中山記念の結果
1着ネオリアリズム 無印
2着サクラアンプルール 無印
3着ロゴタイプ △
私の印
◎リアルスティール 8着
〇アンビシャス 4着
▲ツクバアズマオー 6着
△ロゴタイプ 3着
△ヌーヴォレコルト 7着
馬券は頭で買った2頭が8着と4着に負けたのでハズレ。
驚きとしか言いようのない結果だった。競馬だからこんなこともあるだろうが、それにしてもG1レースで常に上位を争っていたリアルスティールとアンビシャスの2頭が揃って馬券圏外になるのは、予想外であった。重賞初挑戦で2着に来たサクラアンプルールは、前走までで中山コース3010のコース巧者であるのはわかっていたが、それだけでは馬券対象にしづらかった。
展開云々についてはいろいろ言えるが、それは割愛するとして、今回のレース結果でわかったことがふたつある。ひとつは、十数回の過去のデータだけでは、レース分析には不十分ということ。もうひとつは、サラブレッドの能力の向上が進むところまで進むと、トップクラスから下のレベルのクラスの馬まで、実力の差が詰まってきているということだ。
だから、大レースの実績よりもコース巧者の特徴が優位となる場合もある。大穴が出ると、展開のアヤや偶然のアクシデントに理由を帰していたが、実は順当な結果も大穴も、紙一重に過ぎないのだ。出走するどの馬にも勝つチャンスがあるということは以前からいわれていることだが、誰もそんなことを本気にしていなかった。実際に昔は、誰も印をつけていない馬が馬券になることは滅多になかった。それほど上位の馬と下位の馬には実力差がしっかりあった。
「首の長いキリン 」という言葉がある。最初は首の長いキリンは少数だった。しかし首が長いことが様々な意味で有利であることから、世代交代を繰り返すうちに、首の長いキリンばかりになった。つまり、その種で突出した優位のある存在も、徐々に差を詰められて、最後は皆同じになるという意味だ。
大リーガーにはとてもかなわなかった日本人野球選手だが、今ではたくさんの選手が本場で活躍している。サラブレッドも、もう間もなく日本馬が凱旋門賞を勝つだろう。人と馬の300年の淘汰を過ぎて、世界的にレベルが平準化した時代になったのだ。
来週は弥生賞だ。楽しみである。