週は多分、普通に仕事をしようと思うのだが、月・木と飲まなければならないので、大した変わりはないかも知れない。

20080819最近読んだ本

2008年08月19日 21時02分33秒 | 読書
■「沖縄食堂」生活情報センター
東京恐るべし。こんなに沖縄料理店があるとは! と驚かされる本。7割引で購入。

■「浅草散歩ガイド」生活情報センター
浅草ってバリバリ昼酒飲めるよねえ。羨ましい。それから浅草と上野の中間あたりにある池波正太郎記念館には一度行ってみたいものだ。行ったことがあるのが休館日だったのだ。

■「ザビエルの首」柳広司
フランシスコ・ザビエルに魂だけ呼び出され、殺人事件を解決させられる主人公。その事件はザビエルに何をもたらすのか。

以下、図書館の5冊。
■「ショージ君の養生訓」東海林さだお
健康に関するエッセイを集めてみたものの、たまたま偶然そういうことをしてみたかっただけであって、この人に健康は似合わない。

■「誇大毛想」神足裕司編
ハゲ談義。他の国ではハゲはそれほどマイナス要素ではないとか、ハゲよりヅラやバーコードの方がもっとキツイとか。私は今の所そうではないのだが、将来的には危機を感じている者である。

■「気分よく病院へ行こう 外来編」小林光恵
ちょっとしたノウハウ。

■「おみや」
少々夜読んでいて、腹が減ってきた。

■「子どもに伝えたい本物の食」金丸弘美
多少はこの本でも触れているが、スローフード運動や食育だけでは問題は解決しないと思うのだ。経済全体・生活全体・労働などを基本的に見直さなければ、本物の食など復活しないと思う。そういう意味で狭い意味での満足にならないためにはどうしたら良いのかとは思う。

20080817最近読んだ本

2008年08月17日 22時27分35秒 | 読書
先日紀伊国屋に行った所、倒産出版社本70%割引フェアをやっていた。どうにもならない本も多かったが、結構ほしい本があり3冊購入。ラッキーだったが、出版社の倒産というのは(良くある話なのだが)残念なことだ。

■「クビツリハイスクール」西尾維新
ものすごく微妙な作品だ。下らない作り話と意欲的でテンポの速いストーリーのどちらというべきだろうか。

■「そして警官は奔る」日明恩
今野敏型の警察小説といえるか。強烈な悪意の犯人に、人情派・強面派・好青年の刑事達はそれぞれどうするのか。

■「長い長い眠り」結城昌治
ちょっと途中でしばらく期間をあけたため、訳が分からなく・・・。

■「誤算」松下麻里緒
大金持ちの個人看護士として雇われた女性主人公。遺産争い巻き込まれ、果たしてお金がもらえるのか放り出されるのか・・・。ほど良く面白く出来ている。

■「連篇累食」目黒考二
料理経験の浅い筆者が自炊に取り組む。さすがに元「本の雑誌」編集長だけあって、あちこちの本仕込みのウンチクが多い。7割引で購入。

以下、図書館の2冊。
■「NHKためしてガッテン食材読本」NHK出版
つまりいろいろな食品を食べれば良いということだね。科学的に効率の良い調理法や食べ方というのはもちろんあるのだ。

■「酒飲みの肝臓学」鵜沼直雄
ま、とりあえず休肝日を週2日。ということだね。

夏の海産物おさめ

2008年08月16日 21時52分23秒 | 食べ歩き
先日、岩内でずいぶん海産物を食べてきたが、今日は琴似の寿司屋「Y」へ。まずは刺身でホッキとツブ貝。ホッキの身が厚く、貝類の刺身では王者ではないかと思う。

続いて平目エンガワ(分厚い)、鯵叩きと食べる。その他、タコ、ホヤ酢、アワビ肝(写真。ボケたけど)等を少しづつ。アワビ肝は意外とあっさりした味で、わさびを少しつけるのも良く合うようだ。

この間、飲み物はビール、〆張鶴、北の勝と行き、そろそろ握りへ転じよう。まずはしめ鯖、蝦蛄。それから今日は品が良さそうな平目、さらに大好物の穴子だ。最後にわさび多目でかんぴょう巻きを食べ、のりの味噌汁で終了。

2軒目は琴似のバー「D」へ。

1杯目は最近行ったバーで3連続のバンブーから。すっきりとうまい。2杯目はエドラダワー・1996・ガイヤバローロフィニッシュ。バローロ樽での仕上げに心引かれたのだが、しっかりした味の後から、かすかに果汁の風味が感じられる。

3杯目はウォッカ+シェリー+青リンゴリキュール+レモンのカクテル。シェリーの香りを生かしつつ、青リンゴの甘みが後からする。4杯目はこれも興味深いアベラワー・1996・カスクストレングス(SMWS)。ちょっと硫黄のような香りとパンチのあるコクが来る。タイトルは「The best of heaven or hell」と自信の表れだろうか。

ちょいと飲みすぎだが、最後にジン+ウンダーベルク+イエーガーマイスターに何か黒いリキュールを入れたもの。おお、これは相当に苦いね。

以上でヘロヘロになって帰宅。来週から真面目に仕事をしよう。

20080816ギャラリーー巡り

2008年08月16日 16時04分13秒 | ART
8月12日に趣味の郷ギャラリー。
8月14日に札幌市写真ライブラリー、ファクトリーHotArt。
8月15日に道新ギャラリー。

そして16日に紀伊国屋→大丸→富士フィルムフォトサロン→大同→時計台→丸井→さいとう→スカイホール→市民ギャラリー→資料館の10箇所。

■大同ギャラリー。展覧会名を失念したが、小品版画300点を展示。題材はタンカレー、ラフロイグ、フラスコ(ウィスキー等を入れるポケット用の容器)、ディカンター、アイスピック、シェイカー、一合枡、キャンティと作者はきっと酒好きに違いあるまい(もっと他のも沢山ある)。

また、牛乳の栓抜きなどのなつかし小物も良い。少し幸せになれる展覧会だ。

■時計台ギャラリー「北浦晃個展「北海道の四季」」。若干、実物の風景を省略化しているのではないだろうか。それゆえスッキリした感じに仕上がっている。但し私にとっては実に見慣れた風景であるのだが。

「飯田信幸個展」。大きなアンモナイト、宙に浮かんだアンモナイトと版画の福岡氏ばりにアンモナイトへの愛がある。と思ったら、三笠高校の教員だった経歴があるようだ。

■さいとうギャラリー「佐藤圭子展」。幾何学的な図形をひたすら画面に配置しているが、形と色彩に微妙な変化があり、無機質な感じではない。面白いものだと思う。

「宮崎重登展」十一面千手観音、不動明王はなかなかの大作。

■スカイホール「日本画の「現在」展」。非常に力量のある作家の作品が並んだと思う。

朝地信介:最近描かれる「樹木」のようでもあり「織り」の様でもある作品。決して描かれているものが何なのかわかる必要はないのだが、私には気になる。
伊藤洋子:非常にすごし易い日に散歩にでたような、気持ちの良い風景。
内崎さき子:冬の川だけでなく「八ツ目鰻漁の頃」というのが、北海道らしい。

小林文夫:「叢」という作品はパターン化された中にも、一番近くにある可愛らしい花から、中景、遠景と深みがでている。
駒澤千波:両サイドの作品が加わって、”地球感”とでも言うスケールの大きさが出たと思う。水牛の背中に花のようなものが見え、ウサギの背中にはトンボの羽が描かれている。現在のSF小説にも似た、バイオ要素の取り入れであると思う。

笹山峻弘:ポタラ宮殿と曼荼羅図を描いた独特の作品。
西谷正士:画面からはみ出すような圧倒的な崖を描ききった。
羽生輝:いつもながらの鋭角な厳しい風景。本当に存在する景色なの?

羽子田龍也:「曇天の日陰の中で」はタイトル通りあえて夕闇に近い明るさで水辺を描いた作品。水面に写るの木々の模様などは、ホラーの気配を感じさせる。
平向功一:画面にワニ、カメ、カメレオンと爬虫類のまなざしが冷ややかで批判的な視線に見える。

■市民ギャラリー「七月展」。これも見る価値あり。

今泉東子「それから、ふと思い出した。」:人類滅亡後にも見えるピンク色の海。
笠見康大「untitled」:大気の渦状のテーマから変化あり。
干場清順「兆し」:時計台ギャラリーで見た作品よりは少し画面を整理し、チャカチャカした感じ(悪いわけではない)をおさえてスケール感が出た。少々、宮崎駿調でもあるか。

石村翼「電波狂」:タイトルと作品が結びつかないが、大地と空だろうか。不思議な緊張感につつまれている。
米澤卓也「静物」:昭和のやや色あせた絵画のような感じを出している。これはこれで面白いが、次作はどうするのだろう。同じ傾向では辛いか。

井上愛美「もし○○だとしても」:手のない不思議な生き物が、頭にスリッパをかぶっている図。妙なイメージだ。
長坂志穂「The Earth Radiate the Ray of Art」。小品を4点配置し、水面に足をつけようとしてるニンフ(?)の足と横たわる女性から植物が生え伸びている図。

最後の2名は1年生で、今後が楽しみ。映像作品は時間がなく、パソコン上の作品はあまり興味が持てず、見ていない。

冒頭の写真はビールもでるらしい古本屋さんのチラシ。残念ながらお盆休みであった。CAI02もお盆休みだった。

夏の終わり

2008年08月16日 11時32分40秒 | 食べ歩き
今日の札幌は気温も少々下がり(23度台)、夏の終わりといっても良いかもしれない。北海道はお盆を過ぎると夜は涼しくなってくる、と書くと暑い地域の人にはとても羨ましいのかも知れない。

さて、そんな日の昼食はカレースパゲッティで、食べすすむにつれてずいぶん汗が出てきた。ところで、私は食べ物の話を沢山書いている割には、同じものを良く食べているし、新しい店も開拓しない。面倒だからである。ふふふ。

20080815最近読んだ本

2008年08月15日 08時40分41秒 | 読書
お盆週も大体終わり。来週から通常の業務状態に戻ることになるだろう。

■「女郎蜘蛛」栗本薫
着物をテーマにした分、普段の「伊集院さん通信」よりは力が入った模様。しかしまあ、いずれにせよ推理小説ではない。

■「ギガース2」今野敏
木星の敵集団はいまだに正体不明のまま。

■「六とん2」蘇部健一
バカミスあり、ファンタジーあり。これはこれで良いのでは。

■「天使のナイフ」薬丸岳
妻が少年達に殺された夫。納得できないままに事件を調べていくと、そこに現れたものは意外な過去の事件であった。どうしても少年保護の一般論と、自分が少年犯罪に巻き込まれた時のやるせなさ・怒りはギャップがあるものだろう。少年犯罪に真っ向から取り組んだ作品だ。

以下、図書館の4冊。
■「小さい駅の小さな旅案内」夏目雄平
小さな旅は駅目当てだけでなく、一見何もなさそうな周辺もぜひ散策すべしという趣旨。自作の地図で、いろいろなことが記憶に残るのだろう。

■「男のメタボダイエット」長野茂
ささやかな合間に、ちょっとした負荷をかけるだけで効果があるという本。しかし、普段はだらけっぱなしだ。

■「足つぼ」大田さなえ
自分でやっても効果があるのだから、多分プロにやってもらうと気持ちいいのだろうなあ。

■「パンデミックフルー」岡田晴恵
インフルエンザの世界的大流行があった時、一体どうなることなのか。真剣に受け止めている人は少ないと思うが、かなりの人の死因になる可能性も十分にあるのだ。

焼鳥を食べる

2008年08月13日 21時45分44秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
先日雑誌の焼鳥特集を見ていたところ、結構たまらない感じになってしまった。すすきののビルの地下にある「K」へ。お盆のせいか、割と早い時間からサラリーマンが繰り出している。話題は高校野球、オリンピックと実に豊富な時期だ。

レモンサワーと鳥もつ、レバ、豚を注文する。焼鳥が3本なので、同時に9本到着してしまった。ま、バリバリ食うか。



鳥もつは美唄風焼鳥というのとも違うが、鳥の内臓のいろいろな部分が味わえる。しっかりした歯ごたえの所、ちょっと柔らかいところと混在の味わいだ。レバは表面パリッと、しかし中はほど良く柔らかい。豚は”肉、食べてます”という感じが味わえる品だ。

途中でにごり酒に切り替えると、おまけの冷奴がついてきた。この店は酒を注文すると、小さなおつまみがサービスされるのである。後でにごり酒を追加した時には、浅漬けがついてきた。

結構満腹感が湧いてきたが、つくねを食べよう(2本だし)。これが中々うまいんだよなあ。というところで満足し、すすきののバー「N」へ移動。



Nさんが「ちょうど良かった。”なんこ”があるんです」とのこと。むーん、残念だが腹一杯で食べられぬわ。ちょうど冷凍したところだというので、次回にぜひ食べさせてもらうことにしよう。

さて、今日の1杯目は何となくカルヴァドスカクテルだ。2杯目もカルヴァドスを使ったフレンチ68+シャルトリューズヴェール。今日はカウンター左端に京都からの先客がいた。好感の持てる方でいろいろな話で盛り上がる。

京都氏「昨日、すすきのの居酒屋に行ったら、「ナゥピー」というものがありましたが、ご存知ですか」。良くぞ、私にその話をしてくれました。私の出身地富良野市の給食で出たメニューですよ、それ。昔は「ナッピー」という名前だったんですよなどと、話をする。

次に来たお客さんが、ちょうどボトルの残りわずかということで、我々二人にレオポルドグルメル(ブランデー)をご馳走してくれた。うーん、いい香りだなあ。普段の私は積極的に他のお客さんと会話をしないが、今日はとても楽しい日だ。

最後にバンブーを注文。昨日のもうまかったが、今日も美味しいなあ。と、すっかり機嫌を良くして、琴似に移動。帰っても良かったのだが、バーをのぞいたりしているうちに(込んでたので結局入店せず)、少々小腹がすいてきた。

餃子カレーなどというあきれたもので(しかし、うまい)腹を満たしてから帰宅。ちょっと食べ過ぎて、翌日は胃もたれ状態であった。


シェリーがうまい

2008年08月12日 21時28分17秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
今週はお盆モードで暇だなあと思っていたら、月曜日は思いのほか忙しかった。今日は定時に仕事を切り上げ、すすきののバー「C」へ。

1杯目はウィスキーソーダ。2杯目を何気なくバンブーにした所、シェリー酒のちょうど口開けにあたったせいか、やけにうまい。これはシェリーで続けるかとマスターに任せてみた。

3杯目はシェリー+ディサローノ+シャルトリューズヴェールのカクテル。甘みが加わり、シャルトリューズの香りが感じられる、爽快かつ複雑な味わい。

しかし4杯目はシャルトリューズに吸引され、グリーンアラスカだ。強力なカクテルにすっかり酔ってしまった。

20080811最近読んだ本

2008年08月11日 21時24分10秒 | 読書
■「逆説的」鳥飼否宇
気のきいた短編をならべて、全体としても仕掛のある作品集。奇妙な味わい。

■「dancyu9月号」
今月は焼鳥&焼酎特集。焼鳥が食べたくなる。

■「すべてのものをひとつの夜が待つ」篠田真由美
館もの本格推理とゴシックロマンのうまい結婚だ。

■「アフィリー ペリーローダン350」クルト・マール
驚きの新展開。地球が新太陽の軌道に乗ったかと思うと、人類が変容してしまい、ローダンが追放の目にあう。しかもその新人類の指導者があのお方とは・・・。この先どうなるの一体。

以下、図書館の3冊。
■「禁煙ファシズムと戦う」小谷野敦、斎藤貴男、栗原裕一郎
私もあまりな嫌煙権というのはどうかと思うのである。しかしこの人が二言目には「じゃあ車は」っていうのは、論点のすり替えだな。

■「インターネット中毒」キンバリー・ヤング
10年前の本で、この時代はチャットやオンラインゲームの中毒になったようだ。現在はどうなっているのか、知りたいものである。

■「危険な眠気「睡眠時無呼吸症候群」」塩見利明
スリーマイル、チェルノブイリ、チャレンジャー爆発もこの病気のせいとにおわせているのだが、その証拠は!? それから二日酔いもこの病気のせいなのだそうだ。全て宇宙人のせいだったり、フリーメーソンのせいだったりするくらい、怪しい。

今日もまた美味かった

2008年08月10日 14時05分43秒 | 食べ歩き
本日もたるんだ休日。昼食は二十四軒のビストロ「PE」へ。今日はランチメニューの中から、前菜の盛り合わせと肉料理を選択した。

まずは、前菜から。写真手前から函館産馬肉のカルパッチョ、夏野菜のテリーヌレモンのジュレ添え、枝豆のキッシュ、イカのガレット セーヌ風。



馬肉はさっぱりとした味に、チーズをあわせると塩気がピッタリ。2枚目は岩塩で食べるがこれまたいい。次はちょっと珍しい感じのイカのガレットだ。これはソースの部分にはイカゴロが使われているのかな? さっぱりしつつも、日本酒を飲みたくなってくるような感じ。

枝豆のキッシュはマメの歯ごたえと、キッシュ部分のなめらかさが絶妙。夏野菜のテリーヌはレモン風味でさっぱり。しかし、トマトソースやイカと一緒に食べても良いな。

続いて肉料理、仔羊のハンバーグスタイル・ザク切りフレッシュトマトとマスタードのソース。羊肉が好きなので、それはもちろんのことであるが、野菜がまた美味しい。ギュッと濃縮されたような肉と肉汁がドンと来るが(たまりません)、茄子・ズッキーニも焼加減が良いせいか、それに負けない味がするのだ。全体的には汁気の残るトマトがうまくまとめている。



最後にデザート。ビターショコラのガトーとレモンとバジルのソルベ、白桃のカタラーナを単独で、また取り合わせながら食べる。ちょっと面白いのがスモモのウィスキー煮。モルトウィスキーを使って煮たらしいが、想像とは全然違うさっぱりした味。もっとクセの強いウィスキーでやってみるとどうなるのだろう。もしくは、1・2滴ウィスキーをそのまま振りかけてみたり・・・。すいません、私の勝手な嗜好であった。



図書館に寄り、帰宅。

20080809ギャラリー巡り

2008年08月09日 17時50分12秒 | ART
本日は札幌市資料館→コンチネンタル→NEWSTAR→テンポラリー→紀伊国屋→富士フィルムフォトサロン→三越→スカイホール→さいとう→北海道画廊→趣味の郷→ARTスペースの12箇所と少なめ。

■コンチネンタルギャラリー「千代明・坂東宏哉展」。千代明の「次元の断層」は会場中央に音符か植物の種子のようにリズミカルに並んだ作品。坂東宏哉の「earth-次元へのアプローチⅠ-」は壁にはりついて異世界への扉のようだ。また共作「創造への起源」は暗室内で壁に複雑な形を作り、プラネタリウム様に明りを投影するもの。いずれも別の世界、異世界へアプローチする作品のようであった。

■スカイホール「NOZOMI WATANABE URUSHI WORKS EXHIBITION」。作品の表面に明りや周囲が映りこむという漆の仕上げも面白いが、インスタレーションとしても宙に浮かんだ物体の形は面白かった。

■ARTスペース「芸術団Jam.19」。宮崎亨「我こそ被害者」は非常に深読みのできるタイトルであるが、画それ自体も十分訴求力がある。加藤裕一「RAKUGAKI」は宮崎の隣にあって、あっけらかんとした明るさがこれもいい。

「6人のアーティストによるグループアート展 HEARTでART」。8列×3段に配置された植物の版画、西村明美の「24の植物譚」がいい。

途中で力尽き、某所に立ち寄る。ビール、赤ワイン、秋刀魚煮で一杯。私にはビアガーデンより大衆酒場のほうが良い。

20080809最近読んだ本

2008年08月09日 10時02分09秒 | 読書
■「ラザロ・ラザロ」図子慧
遺伝子治療でガンや若返りを起こした人物を追って、いろいろ欲望が乱れ飛ぶような話。科学性はゼロ。ストーリーは何となく読めるレベル。

■「容疑者xの献身」東野圭吾
直木賞受賞作なので、と思っていたが文庫化されると読まねばなるまい。さて、容疑者xはもちろん善ではないが、非常に魅力的な人物である。探偵はシリーズ化できるが、犯人をシリーズ化できない(怪人二十面相のようなのを除く)のが残念である。この人物に別の舞台を与えれば、また魅力ある謎が生まれるだろうに。

この作品が本格推理か否かという論争があったようだが、確かにその点には少々引っかかるものがあった。しかしそれを置いて、間違いなく面白い傑作である。それから映画化されるのだが、容疑者xが堤真一なのはミスキャストというしかあるまい。誰がいいのかなあ、温水洋一かなあ(違うか)。

■「陽だまりの偽り」長岡弘樹
ミステリーというより良く出来た人情話のようだ。

■「豹頭王の苦悩 グインサーガ122」栗本薫
すごいドロドロ噴出の巻。栗本薫得意のパターン。

■「南九州温泉めぐりといろいろ体験」銀色夏生
本人も「文章は作家というフィルタを経て・・・」といった類のことを書いているのだが、そのフィルタが薄すぎ。単純に好き嫌いが書いてあるだけ。

以下、図書館の2冊。
■「カラス狂騒曲」今泉忠明
カラスは知恵もあり、一概に悪いわけではないという趣旨だが、先日私自身がカラスに脅されたところなので、腹が立つわい。

■「肝臓の病気が気になる人へ」熊田博光
ええ、気になりますとも。