イスラムカレー、東北大生協に登場 「留学生向けに」 2007年04月07日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/life/update/0403/TKY200704030311.html
東北大学(仙台市)の大学生協食堂で、今月からイスラム教徒向けのカレーの販売が始まった。イスラム圏からの留学生は約150人いるが、イスラム教は豚肉食を禁じるなどの決まりがあり、食堂で食べられるものがなかったため。市内でバングラデシュ出身者が経営する店から仕入れて週2回、480円で提供する。
メニューは南アジア風ひき肉カレーなど。イスラムの祈りを唱えながら殺したニワトリなど、教義に適合したハラルと呼ばれる食材を使い、専門の料理人が調理する。
いつもは弁当を持参するバングラデシュ人のハイデル・モハンマド・ジアウルさん(33)は「日本の学生にも食べてもらえれば文化交流になりますね」。
仏教徒の多い日本人から見ると、イスラム教の豚肉やアルコールはダメとか、ヒンズー教の牛肉はダメといった宗教上の戒めの厳しさには、ただただ驚かされるばかりですが、イスラム圏の留学生だけでも150人もいる学校ともなると、学生への配慮もしなければならないでしょうし、むしろこれまで何の対応もしていなかったのかな…などと感じてしまいます。
それにしても、宗教の定義を厳密に守ろうと思うならば、豚肉本体は勿論の事、調味料一つとってもかなり気を使わなければならないでしょうし、鍋や皿なども分けて管理するなど、『言うだけならば容易いけれど…』ということも多々あるのではないでしょうか。
もっとも東北大学から見れば優秀な学生を集めることができるのならば、このくらいは安い投資でしょうし、カレーを提供する側は学生の昼食需要が期待できて経営が安定、学生も研究に没頭できると3者それぞれにメリットがありそうですし、今後も外国人留学生の多い大学を中心に、こういった動きが出てくるのかもしれませんね。
http://www.asahi.com/life/update/0403/TKY200704030311.html
東北大学(仙台市)の大学生協食堂で、今月からイスラム教徒向けのカレーの販売が始まった。イスラム圏からの留学生は約150人いるが、イスラム教は豚肉食を禁じるなどの決まりがあり、食堂で食べられるものがなかったため。市内でバングラデシュ出身者が経営する店から仕入れて週2回、480円で提供する。
メニューは南アジア風ひき肉カレーなど。イスラムの祈りを唱えながら殺したニワトリなど、教義に適合したハラルと呼ばれる食材を使い、専門の料理人が調理する。
いつもは弁当を持参するバングラデシュ人のハイデル・モハンマド・ジアウルさん(33)は「日本の学生にも食べてもらえれば文化交流になりますね」。
仏教徒の多い日本人から見ると、イスラム教の豚肉やアルコールはダメとか、ヒンズー教の牛肉はダメといった宗教上の戒めの厳しさには、ただただ驚かされるばかりですが、イスラム圏の留学生だけでも150人もいる学校ともなると、学生への配慮もしなければならないでしょうし、むしろこれまで何の対応もしていなかったのかな…などと感じてしまいます。
それにしても、宗教の定義を厳密に守ろうと思うならば、豚肉本体は勿論の事、調味料一つとってもかなり気を使わなければならないでしょうし、鍋や皿なども分けて管理するなど、『言うだけならば容易いけれど…』ということも多々あるのではないでしょうか。
もっとも東北大学から見れば優秀な学生を集めることができるのならば、このくらいは安い投資でしょうし、カレーを提供する側は学生の昼食需要が期待できて経営が安定、学生も研究に没頭できると3者それぞれにメリットがありそうですし、今後も外国人留学生の多い大学を中心に、こういった動きが出てくるのかもしれませんね。