ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

安土町長が失職 住民投票 リコール成立

2009-08-24 06:07:58 | Weblog
安土町長が失職 住民投票 リコール成立 2009年8月24日 
京都 http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009082300139&genre=A2&area=S00
朝日 http://www.asahi.com/politics/update/0823/OSK200908230133.html
 滋賀県安土町の津村孝司町長(60)の解職の是非を問う住民投票が23日、行われた。即日開票の結果、解職賛成が4137票と有効投票の半数を超えリコールが成立、津村町長は2期目途中で失職した。
 解職反対は2787票、無効は49票で、投票率は71・28%だった。津村町長は50日以内に行われる出直し町長選への立候補に意欲を示した。
 リコールは、津村町長が推進した近江八幡市との合併に反対する住民が有権者の約4割に当たる3927人の署名を集め請求した。
 合併反対・解職賛成派の住民団体「急ぐな合併・守ろう安土みんなの会」は「津村町長は民意を聞かず合併を強行した」と批判。津村町長は「民主的手続きを踏んだ」と反論したが及ばなかった。
 新町長が決まるまで中井清副町長(52)が職務代理者を務める。県選管によると、自治体首長のリコール投票は県内では記録が確認できる1970年度以降、2003年の豊郷町と志賀町に続き3例目。

■開票結果(選管最終)
 リコール賛成 4137
 リコール反対 2787
 無効       49


 一方、近江八幡市との合併を巡って市長にリコール請求を出していた滋賀県安土町ですが、リコール賛成票が4137票と反対の2787票の約1.5倍の多さとなり津村町長の失職及び出直し選挙戦が行われることが確定。リコール選挙と言っても鹿児島県阿久根市の竹原市長のように再認されるケースもありますが、今回はどちらに転ぶのでしょうか。
 とはいえ、いくら元町長のリコールは確定したとはいえ、近江八幡市との合併は覆らず…。私などは歴史的背景を考慮すると近江八幡と一緒になるよりも東近江市と一緒になる方が町民にとって幸せなのではないかとさえ思いますし、少なくとも当の町民が迷っている間は合併協議を停止して欲しかったと思うのですが、反津村系候補が町長に当選して改めて合併反対を近江八幡側に突き付ける可能性はあるのでしょうか…。
 どんな形で決着するにせよ、安土町民にとって幸せな形となる選択肢を選んで欲しいものですね。

八代市長に新人・福島氏 自公推薦の現職破る

2009-08-24 05:58:42 | Weblog
八代市長に新人・福島氏 自公推薦の現職破る 2009年8月24日 西日本
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/117013
 任期満了に伴う熊本県八代市長選は23日投開票され、無所属新人で元県議の福島和敏氏(67)が、無所属現職の坂田孝志氏(51)=自民、公明推薦=を5千票近い差をつけて破り、初当選を果たした。
 2005年の6市町村合併後2度目の市長選で、福島氏は市政改革を唱えて幅広く浸透。1期4年間の実績を訴えた坂田氏を退けた。
 福島氏は、坂田市政に反発する市議会3会派(自民党同志会、改革クラブ、市民クラブ)の要請を受けて立候補。坂田氏が自民、公明両党の推薦を得て組織力で支持を固めたのに対し、福島氏は連合熊本の推薦や自民系市議の支援といった超党派の選挙態勢を組んで対抗し、激戦となった。
 同市議会の自民党会派は07年9月の議長選の際に分裂し、坂田氏の地盤の一部が崩壊。小泉政権時の4年前と一転して、自民に逆風、民主に追い風が吹く状況も福島氏に有利に働いた。
 坂田、福島両氏は30日に投開票される衆院選熊本5区候補の自民前職、社民新人とそれぞれ連携しており、市長選の結果が衆院選にどう影響するかも注目されている。
 投票率は77.27%。当日有権者数は11万139人(市選管調べ)。

■八代市長選 (開票終了)
当 福島 和敏 無 新    44633
  坂田 孝志 無 現    39739




 熊本県八代市は県中南部に位置する2005年8月に旧八代市・八代郡鏡町・千丁町・泉村・坂本村・東陽村が合併してできた熊本市に次いで人口規模の大きな人口13.2万人程の都市ですが、市長選は前回選挙で、2002年4月から市長に就任していた民主・社民系の中島隆利氏ら3人を破り初当選した坂田孝志氏(4年前は坂田氏が39201票、中島氏が31271票を獲得)に対して、ブリヂストン八代株式会社取締役で前熊本県議会議員の福島和敏氏が挑戦したのですが、
 合併で新八代市が発足してから4年後の現状を「市民の間に閉そく感が漂っている」として、市長としての政治手法に力点を置き「独断的なやり方で市職員のやる気を奪い、市政を混乱させている」と現職を批判すると共に、「チェンジ八代!」を訴え連合熊本や一部自民系市議の支持を受けた超党派の戦いを目指した福島和敏氏が44633票を獲得し、1期4年の実績を訴え39739票を獲得した現職で自公支持の坂田孝志氏に5000票近い差をつけて初当選しました。

 こちらは反主流派の一部自民市議が福島氏につくなど、保守分裂選挙になりましたが、1週間後の国政選挙にはどのような影響が出てくるでしょうか…。
 4年前の前回の国政選挙では105690票(得票率61.59%)を獲得した金子恭之氏が65914票を獲得した民主の後藤英友氏(得票率38.41%)に圧勝しましたが、今回の首長選挙ではその金子氏が支持した現職の坂田氏が敗退し、社民が応援した福島和敏氏が勝利。そして今回熊本5区に挑戦する野党系候補が4年前の八代市長選挙で敗れたあの中島隆利氏だけに、今回の選挙は来週に行われる熊本5区の前哨戦的意味合いも強かったのですが、この票差を見ていると中々の接戦になりそうな予感がしますね