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一人暮らし、死後2年の発見…訪問の大家が

2011-01-06 05:38:02 | Weblog
一人暮らし、死後2年の発見…訪問の大家が 2011年1月6日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110106-OYT1T00055.htm
 5日午後0時20分頃、埼玉県川口市並木の木造アパート1階の部屋から、住人とみられる58歳の男性の白骨化した遺体が見つかった。
 近くに住むアパートの大家の男性(80)が同日、「しばらく住人の姿が見えない」と川口署に通報し、署員が入室して発見した。死後約2年たち、外傷などがないことから
病死とみられる。
 発表によると、男性は一人暮らしで、1976年から同じ部屋に住んでいた。5年ほど前から家賃を滞納し、大家が最後に男性の姿を見たのは3年ほど前だったという。
大家は「正月で自宅にいるだろう」と考え、この日、久しぶりに家賃を催促しようと部屋を訪れたところ、返答がないことに不審を抱き、通報した。
 遺体は、ペットボトルや食品の容器などのゴミがうずたかく積もった8畳の和室で、あおむけになっていたという。




 ん…。(まだ家賃が自動引き落としになっていて、かつ引き落としもきちんと出来ていたというのならば、我関せずという態度もわからなくもないものの)普通家賃を5年も滞納していれば、もっと頻繁に督促をかけ、払えない場合には出て行ってもらいそうなものですが、余程関わりあいになるのを避けたくなるような怖いタイプの住民だったのか、それとも大家の方が呑気でかつ1部屋くらい家賃が滞っても財政的にもなんとかやっていける状況だったのか…(惑
 川口なら都心へのアクセスも悪くなく、アパートの保有にかかる固定資産税も決して安くはなかったでしょうし、よくぞここまで放置していたな…と別の意味で吃驚したのですが、たとえ連帯保証人が死亡や転居などで連絡がつかなかったとしても、職場に連絡を取るなり、同じアパートの上下左右の部屋の人にさりげなく様子を聞くなり、それなりに探りを入れる方法はいくらでもあったのではないかとも思うのですが、さすがにここまで誰にも気がつかれないケースも珍しいのではないでしょうか…。
 どんな事情があったのかはわかりませんが、仮に大家さん自身が高齢で訪問するのが大変な場合であっても、家族の方やアパート管理会社の方に定期的に督促をかけさせるなど取れるべき手段はいくらでもあったと思うのですが、なんでここまで気がつかないものかな…と資金繰り管理の観点からも、どうも腑に落ちないものを感じます。