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“勘違い男”続出? 耳かき店の「ひざまくらマジック」は常連客をストーカーに変えた

2009-08-09 14:35:37 | Weblog
「思いを遂げられなかったら殺そう」 耳かき店に月30万円以上使う 新橋殺傷事件 2009年8月4日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090804/crm0908041217012-n1.htm
 東京都港区西新橋の民家で鈴木芳江さん(78)が刺殺され、孫の耳かき店店員の江尻美保さん(21)が重体となった事件で、殺人未遂の現行犯で逮捕された会社員、林貢二容疑者(41)が「(犯行当日)出入り禁止になった店に入れてもらえるよう伝えたかった。思いを遂げられなかったら殺そうと思った」と供述していることが4日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁愛宕署は林容疑者が江尻さんに一方的に好意を募らせ、犯行に及んだとみている。
 同署は同日午後、殺人と殺人未遂の容疑で林容疑者を送検する方針。
 捜査関係者によると、林容疑者は同店で江尻さんを指名し、週末に数時間滞在することがあった。料金は30分で2700円だが、月に30万円以上を使ったこともあったという。
 今年4月ごろ、江尻さんに交際を迫り、店への出入りを禁止された。その後、江尻さんに付きまとい行為を繰り返したという。
 林容疑者は江尻さんとの会話の中で、江尻さんの住所に関する情報を聞き出していた。江尻さんは7月19日夜、林容疑者に付きまとわれ、自宅近くのコンビニエンスストアから「客の男につきまとわれている」と110番通報。知人にも「家の前にいることがある」と相談していたが、こうした付きまといの行為も店への出入りを許可してもらうことを伝えるのが目的だったという。


“勘違い男”続出? 耳かき店の「ひざまくらマジック」は常連客をストーカーに変えた  2009年8月9日 産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090809/crm0908090801011-n1.htm
 東京・秋葉原の耳かき店の常連客だった男が、売れっ子店員の女性と祖母を殺傷した事件は、男が女性に交際を断られ、店への出入りが禁止されてから、付きまとい行為を繰り返すようになっていた。出会いの場となった耳かき店は「癒し」を売りに急増、ひざまくらで耳かきをしてくれる恋人感覚のサービスに「好かれている」と勘違いする常連客も後を絶たないという。風俗店とは違って性的サービスがないことが、客を欲求不満にさせてストーカー行為に走らせる-。業界関係者からは、そんな声も出ているのだが…。

「オレがやった」…両手を突き出した“ヨシカワ”
 畳敷き3畳の部屋、やや落とされた照明。浴衣姿の女性がひざまくらをしながら、耳をもみほぐし、耳かきをそっと入れてくる。目にはタオルがかけられ、女性は「痛くないですか」と気遣いながら、耳かきで耳たぶや中をなでていく。
 秋葉原の一角にある耳かき店。30分コースの料金は2700円で、耳つぼマッサージ、耳そうじ、頭部などのマッサージの順番で行う。「極上の癒し」を売りに、女子大生ら若い「耳かき小町」たちが耳そうじをしてくれるとあって、中年男性らも足しげく通っている。
 この店にかつて「ヨシカワ」と名乗る男が、売れっ子だった江尻美保さん(21)のもとに毎週のように通い詰めていた。利用時間が5時間を超えることも度々で、月に30万円以上を使ったとされる。
 「これだけ通っているんだ。付き合ってよ」
 今年4月、江尻さんに執拗(しつよう)に交際を迫って断られ、ヨシカワは店への出入りが禁止になっていた。
 ヨシカワは8月3日朝、複数の刃物とハンマーをビジネスバッグに隠し持ち、東京・西新橋にある江尻さんの家の前に立っていた。ヨシカワは無施錠の玄関から家の中に侵入し、その直後、「ぎゃー」という悲鳴が響き渡った。
 「包丁を持った男がいて、女性とケンカしている。けが人がいる!」
 110番通報で警察官が駆け付けたとき、美保さんが2階の廊下で、美保さんの祖母、鈴木芳江さん(78)が1階居間で血だらけになって倒れていた。鈴木さんは死亡、美保さんも重体となった。
 1階で立ちつくしていたヨシカワの顔は無表情だった。その顔や洋服、両手に返り血がべっとりついていた。
 「おまえがやったのか」
 駆けつけた警察官に問われ、ヨシカワは「オレが2人をやった」とだけ答えた。そして、手錠をはめてくれと言わんばかりに、両手を警察官に突き出した。
 
「こんなに尽くしているのに」…“出禁”解除されず愛情が憎悪に
 警視庁愛宕署によると、ヨシカワは偽名で、本名は林貢二容疑者(41)。千葉市内の団地に住む独身で、配電関連の会社に勤務していた。
 捜査関係者によると、林容疑者はまず、1階居間の鈴木さんに美保さんに会わせるよう要求。拒んだ鈴木さんに対して「話にならん」と激怒して刺し、2階に上がって美保さんを襲撃した。
 美保さんは寝間着姿で、現場の状況から、ベッドで寝ていたところを襲われ廊下まで追い回されたようだ。2人には首を中心に複数の刺し傷があった。ハンマーにも血がついており、鈴木さんが頭部を複数回にわたって殴打されたとみられる。
 周到な準備と、執拗な襲い方から浮かぶ激しい憎悪。林容疑者を突き動かしたのは「耳かき」への執念だったという。
 「美保さんに耳かきをされると心が癒された。美保さんに謝り、また店に通えるよう頼みたかった。思いを遂げられなかったら殺そうと思った」
 そう供述しているという林容疑者は昨年2月ごろから店に通い始め、美保さんを指名し続けた。4月に出入り禁止なった後、店から帰宅する美保さんをつけて、自宅前などで待ち伏せし、付きまといを繰り返すようになった。
 事件の約2週間前には美保さんに謝罪したが、出禁は解除されず、その翌日にはメールが受信拒否になっていた。自宅近くで後ろから肩をたたいたときには、近くのコンビニエンスストアに駆け込まれて110番通報された。
 美保さんに避けられている現実を認めたくなかったのだろう。事件2日前、再び自宅近くで待ち伏せしたが、美保さんが店関係者に付き添われて帰宅したため接触できず、感情が爆発した。供述によれば、林容疑者の心中はこうだ。
 「わざわざ千葉から通い、こんなに尽くしているのに冷たくされた。愛情が憎しみに変わった」

個室でひざまくら…性的サービスで摘発も
 林容疑者がのめり込んだ耳かき専門店は、1年ほど前から秋葉原を中心に急激にはやりだしたとされる。
 その理由として「癒し」を挙げるのは風俗ライターの村上行夫氏だ。
 「キャバクラの女性は派手でハキハキしているから、遊び慣れていない男性は物おじしてしまい、女性のご機嫌取りで終わってしまう。耳かき店で働く子はクラスの優等生みたいに優しく振る舞うから、リラックスできる。アキバ系の男性も気軽に足を運べるわけです」
 その上、2人きりの個室で、ひざまくらをしてくれる。村上氏は「女性経験の少ない男性は、それだけで自分に気があると勘違いして告白してしまう」と話す。
 美保さんと同じ店で働く20代の女性も過去に3回、告白されたという。「仕事に専念したい」と断ったが、なかには納得できずに何度も通って交際を迫る男性もいたという。
 「“ひざまくらマジック”じゃないですか? 普通、恋人じゃないとひざまくらをしないでしょ。それで思い込みをしてしまう人がいるのかもしれない」
 しかし、たとえ恋人のような雰囲気を味わえても、性的なサービスはご法度。好かれていると勘違いした客が、この“寸止め状況”に我慢できず暴走するケースが絶えないというのだ。
 「胸や太ももを触ったり、ひざまくらされながらセクハラ発言をしたりするようですね」(村上氏)。
 最初は30分と短いコースだが、「ほかの男と会わせたくない」という独占欲に駆られ、5時間以上など長時間で利用する常連客も少なくないという。
 インターネットの掲示板には「性的な関係を持てた」などと真偽不明の情報が飛び交い、性的サービスを売りにする耳かき店も出現するようになった。6月にはさいたま市内の「耳かき一発」が性的なサービスを行ったとして、耳かき店では初めて風営法違反で摘発された。
 村上氏によると、耳かき店従業員の平均時給は約2700円。女子大生ら若い女性が気軽にアルバイト感覚で働いている。
 「女性は金でサービスを提供するから、リスクが少ないと考えているかもしれない。だが、客が支払いをサービスの対価ではなく『尽くす』ことだと考え、『これだけ尽くしたから気持ちが通じるはず』とストーカーになる恐れがある」
 聖学院大学の作田明客員教授(犯罪心理学)は、耳かき店の“業態”に潜む危うさを、そう指摘する。村上氏も「寸止め状況だからこそ、男の行為がエスカレートする危険性が高い」と警鐘を鳴らすのだ。

 孫思いの祖母…「生き方伝えたい」と自費出版
 美保さんはテレビ番組に取り上げられるほどの売れっ子だった。1日10時間、週6日間働いていたといい、番組で月収は「68万円」と答えていた。
 ブログを頻繁に更新して、書き込みに対しても丁寧に答えているが、その文体からは誠実さが伝わってくる。
 〈やっぱり帰る時はみんなツラかったりすると思うけど、また来れると思えば少しは楽になるんじゃないですかね♪〉
 〈勘違いさせちゃうコトばかりで本当にスイマセン〉
 「本当、明るくて、優しい人でしたよ」。高校時代の交際相手だった男性(20)は、悲しみをこらえながら取材に口を開いた。6月下旬、昼ご飯を一緒に食べているときに林容疑者のことを相談された。
 「5月から常連さんに付きまとわれている」
 「店から家までつけられている」
 男性は美保さんの困り果てた表情を覚えている。
 最後に会ったのは7月末だった。「『最近は来ていない』と話していたのに…」
 亡くなった祖母の鈴木さんは、3年ほど前から地元の高齢者サークルに参加し、「北のアカシア」を好んで歌っていた。手芸や油絵が得意と多才で、新橋について随筆や俳句をまとめた「新橋日和」も自費出版していた。
 知人らによると、出版理由について「子供や孫に残してあげられるものは何もない。本で生き方や心の中を伝えたかった」と話し、「孫が出版を喜んでくれたの」と顔をほころばせていたという。
 孫思いの鈴木さんは林容疑者から美保さんを守ろうとして面会を拒み、凶刃に命を奪われた。サークル仲間だった女性(65)は、こう言って苦悶(くもん)の表情を浮かべた。
 「いつもニコニコニコ笑う神様みたいな女性だった。犯人は絶対許せない。鈴木さんを返して…」



 
 この41歳ストーカー男の事件。普通に就職して順調に出世していれば、もうそろそろソコソコの役職に就いていてもおかしくない年齢の男が、20歳も年下の相手に勝手に思い入れ上げたあげく、相手の家族を殺害し、相手にも重体を負わせたと聞いて、あまりにも情けなくて力が抜けそうになったのですが、こういったストーカー事件が続発するたびに、つくづく今の日本のストーカー対策制度が加害者に対して無力で、被害者を守ってくれないハリボテに過ぎないと無力感を感じてしまいます…(溜息

 そもそも私には、飲み屋のホステスさんじゃあるまいし、担当者を指名するというやり方そのものが、勘違い客を生み出す余地も生み出しているのではないかと思うのですが、店の側も従業員を雇っている以上は、その従業員が快適かつ安全に働き続けることができる職場環境を整備する義務があるはず。単にボディガードをつければそれでよしでは、安全配慮義務としてはあまりにも不十分に思います。
 月に30万円つぎ込むという容疑者の異常行動に対して、出入り禁止にするだけでなく、例えば別の店舗に配置転換して別途アパートを借りてもらうとか、あるいは同じ経営者が行っている別のお店に転職させるとか、もっと被害者と加害者が顔を合わさないような抜本的な対策を取れなかったのか非常に残念に思いますし、ストーカー対策法そのものもこんなやりきれない事件が起こるたびに、もっと被害者の救済と加害者の処罰及び再発防止措置について強化すべきなのではないかと言う気がしてなりませんね。

渡辺氏が「みんなの党」結成発表 民主との連携視野

2009-08-09 14:29:55 | Weblog
渡辺元行革相、「みんなの党」結成発表 公認候補13人擁立  2009年8月9日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090808AT3S0800C08082009.html
 渡辺喜美元行政改革担当相は8日、都内で記者会見し、新党「みんなの党」の結成を正式に発表した。無所属の江田憲司氏ら前衆院議員4人と民主党を除名された浅尾慶一郎参院議員が参加し、公職選挙法上などの政党要件を満たす国会議員(前議員を含む)5人を確保した。衆院選には新人を含む13人の公認候補を擁立する。

渡辺氏が「みんなの党」結成発表 民主との連携視野 2009年8月9日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090808AT3S0800K08082009.html
 渡辺喜美元行政改革担当相は8日、都内のホテルで記者会見し、新党「みんなの党」結成を正式発表した。無所属の江田憲司氏ら前衆院議員4人と民主党を除名された浅尾慶一郎参院議員が合流。衆院選の1次公認候補13人と推薦の無所属新人2人を公表。政権交代を前提に民主党との連携を探るとしているが、自民、民主の二大政党が激突する嵐の中に埋没しかねない危うさもはらむ。
 新党は渡辺、江田、浅尾の3氏を中心に運営。代表には渡辺氏が就いた。民主党などに所属した元衆院議員、田中甲氏も公認した。公職選挙法などの政党要件である国会議員5人以上(前議員を含む)は辛うじて確保した。



 で、その渡辺氏ですが、『みんなの党』を結成です。
 渡辺氏が応援した選挙で注目を浴びた戦いと言えば、6月21日に行われた千葉県船橋市長選で、自公民相乗りの現職の藤代孝七氏(67280票)に対して、渡辺氏が応援する野やしきいとこ氏が62627票を獲得してあと一歩のところまで追い上げた(但し、藤代氏には 当初の市長職は2期8年という公約を破って3選目に出馬したことに対する反発が野やしき氏支持に回り、大接戦になったことは割り引かなければなりません)という集票能力は、元々苦戦を迫られている候補や、同じく苦戦を余儀なくされる大半の小泉チルドレン達にとっては、実際に党に参加するかどうかはともかく、魅力的な選択肢の1つでしょうし、場合によっては当初無所属で出馬して、当選後に『みんなの党』の公認を受けるというケースも出てくる可能性も大いにありうるのではないでしょうか…。
 自民でもなく民主でもない第三極を目指すという考え方そのものは、それはそれで興味深いものがありますし、渡辺新党がどの程度の戦力に成長するか興味津々ですね。

自民・森山氏、事実上の引退表明

2009-08-09 14:25:17 | Weblog
森山氏「無理にやりたいと思ってない」 公認巡り首相と会談 2009年8月8日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090808AT3S0702107082009.html
 麻生太郎首相は7日夜、首相公邸で森山真弓元法相と会談し、自民党を離党した渡辺喜美元行政改革担当相が出馬する栃木3区での公認問題について協議した。森山氏は党栃木県連が同氏の公認撤回を求めていることを踏まえ「無理にやりたいとは思っていない。党の判断に任せる」と述べた。首相は「選対で考える。機会を設けて相談しよう」と語った。

森山元法相、栃木3区の公認辞退 自民発表 2009年8月8日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090808AT3S0800A08082009.html
 自民党は8日、森山真弓元法相が衆院栃木3区からの党公認での出馬を辞退したと発表した。自民党は同選挙区に候補を擁立しない公算が大きい。栃木3区からは自民党を離党し、新党を立ち上げる渡辺喜美元行政改革担当相が出馬する。県内に強固な支持基盤がある渡辺氏との対立が強まれば、他の選挙区へ悪影響が広がるとして、自民党栃木県連は公認撤回を求めていた。
 森山氏は当初、比例代表北関東ブロックの単独候補とするよう党本部に求めていたが、党の定年規定に抵触するため、規定のない小選挙区での公認が決まった経緯がある。公認辞退を受けた森山氏の処遇について党幹部は「未定」としている。森山氏の事務所も「今後の対応は決まっていない」と言う。

自民・森山氏、事実上の引退表明 2009年8月9日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090808AT1E0800D08082009.html
 衆院選の栃木3区での立候補を辞退した自民党の森山真弓元法相(81)は8日夜、宇都宮市で記者会見し「(比例名簿に登載は)ないと思う。自分から求めていくことはしない」と述べた。さらに今回の衆院選で立候補する考えはあるかとの問いに「そんなことはない」として、事実上の政界引退を表明した。
 自民党の菅義偉選対副委員長は同日、比例代表での公認について森山氏が「73歳定年制」に抵触することを踏まえ「最初から比例代表は党の内規に基づいて公認していない」と明言した。
 森山氏は東大卒。旧労働省婦人少年局長などを経て1980年の参院選で初当選し3回連続当選、96年に衆院に転じた。第1次海部内閣では女性初の官房長官となったほか、文相(当時)や法相などを歴任した。



 う~ん。結局森山氏は自民党の方針に散々振り回されたあげく、実質引退ですか…(滝汗
 今でこそ女性の社会進出も進み、自民党内部にも知名度のある女性議員が複数出てくるようになりましたが、森山氏と言えば、かっての女性エリート官僚の星で、当時から森山氏を支持し続けてきた年輩女性の有権者の方も少なくでしょうし、それを『渡辺氏への刺客が必要だ』『いや、変に渡辺氏を刺激したくない』と散々振りまわされたあげく、出馬選挙区の変更騒ぎまで起こってしまったのでは、森山氏当人だって晩節を汚されたようでたまったものではないと思いますし、自身の進退くらい自分で決めさせてあげればいいのに…と私自身この騒動には森山氏に対して心底同情してしまいました。
 それにしても、自民党もどうせ勝つ見込みがないならば、出馬する選挙区のない小泉チルドレンなり、今回は顔見世目的でその次の当選を狙う意味で、地元の20・30代の若い自民党議員でも出馬させればいいものを…。
 マスコミの格好のネタにされたあげく、議席も人気も渡辺氏に持っていかれるのでは、それこそ踏んだり蹴ったりではないでしょうか。

横浜市長選、民主は元ダイエー会長・林氏へ

2009-08-09 14:22:07 | Weblog
横浜市長選、民主は元ダイエー会長・林氏へ 2009年8月8日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090807-OYT1T00895.htm
 横浜市の中田宏市長の辞職に伴う市長選で、民主党神奈川県連は7日、元ダイエー会長で東京日産自動車販売社長の林文子氏(63)を擁立する方針を決め、党本部に推薦要請した。
 林氏は、自動車セールスの現場から外車販売会社「ビー・エム・ダブリュー東京」社長などを経て、2005年に経営再建中だったダイエーの会長兼最高経営責任者(CEO)に就任。同年、米経済誌「フォーブス」の「世界で最も影響力のある女性100人」に選ばれた。
 民主党県連の花上喜代志幹事長は「民間企業で知識や経験を積んでいる林氏が適任と判断した」と話した。民主党が同市長選で独自候補を擁立するのは初めて。
 一方、自民党横浜市連は外資系証券会社元役員、中西健治氏(45)の擁立に動いており、本人の最終決断を待っている。中西氏はJPモルガン証券副社長などを経て、今年7月から横浜市内の環境コンサルティング会社の顧問を務めている。
 共産党も7日、県委員会常任委員の岡田政彦氏(43)を公認候補として擁立すると発表した。



 ほぉ。元ダイエーの林文子氏と言えば、私も彼女のセミナーを聴きに行ったことがあるのですが、本当に謙虚な方で、もしこの方が主導で店舗にいる人材の再教育を行っていたら、今のダイエーはもっと元気になっていたのではないか…などと、時折考えることもあるのですが、中田市長の突然の辞任で後任の有力候補も混とんとしている中、民主党は林氏を推すようですね。
 一方の自民党は、若さやフレッシュさを売りにするつもりか、まだ45歳の中西健治氏の擁立を模索中…。まあ、さすがにいくら実務経験が豊富でも、50代後半や60代の候補では、民主躍進&自民嫌悪の流れに巻き込まれて当選そのものが困難でしょうが、これまでの自民党ならば当初民主党が最終候補の1人に上げていた48歳の阿部守一副市長を推していたと思いますし、そういう意味ではこちらの人選もやや意外でしょうか…。
 38歳で初当選した中田市長と比べると、45歳の中西氏の若さもそれ程大きな材料にはなりにくいかと思いますが、市民はどちらの候補を選ぶのでしょうか…。

首相の「核の傘」必要発言、撤回要求へ 長崎の被爆者

2009-08-09 14:16:19 | Weblog
首相の「核の傘」必要発言、撤回要求へ 長崎の被爆者2009年8月9日 朝日
http://www.asahi.com/national/update/0809/SEB200908090001.html
 麻生首相が「核の傘」が必要との認識を6日に示したことに対し、長崎原爆被災者協議会(谷口稜曄(すみてる)会長)は「被爆国の首相としてあるまじき発言」だとして、撤回を求める方針を決めた。長崎原爆の日の9日、被爆者団体の要望を首相に伝える場で、谷口会長が要求する。
 首相は広島原爆の日の記者会見で、日本が米国の「核の傘」に守られている現実について「核で攻撃しようという国が隣にある。抑止力を持つ米国と同盟を結んでいる現実を踏まえないと。一方的に誰かがやめたら相手もやめてくれるという世界ではないと思う」などと述べた。



 ありゃりゃ 麻生さんとすれば、『解散総選挙が決まり、もう言いたいことも我慢することもない』とでも考えているのかもしれませんが、あのアメリカのオバマ大統領でさえ、核兵器の削減について触れる中、国家の最高経営責任者殿としては、随分とんでもない発言をしてくれたものですし、田母上氏をはじめとする過激な思想をもつ輩がますます付け上がらないか心配ですね。
 そもそも核兵器を容認するような輩というのは、過去の歴史を振り返ってみてもしかり、自分やその家族はしっかり安全圏に逃げ込ませておいて戦争論を語り、時には何の罪もない庶民を巻き沿いにしたり、大切な一家の支え手を招集令状1枚で戦争の最前線に送り出すようなとんでもない連中。 直接戦争被害を受けたわけでない私でも『国家の最高経営責任者がそんな連中に加勢してどうする!』と思わず苦言を呈したくなります。
 麻生さんもまだ若いわけですし、ひょっとするとまだまだ自民党の要職につく機会もあるかもしれませんが、もう少し他人に思いやりのある人に成長して欲しいものですね。