◎メラグラーナ
〇セイウンコウセイ
▲レッツゴードンキ
△クリスマス
△ナックビーナス
前走で大敗している馬の巻き返しがどうかだ。どんな世界でもそうだが、全体のレベルが上がってくると実力の個体差が小さくなる。二十年前くらいまでは新馬戦だと5馬身以上の差をつけて勝つ馬が結構いた。そしてそういう馬がクラシック候補になっていた。最近はそれほど差をつけて新馬戦を勝った馬があまりいない。実力差が小さくなってきたからだと思われる。そんな中で、月曜日のフラワーカップを5馬身の差をつけて勝ったファンディーナはここ数年で一番の勝ちっぷりを見せた馬だ。新馬戦では2着に1秒5差、実に9馬身の差をつけて楽勝している。こういう馬は牡馬でも見当たらない。是非ダービーに出走して欲しい。
実力差が小さい中で大敗しているということは、それだけ巻き返しが難しくなってきているということだ。香港スプリントで6馬身以上負けたレッドファルクスは、前哨戦が使えなかった点がかなりのマイナス。阪急杯で1秒1差(約7馬身差)で8着に負けたシュウジは気性難のムラ馬だ。思いきって両馬とも消しとした。
本命は1番人気で2連勝中の5歳牝馬メラグラーナ。大型馬であることと乗り替わりがないし、4戦連続で1番人気に推されていて、1200mが5102の好成績、中京コースの勝ち星もある。
強敵は4歳牡馬のセイウンコウセイ。去年まで条件戦を走っていた上り馬だが、G3の前走でタイム差なしの2着に好走し、通用する力を見せた。
変則のローテーションだが、京都牝馬ステークスから挑戦する桜花賞馬レッツゴードンキが3番手。エンジンのかかりが遅い面があり、1200mではゴール前で突っ込んでくるも3着がやっとというレースが去年2回あった。しかし末脚は確実だ。多分このレースも後方から行くだろうから、勝つまではどうかと思うが、2着か3着に食いこむ可能性はかなり高い。
母父ステイゴールドにバゴをつけたクリスマス。人気はなさそうだが、オーシャンステークスでは◎メラグラーナと0秒1差の3着。1200m戦も5133の好成績。掲示板があっても不思議ではない。
同じくオーシャンステークスで◎メラグラーナと接戦をしたのが4歳牝馬のナックビーナス。17番枠はかなり不利なのだが、1200mを4302の実績がある。
馬券は3連単フォーメーション◎〇-◎〇▲△△(6、12-3、6、10、12、17)の24点勝負。