ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

博多大丸長崎店が7月末で営業終了

2011-01-25 05:11:03 | Weblog
博多大丸長崎店が7月末で営業終了 2011年1月24日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110124/biz11012416100146-n1.htm
 大丸松坂屋百貨店などを展開するJ.フロントリテイリングは24日、博多大丸長崎店の営業を今年7月末で終了すると発表した。景気低迷や競争環境の激化から業績が低迷。店舗規模が小さい上、老朽化しており、業績回復させるのは難しいと判断した。
 博多大丸長崎店は1854年創業の徳島屋が前身で、1934年から百貨店事業を展開する老舗店舗。88年から長崎大丸、2003年から博多大丸長崎店として事業を続けてきた。2010年2月期の売上高は49億円だった。
 長崎店には10年12月末現在で、75人の従業員がいるが、社員については博多大丸が雇用を継続。有期契約の従業員については原則、会社都合退職とする。処遇については今後決定する。
 J.フロントリテイリングは11年2月期連結決算で、同店の営業終了により25億円を特別損失に計上するが、業績予想に与える影響は軽微としている。

博多大丸長崎店、7月末で閉店 跡地利用は未定 2011年1月25日 朝日
http://www.asahi.com/business/update/0124/TKY201101240464.html
 百貨店大手のJフロントリテイリングは24日、傘下の博多大丸が運営する長崎店(長崎市)を、7月末で閉じると発表した。地域経済の低迷に伴い売上高が減少していたためで、跡地の利用法は未定。75人いる従業員のうち正社員38人は原則として配置転換するが、非正社員は雇用契約を打ち切る方針だ。
 博多大丸長崎店は1854年創業の貿易商徳島屋が前身で、1934年から百貨店として営業を続けてきた。長崎市中心部の商店街にあり、売り場面積は8428平方メートル。ピークの98年2月期には約85億円の売上高があったが、10年2月期には約49億円に落ち込んでいた。
 Jフロントは現在、直営店が18、博多大丸長崎店を含めグループ店が5ある。収益力向上のため店舗の効率化を進めており、10年1月には松坂屋岡崎店(愛知県岡崎市)、同年8月には松坂屋名古屋駅店(名古屋市)を閉めている。



 またまた地方の百貨店が営業終了です。
 まあ、人口44.1万人の長崎市には、すぐ側に三越伊勢丹ホールディングス傘下となった岩田屋と関係の深い浜屋百貨店がありますし、佐世保市や長崎市に店舗を保有する玉屋もあり、競争も激化するオーバーストア状態に加えて店舗の老朽化が進み、たとえ立て替えたところで収益回復の見込みを立てることが困難と撤退の決断を余儀なくされたのだとは思いますが、売上も1998年2月期のピーク時と比べて約4割減少。地方の百貨店はどこも苦しいだけに、致し方ない一面もあるのでしょうが、個人的には非常に残念に思います。