県知事選挙の結果を見て、千葉県の有権者は何を考えて森田健作なんかに投票したのかと訝っているのは私だけではないと思います。
森田健作と言えば、タレント時代から青春礼讃のワンパターンの演技しかできずにいて、もともとポリシーも理想も何もないこの男がどうして政治家になったかというと、タレントでは食えなくなったからです。それも当然で、青春ワンパターンの演技しかできない俳優が歳を取ったら、誰が考えても用無しです。そして政治家になったらなったで、タレント時代の熱血漢はどこへやら、既得権益にしがみつく日和見主義者に成り下がってしまった臆病者です。
そんな臆病者がただ有名人であるというだけで政治家になれたことは、そのときの彼に投票した有権者の責任であり、今回県知事になってしまったことは、彼に投票した千葉県の有権者の責任です。これからの千葉県政は間違いなくひどくなりますが、101万5978人の有権者はその責任を負う覚悟があるのでしょうか。
政治家のレベルは有権者のレベル以上にはならないという名言があります。自民党の二階みたいな悪党を国会議員としてのさばらせているのは、有権者が腐っているからにほかなりません。時代劇の悪代官と比べてもはるかに低級な老人を知事にしている東京都民の私には、千葉県民を悪く言う資格はありませんが、せめて選挙のときくらいは、投票することの権利と責任を自覚して、マスコミに踊らされることなく自分の考えで投票してほしいものです。