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京急百、全社員が階段使い省エネ CO2の1割減めざす

2010-08-14 08:12:57 | Weblog
京急百、全社員が階段使い省エネ CO2の1割減めざす 2010年8月14日 日経
 京急百貨店(横浜市、石塚護社長)は全従業員参加の省エネルギー活動を始めた。階段で従業員が撮影した写真展を開いたり、出勤時のエレベーター運行を止めたりして従業員の階段利用を推進。二酸化炭素(CO2)の排出量で前年比1割減を目指す。省エネ活動の実践を訴求し、自然素材を使った衣料など同店が注力する環境配慮商品の販売拡大につなげる。
 エレベーターの利用を減らすため、契約社員を含む全従業員約3600人を対象に階段利用活動を始めた。同店の地下2階から地上12階まで、従業員専用階段の踊り場には従業員が撮影した写真を展示するイベントを開催。階段で移動した階数ごとにマス目を塗りつぶすシートを作成し、シートの塗りつぶしが多い従業員を表彰する。
 開店前のエレベーター運行もやめた。従業員は地下2階の更衣室まで階段で移動する。
 警備員が各階を回って順番に行っていたエスカレーターの起動は、各階の店員が開店直前に一斉起動させることに変更し、運転時間を減らす。店内空調の制御方法も見直し、今年7~9月の3カ月間の同店のCO2排出量を前年同期比1割減となる515トン減らす計画だ。


 う~ん。環境に配慮することそのものは素晴らしい考え方としても、開店前のエレベーター運行まで停止するなど、実力行使で従業員や警備員まで巻き込むのは いくらなんでもやり過ぎではないですかねぇ…(呆れ
 従業員や警備員の中には 年輩の方や心臓が弱い方だっているでしょうし、勤務場所がまだ2階や3階ならば『非常階段を使って下さい』という考え方もある意味合理的かと思いますが、高層階の方などは今の暑い時期には職場に辿りつくだけでもひと汗かきそう…。
 10階にはレストランや美容室、8階や9階にはヨドバシカメラなど百貨店で直接採用された方ではない方も勤務しているだけに、『自分の会社のエコ運動に他社まで巻き込むなよ!!!』というのが正直な印象でしょうか…。
 肝心の職員の気持ちが切れて接客がおそろかになってはそれこそ意味がありませんし、『上りはエレベーターを使ってもいいけど、降りる時は階段を使ってください』というのならば まだわからなくもないのですが、どうも最近はエコを勘違いしている風潮さえあるように思います。