ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

ケータイメールのマナー 若い世代ほど「気をつける」 

2007-04-22 16:33:24 | Weblog
ケータイメールのマナー 若い世代ほど「気をつける」 2007年4月21日 産経
http://www.sankei.co.jp/seikatsu/seikatsu/070420/skt070420001.htm
 多くの人が便利に利用している携帯電話のメール。その一方で、2人に1人が、もらって不愉快になる“失礼なメール”を「受け取ったことがある」と回答。そこで、「自分が送るときに気をつけていることがあるか」と聞くと、20代では75.7%が「ある」と回答。年齢が上がるほどその割合は下がり、50代では54.1%に。メールを頻繁に利用する若者ほど、マナーには気をつけているようです。
こんなことに気をつけています
・できるだけ早く返事をし、改行など読みやすくする(22)
・目上の人には敬語にするなど、相手に応じて言葉遣いを変える(26)
・絵文字を適度に使って、優しい感じを出すようにする(29)
・朝8時前や夜10時すぎには送らない(55)
・簡単にわかりやすく(59)


 絵文字が優しいイメージを持つのか、それともふざけた印象を与えるのかは別の問題としても、携帯電話のメールには、意外にも 思慮分別があると思われがちな50代よりも20代の方が気を使っているようですね。
 まあ、上司と部下との立場ならば、ついつい部下に対しても早朝深夜にメールを送ったりしてしまう方もいるかもしれません(私などは深夜に電話するよりは携帯メールの方がまだ失礼にならないかな…などと考えるのですが、メールを送る側は急いでいるつもりでも、その内容は本当に急いで連絡すべきことなのか、パソコンのメールや翌日口頭や電話でではダメなのかをよく吟味する必要がありそうです)が、逆に営業先など急いで返事をした方が顧客に与える印象上効果的な場合もあり、携帯のメールの使い方はまさにケースバイケース。
それだけに「気をつけていること5か条」はいろいろと参考になりそうです。

大分の豊和銀、赤字転落見通しを発表 

2007-04-22 16:28:32 | Weblog
大分の豊和銀、赤字転落見通しを発表 2007年04月21日 朝日
http://www.asahi.com/business/update/0420/SEB200704200009.html
 公的資金の注入を受けて経営再建中の豊和銀行(大分市)は20日、07年3月期連結決算で77億円の当期赤字になるとの見通しを発表した。昨年11月時点では12億円の黒字を見込んでいたが、大幅に下方修正した。地元の建設、不動産業者などの倒産で、100億円超の不良債権処理を迫られたためだ。国や地元企業などに昨年引き受けてもらった180億円分の優先株への配当も見送る。
 昨年12月時点で9.8%程度への回復を見込んでいた自己資本比率(単体)は6.8%前後に低下する見通し。
 豊和は当初、07年3月期の不良債権処理額を28億円と見込んでいた。しかし、地元経済の回復が予想より遅れたため、不良債権を企業再生ファンドに売却して早めに財務を健全化する必要があると判断。貸し倒れ引当金の前倒しなど102億円を計上することにした。
 昨年3月期も「財務面の課題を一掃するため極めて厳格に自己査定した」として177億円の不良債権処理をしたが、わずか1年で巨額の追加処理を迫られた。
 本店で会見した梛原(なぎはら)憲治頭取は「配当を見送る事態を招いたことはおわびするが、業績のV字回復をめざしたいと考えた結果だ」と釈明。優先株の引き受け先からは「残念だが今後配当できるように健全化してくれれば」(百貨店のトキハ)との声が出ている。
 大手行の不良債権比率は昨年9月末時点で1.5%まで下がり、金融は全体としては平時に戻っている。しかし、豊和を含む第二地方銀行の不良債権比率は平均5.04%と、地域金融機関には道半ばのところもある。
 大分県では今月、不良債権比率が5割を超えた玖珠郡信用組合が自力再建を断念。大分県信組との合併を決めた。金融当局関係者は「05年のペイオフ全面解禁までに、地域金融機関の不良債権問題はほぼ解決したつもりだった。しかし、景気回復が遅れている地域では、局地的に問題が起きる可能性は否定できない」と指摘する。


 普通株の配当見送りはまだしも優先株まで配当できないとなると、豊和銀行の経営状態は相当悪そうですね…。
 ちなみに大分県には大分銀行という地元をきっちり押さえ込んでいる有力地銀があり、相互銀行出身の豊和銀行(元豊和相互銀行)としては、多少リスクのある先にも貸し出さざるを得ない面はあったのだとは思いますが、万が一にも足利銀行のような状況に追い込まれると直接の取引先だけでなく地域経済にも多大な影響を与えるだけに、最悪の事態だけは極力避けたいところ。
 どうやら西日本シティ銀行の経営支援を受けているようですが、店舗のほとんどが大分県内にあるだけに、福岡銀行が熊本ファミリー銀行と経営統合したように 救済してくれるかどうかは正直微妙ですし、どう銀行を立て直していくのか気になるところです。

旧経営陣に対する民事訴訟の提起について はこちら
http://www.howabank.co.jp/topix/pdf/190420_3.pdf
業績予想及び配当予想の修正について はこちら
http://www.howabank.co.jp/topix/pdf/190420_2.pdf
債券の取立て不能のおそれに関するお知らせ はこちら
http://www.howabank.co.jp/topix/pdf/190420_4.pdf

「自分にご褒美」たまにはゆっくりと 男性1人宿泊プラン 

2007-04-22 16:20:27 | Weblog
「自分にご褒美」たまにはゆっくりと 男性1人宿泊プラン 2007年4月15日 産経
http://www.sankei.co.jp/keizai/sangyo/070415/sng070415003.htm
 ゴールデンウイークを控え、都内のホテルが「男性一人向け宿泊プラン」を相次いで投入している。アルコール飲料や映画館チケットなどが付き、仕事や家族のことを忘れ、ぜいたくにゆっくりと1人の時間を過ごしたいというお父さんや、「頑張る自分へのご褒美に」と考える男性を狙った商品。これまで女性をターゲットとしたものは多かったが、男性にお金が回るまで景気が回復したかどうか。
 各ホテルの男性1人向け宿泊プランの共通キーワードは「やすらぎ」と「ぜいたく」だ。
 グランドプリンスホテル新高輪が28日から販売する「メンズスティ」は、隣接する品川プリンスホテル内の映画館チケットが付き、シガーバーで葉巻やドリンクサービスを利用できる。1泊4万7000円から。
 会社で仕事に追われ、家では家庭サービスに奮闘するサラリーマンの“避難場所”としての利用を見込むが、なかなか自分のためにお金を使う習慣がない男性に浸透するかどうかはこれからだ。


 お一人様市場が男性の間にも広まっていることは聞いていましたが、自宅に余裕スペースがない年輩の男性が、鉄道模型を走らせるためにバーに通ったり、どちらかといえば何らかの目的があっての傾向が強いと思いますし、自腹を切ってまで 男性にこの宿泊プランが浸透していくのか、興味を持って見ています。
 確かに男性でも高級ホテルに泊まる人はいますが、それは会社で地位のある方が、経費で落としているケースが大半だと思いますし、男性の場合、経費で落ちないような贅沢はどちらかというと苦手な人が多いのではないかと個人的には考えているですが、この宿泊プラン ヒットするでしょうか?

「太っていてこそ美人」のモーリタニアで肥満撲滅キャンペーン 

2007-04-22 16:14:31 | Weblog
「太っていてこそ美人」のモーリタニアで肥満撲滅キャンペーン 2007年4月18日 産経夕刊
http://www.sankei.co.jp/kokusai/world/070418/wld070418001.htm
 太っていることこそ美人の目安とされていたアフリカ西部の国モーリタニアで、政府が肥満撲滅キャンペーンに乗り出した。豊かさの象徴として砂漠の国に生きてきた伝統も、肥満と病気を関連づける科学的事実には勝てない。男性の視線にも変化が現れてきている。AP通信などが伝えた。
 アラブの国々では一般的に太った妻は夫の富裕度を示すとされ、これが転じて太さを美の尺度とする意識がモーリタニアには強く残ってきた。
 WHOの統計でもアラブ諸国の女性の肥満傾向は明白。モーリタニアの場合、肥満の指標であるBMI(体重÷身長÷身長)数値が30以上の肥満女性は約17%。同じ統計で日本女性の数値は約3%で、ひとりあたり国民所得560ドル(約6万6000円)という貧困国としてはいかにも不釣り合いな肥満率だ。
 大量の肥満女性を作り出してきたのが、幼いころから吐くほどに強制して食べさせる慣習。2001年の同国調査では、40歳以上の3人に1人がこの経験を持つ。19歳以下では10人に1人に減ってはいるが、食欲増進作用のある薬を使うなど形を変えて生き残っているという。
 政府のキャンペーンは、こうした慣習を悪しきものと意識の転換を促すため。肥満が健康被害を誘発する点に力点を置き、ウオーキングをする女性も現れるなど都市部を中心に変化が出てきている。男性の視点にも変化は現れており、英テレビBBCは「太った女性にはもううんざり。今はもうやせた女性がいいよ」と話す19歳の男性店員の声を伝えている。


 日本では若い女性が強引なダイエットが原因で貧血になったり、生理が止まってしまったり、歳をとってから骨粗しょう症になるといった ダイエットのし過ぎがむしろ問題になっていますが、アメリカ以外にも若い女性の肥満が問題になっている国があるようで…。
 しかもこの国(モーリタニア)の場合は、男性の側の理想の女性像を押し付ける形で食欲増進作用のある薬を飲ませたり、幼いころから吐くほどに強制して食べさせるだけに、人権上の問題もありそうです。

強姦:特急車内で暴行、容疑の36歳逮捕 乗客通報もせず

2007-04-22 16:11:37 | Weblog
強姦:特急車内で暴行、容疑の36歳逮捕 乗客通報もせず 2007年4月22日 毎日
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070422k0000m040054000c.html
 大阪府警淀川署は21日、JR北陸線の富山発大阪行きの特急「サンダーバード」の車内で昨年8月、大阪市内の会社員の女性(当時21歳)に暴行したとして、滋賀県湖南市石部南、解体工、植園貴光被告(36)を強姦容疑で再逮捕した。当時、同じ車両には約40人の乗客がいたが、植園容疑者にすごまれ、誰も制止できなかったという。植園容疑者は、昨年12月にも同様に車内や駅構内で女性に暴行したとして今年1月、滋賀県警に逮捕され、強姦罪などで現在公判中。
 調べでは、植園容疑者は昨年8月3日午後9時20分ごろ、福井駅を出発した直後に、6両目にいた女性の隣に座り、「逃げると殺す」「ストーカーして一生付きまとってやる」などと脅し、繰り返し女性の下半身を触るなどしたという。さらに、京都駅出発後の午後10時半ごろから約30分間にわたり、車内のトイレに連れ込み、暴行した疑い。女性はトイレに連れて行かれる途中、声を上げられず泣いていたが、乗客は植園容疑者に「何をジロジロ見ているんだ」などと怒鳴られ、車掌への通報もしなかったという。
 植園容疑者は昨年12月21日、JR湖西線の普通電車内で女性(同27歳)に暴行し、さらに大津市のJR雄琴駅で電車を降り、同駅のトイレに女子大学生(同20歳)を連れ込み、暴行したとされる。
 JR西日本によると、同社の大半の車両には連結部付近に通報ブザーをつけているほか、トイレにも体調悪化などに備えたブザーを設置。いずれも車掌に連絡が届くようになっている。また、特急など停車駅間が長い列車の場合、車掌が車内巡回を励行しているという。同社広報部は「引き続き車掌の見回りなどを強化し、乗客の安全確保、防犯対策に努めていきたい。事件を目撃したら通報ブザーを活用してほしい」と話している。


 この事件。勿論、このような卑劣な犯行を行った犯人や、それを見てみぬ振りをした乗客にも怒りを感じるのですが、それ以上に当事者であるJR西日本がまるで他人事のようにコメントして、被害に遭った方の気持ちに全くといっても良い程、配慮していない(というよりも、責任逃れしか考えていない?)姿勢が許せないですね…(激怒
 JR西日本と言えば、あの尼崎線脱線事故を起こして、その時の遺族への配慮不足や従業員の過酷な勤務状態や日勤教育についても相当非難されましたが、乗客を安全に運ぶという当たり前のことをこなせないでいて、何が鉄道業者なんだと本気でブチ切れたくもなります。
 民営化してサービスが上がったと言われても所詮はうわべだけ。競争相手が居ないのでお上意識が抜けないと言われても文句は言えないのではないでしょうか。
 JR西日本には誰が自分たちのお給料を払っているのかを今一度見つめ直して欲しいと思います。

長崎市長選:“後継”2候補、「伊藤票」奪い合い

2007-04-22 16:07:16 | Weblog
長崎市長選:“後継”2候補、「伊藤票」奪い合い 2007年4月22日 毎日
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070422k0000m010079000c.html
 立候補していた現職、伊藤一長氏(61)が射殺されるという異常事態となった長崎市長選。選挙戦は、新たに補充立候補した伊藤氏の娘婿で西日本新聞記者の横尾誠氏(40)と元市統計課長の田上富久氏(50)の2人による事実上の一騎打ちになっている。ともに投票日(22日)3日前に立候補し、「後継」を掲げるが、ほかに「世襲」も争点として浮上。自民、公明、民主の各党が自主投票を決め静観する中、両陣営による「伊藤票」の争奪戦が展開されている。
 選挙戦最終日の21日。横尾氏は「(伊藤市長の)気持ちを受け継いでいきたい」と声を張り上げた。隣には喪服姿の伊藤市長の妻(61)。遺族が市長の遺影を胸の前に両手で掲げる。
 横尾氏が会見で立候補を表明したのは、市長が亡くなった18日の午後。同日午前には市長後援会が擁立を決めた。県都の衆院長崎1区で民主の牙城を守る三菱重工業労組長船支部が中心となる連合長崎の支持も得た。
 市長への同情票を背景に有利とみられていた横尾氏だが、頼みの労組も「市議選候補の応援で手いっぱい。人もカネもない」(労組関係者)のが実情。また、市民の間に「世襲」への疑問が少なからずあるのも陣営の懸念材料だ。
 一方、田上氏は19日午後、立候補を届け出た。各党とも寝耳に水の状態。田上氏は「市職員としての弔い合戦」を掲げ、同時に、娘婿による“世襲”を批判。田上氏に同調する一部経済人が仲立ちした結果、長崎商工会議所の政治団体(商工連盟)は支援を決定。県選出の自民、民主の国会議員も水面下で支援に回っている。
 身内として有権者の情に訴える候補と、「世襲」を批判する候補。スタンスの違いがどう有権者に評価されるかが鍵になりそうだ。


 弔い合戦なのに候補が分裂ですか…(口あんぐり
 政治家は人の死さえ利用するとはどこかで聞いたことがあるような気もするのですが、後継者を名乗るのならば、候補くらい一本化して欲しいものですし、市民を悪戯に混乱させるのはどうかと思いますね。
 まあ、結果は今日出るわけですが、長崎市民はどんな判断を下すのでしょうか。

「紹介予定派遣」期間長く・経団連が規制緩和案

2007-04-22 16:04:00 | Weblog
「紹介予定派遣」期間長く・経団連が規制緩和案 2007年4月21日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070421AT3S2001S20042007.html
 日本経団連は労働者派遣など雇用に関する規制緩和を急ぐよう求める提言をまとめた。正社員採用を決める前に派遣社員として一定期間受け入れる「紹介予定派遣」の期間延長などが柱。産業界で人手不足感が強まる一方、1990年代後半に学校を卒業した世代は「年長フリーター」などとして働いている。派遣をテコに人手不足の緩和と潜在労働力の開発を急ぐ狙い。
 今国会ではパートタイム労働法など雇用ルール改革6法案を審議しているが、雇用法制の抜本見直しはまだ入り口段階。7月の参院選後には雇用ルール見直し論議が再浮上する公算が大きい。経団連が求めた労働者派遣の規制緩和はそのポイントの一つにになりそう。


 で、もし安倍首相が本気で美しい国(勿論ゴミが落ちていないという意味ではなく心が美しいという意味で…)作りに取り組むつもりがあるのならば、とりあえずは、経団連の紹介予定派遣の労働条件を悪化させるような発言には、突っ込みの一つくらい入れて欲しいものだと思います。
 というのも、紹介予定派遣と似たような働き方で、試用期間という考え方があり、1ヶ月~3ヶ月程度働きぶりを見て本採用するかを決めるのですが、この試用期間の場合は、病気がちで休んでばかりいるといった特別な理由がない限り、試用期間を延長することができず(試用期間中の解雇は本採用になってからの解雇よりは解雇制限が緩いため、以前はよく用いられていた手口でした)、だからこそそれに変わる形として、(クビを切りやすい)紹介予定派遣という働き方が浸透してきたのだと思います。それだけに、この規制を緩めることは不安定雇用を増やし、格差を広げ、しいては治安の悪化にもつながるリスクが高まるのではないでしょうか。
 世間的には参議院選挙にはそれ程の関心は払われていない(どうせ与党が勝つと思い込んでいる人が多い?)ようですが、予定通り?与党が圧勝した場合には、この紹介予定派遣の緩和だけでなく、ホワイトカラーイグゼンプションの議論も再燃してくるのでは…という懸念を感じずにはいられません。

美しい国:安倍政権、精神面の大合唱 HPで一般募集も

2007-04-22 15:59:24 | Weblog
美しい国:安倍政権、精神面の大合唱 HPで一般募集も 2007年4月21日 毎日
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070421k0000m010064000c.html
 保守主義を掲げる安倍政権が、国民の精神面に働きかける取り組みを強めている。首相直属の教育再生会議が道徳の教科化や「親学(おやがく)」の創設を提唱し、20日から首相官邸のホームページで「日本の何が美しいのか」を一般から募集するイベントも始めた。
 首相は就任以来、「美しい国、日本」を繰り返し、「美しい国づくり企画会議」も作った。募集はこの会議が行い、「普遍的な価値のあるものを見つけ伝えていく」(企画会議事務局)という。
 ただ、同会議で座長代理を務める山内昌之・東大大学院教授は、注意すべき点として19日付の内閣メールマガジンで「美しい国づくりが内向きの発信にならないこと」を挙げ、「自己中心的にならずに平和な国づくりとしても努力しなくてはならない」と自己陶酔に陥るのを戒めた。
 各省庁も「美しさ」のオンパレードだ。農水省は2月「美しい森林づくり推進国民運動」を提唱し、環境省は6月に策定する環境立国戦略の基本理念に「美しい国づくり」を盛り込む。
 一方、教育再生会議は今月17日、第2分科会(規範意識)が、親にあるべき姿を教える「親学」を提起。同会議は道徳を教科にすることでも一致しており、5月にまとめる2次報告に盛り込む方向だ。教科になれば、いずれ道徳面での評価が行われる可能性もある。
 「美しい国」の合唱に関して、首相に近い八木秀次・高崎経済大教授は「国民一人一人が日本をもっと良くするための精神的な運動をやろうということじゃないか」と指摘、「国家の根幹、国民意識の基本にかかわる問題について、政府として取り組み始めたということだろう」と話した。
 これに対し、近現代史に詳しい作家の保阪正康氏は「美しい国という抽象的な言葉を政治目標に据えるのは、皇国や臣民というあいまいな言葉を多用して政治を揺さぶった昭和初期の軍人を想起させる」と懸念を語った。


 私も保坂氏と全く同じことを感じました。安倍首相って、ホントぼんぼん育ちで何もわかっていないですね。いくら見た目だけの美しい国もどきを作っても、中身が伴わなければ全く意味がありませんし、まるで言うことを聞かない幼稚園児に、自分のやり方を強引に押し付けている新米の幼稚園の教師のようにしか見えません!!!
 国民の質を上げるためには具体的にどうすればいいかが全く議論されていないのに、奇麗事ばかり並べて一体何がしたいのかと、イライラさえさせられますが、こういう方こそ「理屈倒れの○○」と世間では陰口を叩かれているのではないでしょうか。