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栗山亀岡市長3選 大差で松野氏破る

2011-10-24 07:58:04 | Weblog
栗山亀岡市長3選 大差で松野氏破る 2011年10月24日 京都
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20111023000094
 任期満了に伴う亀岡市長選は23日投開票され、無所属現職の栗山正隆氏(66)=民主、自民、公明推薦=が、無所属新人で共産党京都市会議員団事務局長の松野好秀氏
(58)=共産推薦=を大差で破り、3選を果たした。
 栗山市政の継続か転換かが問われた二極選挙で、行財政改革、地域経済振興、子育てや福祉施策への対応などが主な争点となった。
 栗山氏はJR山陰線複線化、新亀岡駅舎の完成など2期8年の実績を掲げ、一層の魅力あるまちづくりを訴えた。幅広い政党や各種団体の推薦を受け、厚い組織力を生かして票を積み上げた。
 松野氏は国保料減額や子ども医療費助成の拡充などを掲げて市政転換を訴えた。共産党市議や労働組合などが支持拡大に努めたが、及ばなかった。
 投票率は35・89%で、前回市長選を3・36ポイント下回り、過去最低となった。
★京都府亀岡市市長選挙結果
当 20562 栗山正隆 無現
  5676 松野好秀 無新 



 京都府亀岡市は府の中西部に位置する人口9.2万人程の市で、市長選は2003年11月9日から2期8年現職を務めた62歳の栗山正隆氏に対して、共産党が推薦する58歳の松野好秀氏が挑戦したものの、
 2期8年の実績をアピールすると共に、子供医療費の助成制度拡大・学校耐震化の完了・観光資源の整備・大規模スポーツ施設の誘致などを訴えた民主・自民・公明が相乗り推薦する栗山正隆氏が20562票を獲得し、
 福祉政策の充実を訴えると共に、地域経済の振興と雇用拡大・住宅耐震化工事の助成制度拡充・国保料引き下げ・子供医療費無料化拡大・自然エネルギーの推進を訴え5676票を獲得した松野好秀氏を一蹴しました。
 京都と言えば共産党が強い地域とはいえ、福祉政策と国保料以外では両者に大きな争点がなく、松野氏としては共産党支持者以外の方を取りこむことができなかったのがこれだけの大差をつけられる敗因となったのだと思いますが、3選目を難なく決めた栗山氏は3期目にどのような実績を積み上げてくれるのでしょうか…。

所沢市長に藤本氏 現新2氏破り初当選

2011-10-24 07:55:27 | Weblog
所沢市長に藤本氏 現新2氏破り初当選 2011年10月24日 埼玉
http://www.saitama-np.co.jp/news10/23/12.html
 任期満了に伴う所沢市長選は23日投開票され、保守系無所属新人で前県議の藤本正人氏(49)=自民推薦=が、民主党出身で再選を目指した無所属現職の当麻よし子氏(62)=民主支持、連合埼玉推薦=と保守系無所属新人で前衆院議員の並木正芳氏(62)を破り、初当選を果たした。
 三つどもえとなった戦いは県内唯一の女性市長の続投か、保守による市政奪還かで争われた。藤本氏は、並木氏と自民推薦を争い保守分裂のハンディを背負いながらも、当麻氏の再選を阻止した。
 藤本氏は、若さと行動力をアピールするとともに、10年間の中学教諭の経験を生かし「2学期制を3学期制に戻す」「日本一の教育環境をつくり、所沢に若い子育て世代を呼び込む」と訴えた。
 保守系市議11人が支援につき旧町、新所沢、小手指地区などの都市部と柳瀬、三ケ島地区の農村部も一緒に回って票を掘り起こしたのに加え、鍼灸(しんきゅう)師会など業界団体の支持も獲得。自民推薦の看板を生かし、党も幹部級を応援に送り込んだ。
 当麻氏は、子ども医療費の無料化を中学3年生まで拡大したことや、私立保育園の新設で待機児童の解消に成果を挙げたことなど実績を強調。民主党の推薦は受けず「支持」にとどめ「市民党」を名乗って幅広い層の支持を期待したが、連合埼玉や支持者の動きはいまひとつで、現職の強みを発揮できなかった。
 並木氏は、豊富な政治キャリアをアピール。過去2回の衆院選は比例北関東での出馬で、本格的な選挙戦を戦うのは10年ぶり。駅頭などで名前と顔の売り込みに懸命に動いたが、自民推薦を得られなかったことも響き、支持を広げきれなかった。
 同市小手指町にある藤本選挙事務所では「当選」の連絡が入ると、支持者の拍手と歓声で沸き返った。藤本氏は「少子高齢化の中、財政の拡大は難しい。自立自尊の心意気で、わがまち所沢をつくっていこう」と抱負を語った。
 当日有権者数は27万6366人(男13万7275人、女13万9091人)。投票者数は9万5840人(男4万7395人、女4万8445人)、投票率は34・68%(男34・53%、女34・83%)で、前回(07年10月)を3・98ポイント上回った。

★埼玉県所沢市 市長選挙結果
当 38655 藤本正人(49)無新=自民推薦
  37029 当麻よし子(62)無現
  18967 並木正芳(62)無新



 埼玉県所沢市は、東京都東大和市や東村山市などに隣接する人口34.1万人程の特例市で、市長選は所沢市議会議員を3期&埼玉県議会議員を3期務めた後、4年前の前回市長選で16年振りに市長選に出馬して初の女性市長に就任した民主党の支持を受けた62歳の当摩よし子氏に対して、自民が推薦する49歳の藤本正人氏、前衆院議員(96年~00年、05年~09年)で62歳の並木正芳氏が挑戦する三つ巴の戦いになりましたが、
 若さと行動力をアピールするとともに、10年間の中学教諭の経験を生かし「2学期制を3学期制に戻す」「日本一の教育環境をつくり、所沢に若い子育て世代を呼び込む」と訴えた藤本正人氏が38655票を獲得し、
 子ども医療費の無料化を中学3年生まで拡大したことや、私立保育園の新設で待機児童の解消に成果を挙げたことなど4年間の実績を強調して37029票を獲得した現職当麻よし子氏に1626票差をつけて初当選。
 豊富な政治キャリアをアピールした並木正芳氏は19867票の獲得に留まりました。

 この選挙選。迎え撃つ現職は所沢市初の女性市長でソフト路線が打ち出せることに加えて、挑戦者陣営は数か月前に行われた県議選でトップ当選した藤本氏を自民が公認したものの、衆議院議員を2期務めた全国区で知名度もそこそこある並木正芳氏も出馬したことから、現職有利が予想された(保守共倒れの可能性も高かった)ものの、終わってみれば藤本氏の大逆転勝利。
 まあ、当麻よし子氏の場合、元々が社民党出身で前回の市長選は民主党の推薦を受けたことから職員削減等の行政改革には力が入らず、市民の間では思い切ったことが出来ない等の批判も強かったようですが、その批判勢力が藤本氏に集結したといったところでしょうか…。
 新市長に就任する藤本氏は最初の4年間でどのような実績を挙げてくれるのか、その言動に注目が集まることになりそうです。