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ニッカンゲンダイより政治絡みの憶測記事 3本

2009-08-06 06:52:52 | Weblog
「原爆発言は方便」と言い出した久間陣営の見苦しさ   2009年8月4日 ゲンダイネット
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_kyuma_fumio__20090804_3/story/04gendainet02042254/
 人間、追い詰められると驚くような行動をするものだ。長崎2区で苦戦が伝えられている久間章生元防衛大臣(68)。30日に諫早市内で開かれた総決起集会では側近の小林克敏県議がこんなことを言っていた。
「(久間サンは)原爆はしょうがない発言で防衛大臣を辞めたことになっていますが、本当は心臓病になっていて、辞任後、すぐに手術をしたんです。手術が成功して元気になられたが、あの時、辞めていなかったら、今は亡くなっていたかもしれない」
 原爆発言は病気で辞めるための方便だった、とでも言いたいらしい。とってつけたような“真相暴露”で、同情を買う気なのかもしれないが、本当に病気だったのならば、最初から心臓病だと言えばいい。その場その場で、言い訳、弁明がコロコロ変わる。本当に怪しげな政治家だ。小林県議を直撃したら、こんな答えが返ってきた。
 「この話をしたのは今回が初めてではなく、地元島原の事務所開きでも話しました。久間先生は『原爆しょうがない発言で辞めたことにし、病気のことは伏せてください』と安倍総理にお願いした。大臣辞任で助かった命なので、今回は皆さまのために頑張っていただきたいということです」
 この小林県議は集会で「小選挙区は久間、比例は公明」とも呼びかけていた。ワラをもつかもうとする久間。もはや、何でもありだ。

大物に挑戦 美人候補の当落   2009年8月4日 ゲンダイネット
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_representatives_election__20090804_10/story/04gendainet02042253/
●アイドル顔負け
 政権交代がかかった今回の総選挙は、美人候補者がいつになく目立つ。
 民主党は、公明・太田代表の東京12区に青木愛参院議員(43)を、福田元首相の群馬4区にフジテレビ社員の三宅雪子(44)を擁立。元タレントの青木はいまだにアイドル顔だし、三宅も真鍋かをりを思わせる美人だ。
「話題の候補は、風向き次第で票が流れ込む。太田代表は一気に劣勢に追い込まれ、“禁じ手”の比例重複案が検討されています。区議や都議レベルでは“美人枠”という言葉があるくらいで、実績ゼロでもポスター映えする美人候補がトップ当選を果たしたりする。さすがに国政となると、見栄えだけで当選することは難しいですが、美人は話題になりやすい。テレビが追いかければ、ますます選挙戦は有利になる」(選挙プランナー)
 森喜朗元首相の地元、石川2区の田中美絵子(33)は、河村たかし名古屋市長の元秘書で、ちょっと井上和香似の美女。
「当選13回の元首相が相手ではとても勝負にならないと言われていましたが、日ごとに支持を伸ばしている。党の分析では、数ポイント差まで追い上げています」(民主党関係者)
 才色兼備で言えば、愛知7区の山尾志桜里(34)は、東大卒の元検事。子ども時代にミュージカル「アニー」の主役を演じたこともあり、ネットを中心に美貌が話題になった。“しおりん”の愛称で親しまれている。
 京都5区の小原舞(35)は、京大大学院出身の元自衛官。学生時代に「クイーン舞鶴」に選ばれたという経歴の持ち主だ。

●10人のうち5人は当確か!?
 大手紙の選挙デスクは美人候補たちの当落をこう予想する。
「山尾は当確。小原は谷垣禎一元財務相を猛追していて、逆転もあり得ます。愛媛1区は地元テレビ局の元アナウンサー、永江孝子(49)が元官房長官の塩崎恭久をリード。元CAで、大阪13区から出る国民新党の白石純子(46)や、“美熟女”と評判高い神奈川3区の岡本英子(44)は当落線上。大接戦になりそうです。東京17区の早川久美子(38)は、雑誌でビキニ写真を公開したこともある長身美人。相手の平沢勝栄が強いが、この手のタイプは大化けする可能性もある。長崎2区の福田衣里子(28)はすでに当確と言われています」
 10人の美女のうち、3~5人は行けそう。
 今後も話題になりそうだ。



森山氏公認取り消し要請へ  栃木3区で自民県連 2009年8月4日 共同
http://www.iwate-np.co.jp/newspack/cgi-bin/newspack_s.cgi?s_politics_l+CN2009080301000871_1
 自民党栃木県連は3日、宇都宮市で会合を開き、離党した渡辺喜美元行政改革担当相(57)の栃木3区に党本部が森山真弓元法相(81)を公認候補として擁立すると決めたことに対し、党本部に取り消しを求めていく方針を決めた。
 県連の梶克之幹事長によると、会合前に県連幹部が森山氏に出馬辞退を要請。これに対し森山氏は「(候補者のいない)空白区をなくしたい。本部から要請を受ければやらざるを得ない」として拒否の意向を示した。
ただ比例北関東ブロックとの重複立候補はしないとの考えも示したという。
 栃木3区は渡辺氏の離党以降、党本部主体の対抗馬擁立が難航し、本部は先月31日になって県連会長でもある森山氏の公認を決定。だが県連からは、県内に広く存在する渡辺氏支持者の自民党離反を促すことになり、他の選挙区にマイナスになると反対意見が相次いでいた。


自民の候補者調整 もうヤケクソ!?   2009年8月4日 ゲンダイネット
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_jimin2__20090804_30/story/04gendainet02042252/
 自民党は衆院選で候補者が未定の5選挙区のうち、青森1区と宮崎1区は公認候補の擁立を見送ることに決めた。
 青森1区は引退表明した津島雄二元厚相の後継として県連が長男の淳氏の擁立を決め、公認を申請。これに対して菅義偉選対副委員長が「世襲は認められない」と反発していた。公認見送りは一見、世間の批判を気にしたように見えるが、だまされてはいけない。
 「世襲への風当たりが強いため淳氏を公認しないが、対立候補も立てない。これでは淳氏を公認したも同然です」(地元政界関係者)
 宮崎1区は日教組批判などで国交相を辞任した中山成彬氏の地元。中山氏は今回の衆院選に出るの出ないのとブレまくり、宮崎県連が決めた上杉光弘元参院議員と公認を争っていた。自民党は一方を公認すればしこりが残ると判断し、いずれも公認しないことにした。
 一方、離党した渡辺喜美元行革担当相の栃木3区には、森山真弓元官房長官を公認する。
「選挙に強い渡辺に強力な刺客を送る予定だったのに、フタを開けてみたら81歳の森山。不戦敗の白旗ということです」(地元関係者)
 自民党はヤケクソになっている。




 ニュースソースがニッカンゲンダイだけに、真偽は多少割り引いて考える必要はあると思いますが、「(久間サンは)原爆はしょうがない発言で防衛大臣を辞めたことになっていますが、本当は心臓病になっていて、辞任後、すぐに手術をしたんです。手術が成功して元気になられたが、あの時、辞めていなかったら、今は亡くなっていたかもしれない」発言は側近の発言としては、同情を買うどころか、『職務を全うできないとわかっていて、なぜ国会議員を辞任しなかったんだ!!!』と逆に反発を買いかねませんし、どうも発言の意図が読めませんね???
 森さんは、功績を残すどころか、小池さんなど党内改革派の足を散々ひっぱり、その一方で党の方針に逆らう宮崎の中山元国土交通相を擁護する発言をするなど、どうも言動が空回りしていますし、苦戦するのもある意味必然。別に高齢という理由だけで政治家を差別するつもりはありませんし、青森の津島さんなどは、伊吹氏に匹敵する税金の専門家だけに、引退表明は非常に残念に思いますが、今回の選挙では実績が伴わない大物議員は多数お引き取り頂くことになるのではないでしょうか…。
 渡辺喜美元行革担当相に森山真弓元官房長官をぶつけるというのは、確かに意味不明ですし、ゲンダイに『ヤケクソ』と書かれるのも無理ないでしょうね…(苦笑 森山さんと言えば、私などは労働省の女性キャリア出身で婦人少年局長を務めていた方というイメージが強く、まさかこの年齢になって選挙区を鞍替えになるとは当人も予想もしていなかったのではないかと思いますが、「(候補者のいない)空白区をなくしたい。本部から要請を受ければやらざるを得ない」程度の理由では栃木3区の有権者の心などつかむこともできないでしょうし、まだ若く改革を叫んでいる渡辺氏相手では勝負はほぼ見えていると言っても、決して言い過ぎにはならないでしょうね…(溜息
 どうせならば、負けを覚悟で自民党も次の次を狙う意味で若手の意欲ある候補か、立候補できる地域の見つからない小泉チルドレンでも担ぎ出せばいいのに、こんなところにも自民党の凋落振りを見せつけられる気がします。

欧州株式市場は後半急反落 英-0.52%、独-1.18%、仏-0.51%

2009-08-06 06:41:06 | Weblog
ロンドン株5日 24.24ポイント安の4647.13で終了 2009年8月6日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/market/20090805c9ASB7IIAA6050809.html
 5日のロンドン株式相場は続落。FTSE100種総合株価指数は前日終値に比べ24.24ポイント安の4647.13で引けた。下落銘柄が上昇銘柄の数をやや上回った。
 石油株は全面安。配当落ちのロイヤル・ダッチ・シェルの下落が目立った。ガス生産・開発のBGグループと、出版のリード・エルゼビアも配当落ちで売られた。
 電力のインターナショナル・パワーとスコティッシュ・アンド・サザーン・エナジーも安い。
 半面、ランド・セキュリティーズやハマーソンなど不動産株が全面高。朝方発表になった7月の英住宅価格の上昇が手掛かり。
 ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)など銀行株も買われた。ロイズ・バンキング・グループは半期決算発表で、不良債権問題が最悪期を越えつつあり、7~12月期以降の業績が改善するとの見通しを示したことで、10%超上がった。

ドイツ株5日 DAXは64ポイント安の5353  2009年8月6日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/market/20090805c9AS2R0500N050809.html
 5日のフランクフルト株式相場は続落。ドイツ株式指数(DAX)の終値は、前日比64.01ポイント安(1.18%下落)の5353.01だった。
 ドイツ取引所とVWが6%を上回る下落幅となった。医療機器のフレゼニウス、ダイムラーも3%超下落。電力のRWE、ドイツテレコムもさえなかった。
 一方、ルフトハンザが急伸。消費財のヘンケルが決算発表を受けて買われたほか、アディダス、コメルツ銀行も高かった。

仏ソシエテ・ジェネラル第2四半期は52%減益、予想は大幅に上回る 2009年8月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK852197520090805
 フランスの金融大手ソシエテ・ジェネラルが5日発表した第2・四半期決算は、純利益が前年同期比52%減の3億0900万ユーロとなった。不良資産や高リスク資産の処理費用がかさんだことが響いた。
 ただ、ロイターがまとめたアナリスト15人の予想平均の9700万ユーロは大幅に上回った。また、2億7800万ユーロの純損失を計上した第1・四半期から、業績は大幅に改善した。
 第2・四半期の営業総利益は1.1%減の16億1000万ユーロ、収入は57億2000万ユーロだった。また、第2・四半期末の中核自己資本(Tier1)比率は9.5%だった。
 ソシエテ・ジェネラルは業績見通しについて、先行き不透明感が強いとしたものの、2009年末に向け経済活動が安定化する兆しが出ているとの見方を示した。
 第2・四半期の純利益が予想を上回ったのは、不良資産にかかわるリスク費用が11億ユーロと、ロイターによる調査で予測された13億ユーロを下回ったため。また、赤字の投資銀行部門の業績が予想よりよかったことも寄与した。



 欧州3市場は、午前は堅調に推移していたものの、午後に入ると7月の米ISM非製造業総合指数が予想外の悪化となったことを嫌気して、欧州株式市場も急落。

 英FTSE100は、日本時間23時前に前日終値(4671.37ポイント)から25ポイント高い4696.64ポイントまで上昇したものの、同深夜2時前には一時4630.63ポイントまで売り込まれ、寄り付きにかけて回復したものの、終値ベースでは結局前日終比24.24ポイント安い4647.13ポイントで終了(0.52%安)。
 銀行株が堅調で、HSBCこそ0.29%安だったものの、ロイズTSBが(上期決算で40億ポンドの損失を計上したものの、最悪期は脱したとの見方から)10.60%の大幅高、ロイヤルバンク・オブ・スコットランドが4.44%高、スタンダードチャータードが3.16%高、バークレイズが2.44%高。
 他、ブリティッシュ・エアウェイズが7.66%高、ランド・セキュリティーズが6.93%高、ハンマーソンが5.79%高、リバティ・インターナショナルが5.67%高、プルデンシャルが5.59%高、インターコンチネンタルホテルズグループが5.32%高、カザキミスが4.38%高、シレが4.20%高、ブリティッシュランドが3.70%高、RSAインシュランスが3.26%高。
 一方、ランドゴールド・リソーシーズが4.32%安、BGグループが3.62%安、リード・エルゼビアが3.53%安、インターナショナルパワーが3.18%安、リケット・ベンキサーが3.06%安でした。

 独DAXは、日本時間23時過ぎに前日終値(5417.02ポイント)から35ポイント弱高い5451.77ポイントまで上昇したものの、同深夜1時半頃には一時5333.52ポイントまで売り込まれ、寄り付きにかけて回復したものの、終値ベースでは結局前日比64.01ポイント安い5353.01ポイントで終了(1.18%安)。
 30銘柄中23銘柄で下落し、ドイツ証券取引所が6.42%安、フォルクスワーゲンが6.39%安と大幅安となった他、ダイムラークライスラーが3.02%安、フレゼニウスが3.95%安、マンが2.79%安、BMWが2.60%安。
 一方、ルフトハンザが6.38%高、アディダスが5.13%高と高く、ヘンケル3.29%高、アリアンツが2.41%高。
 銀行株は、コメルツ銀行が1.84%高だったものの、ドイツ銀行は1.61%安でした。

 仏CAC40は、日本時間深夜0時半頃には、前日終値(3476.37ポイント)から30ポイント程高い3507.89ポイントまで上昇したものの、同深夜1時半頃には一時3443.94ポイントまで売り込まれ、寄り付きにかけて若干回復したものの、終値ベースでは結局前日比17.84ポイント安い3458.53ポイントで終了(0.51%安)。
 バローレックが7.80%高、エールフランスが7.07%高と高く、ユニボール・ロダムコが2.78%高、ヴェオリア・エンバイロメントが2.58%高、PPRが1.78%高。
 一方、EDFが2.80%安、フランスガスが2.56%安、ミシュランが1.91%安、エアリキッドが1.63%安、アルセロール・ミタルが1.55%安、ダノンが1.53%安。
 金融株はマチマチで、ソシエテ・ジェネラルが6.75%高、アクサが1.70%高、クレディ・アグリコルが0.59%高だった半面、BNPパリバが2.11%安、デクシアが0.94%安でした。

 欧州ローカル市場も、ヘルシンキやコペンハーゲンなど一部市場で上昇するところもありましたが、今日は反落する市場が多く、スペインIBEX35が1.59%安、アイルランドが1.58%安、オランダが0.58%安、ベルギーが0.54%安、スイスが0.47%安などとなっています。

NYダウは39ドル安→9280ドル、NY原油は71.97ドル、NY金は966.3ドルで終了

2009-08-06 06:36:59 | Weblog
NY株、反落 終値39ドル安の9280ドル 2009年8月6日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090806AT3LANY0206082009.html
 5日の米株式市場で、ダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反落。前日比39ドル22セント安の9280ドル97セント(速報値)で終えた。7月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数が予想に反して低下したことなどをきっかけに、利益確定の売りが広がった。ただ米住宅市場の底入れ観測を背景に金融株や住宅株が買われ、相場の下値を支えた。
 一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落し、終値は18.26ポイント安の1993.05(同)だった。

NY原油、反発 71.97ドルで終了 2009年8月6日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090806ATQ2INYPC06082009.html
 5日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の9月物は前日比0.55ドル高の1バレル71.97ドルで取引を終えた。米原油在庫の増加を手掛かりに売られる場面があったが、ヒーティングオイル高などにつれ、上げて終えた。
 週間石油在庫統計で原油在庫が市場予想以上に増加し、ガソリン在庫は市場予想ほど減らなかった。需給改善への期待感が後退し、原油価格は69.71ドルまで下げる場面があった。
 売り一巡後は急速に下げ渋り、引け間際に上げに転じた。在庫統計でヒーティングオイル、ディーゼル油などの在庫が減少したため、ヒーティングオイル相場が上昇。原油相場もつれ高した。米株式相場が下げ渋ったことで、世界景気回復による原油需要増への期待が再度、意識されたことも支援材料だったという。この日の高値は72.10ドルだった。
 ガソリンは続落。ヒーティングオイルは続伸した。

NY金、反落 966.3ドルで終了、利益確定売りで 2009年8月6日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090806ATQ7IAA0506082009.html
 5日のニューヨーク金先物相場は反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前日比3.4ドル安の1トロイオンス966.3ドルで取引を終えた。前日に中心限月として2カ月ぶりの高値を付けており、利益確定売りが出た。
 米指標が市場予想を下回ったことなどをきっかけに外国為替市場で対ユーロなどでドルが買われた場面で、ドルと逆行しやすい金が売られた。ただ下値も堅かった。財政赤字の拡大などからドルの先安観が強いなか、代替投資手段としての金の人気の高さが相場を支えているとの声が聞かれた。この日の安値は961.1ドル、高値は970.8ドルだった。
 銀、プラチナは5日続伸した。

7月米ISM非製造業総合指数は46.4、予想外の悪化 2009年8月6日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT852270920090805
 米供給管理協会(ISM)が5日発表した7月の非製造業部門総合指数(NMI)は46.4に低下し、景気回復がずれ込む可能性を裏付ける格好となった。
 前月は47.0。エコノミストは予想中央値で48.0への改善を見込んでいた。50が景気を見極めるうえでの分岐点となる。
 ウッドリー・パーク・リサーチのリチャード・デカーサー社長は「非製造業部門の回復には明らかに遅れが見られる。さえない消費を反映している」と述べた。
 項目別では、価格が前月の53.7から41.3に、新規受注は48.6から48.1に、それぞれ低下した。
 雇用も前月の43.4から41.5に低下し、7日発表の7月米雇用統計・非農業部門雇用者数が予想以上に減少するとの見方が強まった。
 前出のデカーサー氏は、この日発表された7月の米オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)民間雇用者数が予想を上回って減少した後だけに「労働市場にとって朗報ではない」と指摘した。

6月米製造業新規受注は前月比+0.4%、3カ月連続で増加 2009年8月6日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT852269520090805
 米商務省が5日発表した6月の製造業新規受注は前月比プラス0.4%と予想外に増加した。増加は3カ月連続。
 ロイターがまとめたエコノミスト予想は1%減だった。 前月は1.2%増から1.1%増に下方修正された。
 半面、この日発表された7月の米供給管理協会(ISM)非製造業指数や米オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)民間雇用者数は弱い数字となった。
 チャンネル・キャピタル・リサーチの投資チーフストラテジスト、ダグ・ロバーツ氏は製造業新規受注について「在庫補充が基本的に予想を上回った」との見方を示した上で、経済の大半を占める非製造業の最終需要が弱ければ、在庫補充は一時的で持続しない可能性があると指摘。「それが現時点での大きな懸念だ」と述べた。
 輸送機器を除く新規受注は2.3%増。前月は0.9%増だった。 総出荷はプラス1.4%と、11カ月ぶりに増加に転じた。前月は0.8%減だった。
 総在庫は0.8%減で前月と同じ数字だった。 耐久財受注は2.5%減から2.2%減に改定された。前月は1.3%増加していた。
 耐久財出荷は0.2%減から0.1%減に改定された。減少は11カ月連続。 耐久財在庫は1.2%減。改定前は0.9%減だった。

7月米ADP民間雇用者数の減少は10月以来の低水準、予想は上回る 2009年8月6日 
ロイター  http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT852264520090805
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090805AT2N0500A05082009.html
 企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)子会社などが集計した7月のADP全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は37万1000人減となり、減少幅が前年10月以来の水準に縮小した。
 前月は47万3000人減から46万3000人減に修正された。
 ロイターが集計したエコノミスト26人による予想の中央値は34万5000人減だった。
 ミラー・タバクのアナリスト、ダン・グリーンハウス氏は「予想を上回る減少となったもののピーク水準を大きく下回っており、労働市場の緩やかな改善を示している」と話した。
 統計を共同で作成しているマクロエコノミクス・アドバイザーズのクリス・バルバレス社長は、7月の数字は企業が依然雇用を削減している状況を示しているものの、米経済は下半期にプラス成長を回復する公算が大きいとの見方を示した。
 同氏は「広範囲にわたる雇用喪失が続いている」とした上で、労働市場は2010年の第1・四半期に標準を下回る増加へ回復する見通しだと語った。
 米雇用統計は7日発表される。市場予想は非農業部門雇用者数が32万人減。前月は46万7000人減だった。

7月米企業人員削減数が半年ぶり増加、運輸・通信の削減目立つ 2009年8月6日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT852244720090805
 雇用コンサルティング会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスが5日発表した7月の米企業の人員削減数は半年ぶりに増加に転じた。
 7月の米企業の人員削減数は、前月比31%増加し9万7373人。6月は15カ月ぶり低水準となっていた。
 09年1―7月の人員削減数は99万4048人と、前年同期の水準を72%上回る。
 業種別では、運輸関連の削減が2万7954人で最大。次いで通信が1万7601人となった。
 チャレンジャーの最高経営責任者(CEO)ジョン・チャレンジャー氏は声明で「景気が完全に回復するには依然時間がかかる」とし、第4・四半期まで月間の削減数が再び10万人を超える公算が大きいとの見方を示した。
 同氏はまた、運輸・通信での削減が増加する一方、自動車セクターでの削減数は2716人に減少し、08年6月以来の低水準になったことを指摘した。
 チャレンジャー氏は、自動車・部品メーカーが低燃費車への需要が高まることへの期待から、削減を減速させている可能性があるとし、「自動車業界での削減減速が景気好転を示唆していない可能性がある」と述べた。
 年初からの削減数は自動車セクターが最多の12万2212人、次いで政府の10万9433人となっている。




 5日のNY株式市場は、7月の米ISM非製造業総合指数が予想外の悪化となったこと、7月の米ADP民間雇用者数も10月以来の低水準となり、チャレンジャーが発表した7月の米企業人員削減数も半年振りに増加するなど、悪材料が続出したのを嫌気して株式相場も軟調な展開。
 ダウは、各種経済指標の悪さを嫌気して、日本時間深夜1時過ぎには、前日終値(9320ドル19セント)から110ドル以上安い9206ドル45セントまで下落。ただ、その後は回復傾向で推移して寄り付き直前には9320ドル近くまで回復し、終値ベースでは前日比39ドル22セント安い9280ドル97セントと0.42%の小幅下落で終了しました。
 戻りがやや鈍かったナスダックは前日比18.26ポイント安い1993.05ポイントと2000ポイント割れで終了(0.91%安)。 
 S&P500種は前日比2.93ポイント安い1002.72ポイントで終了(0.29%安)しています。
 まあ、これまで上昇傾向が続いていたことから、市場も下げる材料には敏感だったということでしょうし、悪材料の割には戻したかな…といった感があります。

 個別の株式の値動きを見ると、金融株が堅調でバンカメが6.52%高、アメックスが5.75%高、JPモルガンチェースが3.90%高。アルコアも3.43%高となりました。
 一方、P&Gが2.79%安、キャタピラーが2.61%安、インテルが2.38%安、AT&Tが2.06%安でした。

 NY原油は、前日比0.55ドル高い1バレル71.97ドルで終了。
 NY金は、前日比3.4ドル安い1トロイオンス966.3ドルで終了しています。

(5日の日経平均)日経平均反落、終値122円安の1万252円 過熱感から売り広がる

2009-08-06 06:02:32 | Weblog
(5日の日経平均)日経平均反落、終値122円安の1万252円 過熱感から売り広がる 2009年8月5日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090805NT000Y91505082009.html
 5日の東京株式市場で日経平均株価は反落。大引けは前日比122円48銭(1.18%)安の1万252円53銭と安値引け。7月中旬以降に相場が急上昇した反動などで短期的な過熱感が広がり、最近の相場上昇をけん引した自動車関連株などを中心に目先の利益を確定する売りが優勢だった。大引けにかけて徐々に売りが増えた。
 東証1部の売買代金は概算1兆4215億円(速報ベース)。

上海株5日ぶり反落、1.23%安 銀行株に売り 2009年8月5日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090805AT3L0505W05082009.html
 5日の中国・上海株式相場は5営業日ぶりに反落。上海総合指数は前日比42.941ポイント(1.23%)安の3428.501だった。今年後半の融資伸び悩みを警戒した売りが銀行株に続き、相場全体を押し下げた。指数は前日に連日で年初来高値を更新しており高値警戒感からの売りも出やすかった。
 中国工商銀行や中国銀行といった大手銀行株が軒並み下落。興業銀行など中小銀行株も大きく下げた。5日付の地元紙・証券時報(電子版)は「中国銀行業監督管理委員会(銀監会)が銀行のデリバティブ業務に対する規制強化を検討」と報道。前日に銀行の資本規制強化の観測が伝わっていたこともあり、資産バブル抑制に向けた当局の引き締め姿勢への警戒感が強まった。
 銀行融資の伸び悩み懸念は不動産市況の先行き不透明感につながり、上海陸家嘴金融貿易区開発など不動産株にも売りが波及した。5日付地元紙・中国証券報(電子版)が今後の鋼材価格の調整観測を伝え、宝山鋼鉄、重慶鋼鉄など鉄鋼株が下落した。エン州煤業などの石炭株も軟調だった。



 5日の日経平均は、午前は開始直後こそ10405円05銭と小高く始まったものの、7月中旬以降の急速な相場上昇を受けて過熱感が広がり、目先の利益をひとまず確定する売りが優勢になったことで下落に転じ、10時過ぎには前日終値をやや下回る水準まで下げて、午前はそのまま推移して前引けは前日比8円72銭安い10366円29銭で終了。
 午後に入ると、トヨタ自動車など企業決算一巡から、足元でみられた海外勢の買いが小休止したことに加えて、短期筋からは利益確定売りが出たようで、様子見ムードが高まり、ほぼ一本調子で下落し、結局下値引けとなる前日比122円48銭安い10252円53銭で終了となりました。
 5日は上海株も下落となったようで、他のアジア株もフィリピンが1.83%高、インドが0.46%高だったものの、全体的に冴えない値動きだったようです。