サントリーホールで及川浩治さんのピアノリサイタル。今年で3年連続で聞いている。及川さんの表現力は大したもので、特にベートーヴェンの「熱情」は何度聞いても感動する。
曲目は以下の通り。
(前半)
リスト 愛の夢 第3番
リスト ラ・カンパネラ
ショパン ワルツ第3番イ短調
ショパン ワルツ第1番変ホ長調「華麗なる大円舞曲」
ショパン 即興曲第4番嬰ハ短調「幻想即興曲」
ショパン ポロネーズ第6番変イ長調「英雄」
(後半)
ドビュッシー 月の光
ドビュッシー 亜麻色の髪の乙女
クライスラー 愛の悲しみ
スクリャービン エチュード第12番嬰ニ短調「悲愴」
ラストは
ベートーヴェン ピアノソナタ第23番ヘ短調「熱情」
及川さんは「熱情」をピアノソナタの頂点だと評価していて、演奏にも熱が入る。約20分の演奏後は、ヘトヘトの感じだ。そのせいか、アンコール曲は軽めだった。
(アンコール)
ショパン ノクターン第1番変ロ短調
第2番ほど有名ではないが、第1番の物悲しい雰囲気がとてもいい。土曜日の午後の揺蕩う物憂さにぴったりだった。今回も素晴らしい演奏をありがとうございました。