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富津市長に佐久間氏 防災施設整備で支持拡大 3選  千葉

2012-10-01 19:15:45 | Weblog
富津市長に佐久間氏 防災施設整備で支持拡大 3選 2012年10月01日 千葉日報
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/politics/103251
 任期満了に伴う富津市長選は30日投票が行われ、即日開票の結果、現職の佐久間清治氏(66)=自民・公明推薦=が、新人で公認会計士の地引直輝氏(32)を破り、3選を果たした。
 佐久間氏は現職の強みを生かし、自民・公明両党をはじめ近隣市長、漁業組合、医師会、建設業界など幅広い団体から支持を取り付け、組織戦を展開。防災施設の整備や自主防災組織の設立支援を通した「安全安心なまちづくり」、浅間山砂利採取場跡地を活用した雇用創出などを掲げ、支持を広めた。
 地引氏は既存組織に頼らず、ボランティアを中心に草の根運動を展開したが、出馬表明の遅れや知名度不足などが響いた。
★千葉県富津市 市長選挙結果
当 13004 佐久間清治(66)無現=自民、公明推薦
  10040 地引直輝(32)無新


 千葉県富津市(ふっつし)は、県の南西部の君津市などに隣接する人口約4.7万人の1971年に市制施行した市で、市長選は2004年10月から2期8年現職を務めて3選を目指す自民と公明が推薦に回った現職で66歳の佐久間清治氏に、公認会計士で32歳の地引直輝氏が挑みましたが、
 企業誘致の成功や子育て支援策の実施など実績を強調すると共に「人口減少を食い止めなければならない」「今やるべきことをやらないと未来につながらない。今後も安心、安全な富津市づくりにまい進したい」と、さらなる企業誘致と利便性の向上などを公約として掲げた佐久間清治氏が13004票を獲得して、
 「お年寄りや子育て家庭が不安を抱えるなど現市政は行き詰まっている。同じことを今後4年間続けていいのか」と現政権を批判。住民らに「台風の目となって市政に新しい風を吹き込み、元気で不安のない街にしたい」と訴え10040票を獲得した地引直輝氏 に3000票近い差をつけて再選を決めました。

 実はこの挑戦者の地引氏。通常市長選には前市議や元市議として実績を積まれた地元にそこそこ顔の利く方が立候補することが多い中、議員経験がないという実に珍しい経歴の持ち主(公認会計士試験合格と同時期の平成14年10月に監査法人トーマツに入所してから平成22年12月まで同所に勤務、その後は衆議院議員の政策担当秘書に就任)
で、立候補の動機も「中学時代にいた150人の同級生のうち今も地元に残っているのが20人程しかおらず、若者の人口流出を痛切に感じた」ことがきっかけ。
 普通なら現職に一蹴されてもおかしくはない知名度の差がありそうですが、それでも1万票を超える方が貴重な1票を投じたということは、市民にも現在のやり方に不満を持っている方が決して少なくないことへの裏返しだと思いますし、それだけに再選を決めた佐久間氏が次の4年間でどのような舵取りを行っていくのかがが厳しく問われることになるかと思います。

岩出市長 中芝さん3選 和歌山

2012-10-01 19:11:38 | Weblog
岩出市長 中芝さん3選 2012年10月1日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20120930-OYT8T01001.htm
<社会基盤の充実訴え> 岩出市長選は30日、投開票され、現職の中芝正幸さん(69)(無所属=民主、自民、公明、社民推薦)が、新人で前市議の尾和弘一さん(65)(無所属)を破り、3選を果たした。旧岩出町の町長時代を含めて通算5期目となり、中芝さんは「将来を担う子どもたちのためにもしっかりと行政に取り組みたい」と抱負を述べた。当日有権者数は4万787人。投票率は35・04%(前回46・98%)だった。
 同市宮のホテルには、支持者が集まり、当選確実の知らせが伝えられると、拍手していた。中芝さんは到着後、集まった人たちと握手を交わし、「目先のことより、後年に負担を残してはいけないというおもいをわかっていただけた」と述べ、万歳を繰り返していた。
 中芝さんは関西学院大商学部卒業後、水間鉄道常務などを経て、1993年に旧岩出町議に初当選。96年には同町長に当選し、3期目途中の06年4月、町単独での市制施行により、岩出市長となった。
 選挙戦では、京奈和自動車道の延伸や県道の整備などに合わせた社会基盤の充実や防災対策の強化などを訴え、町長時代からの16年間の実績も強調しながら支持を集めた。
 尾和さんは、中学生以下の医療費無料化、ゴミ無料化や大規模中学校の解消などの政策を訴えたが、及ばなかった。
★和歌山県岩出市 市長選挙結果
当 9060 中芝正幸(69)無現=民主、自民、公明、社民推薦
  4946 尾和弘一(65)無新



 和歌山県岩出市は、2006年4月に市制施行した大阪府泉南市や和歌山市・紀の川市などに隣接する県北部に位置する人口約5.3万人の市で、市長選は旧岩出町長時代も含めて現職で5選を目指す民主・自民・公明・社民が相乗り推薦する69歳の中芝正幸氏に対して、前市議で65歳の尾和弘一氏が挑みましたが、
 現在の市の発展を実現させたとして過去の安定した市政運営をアピールすると共に 「国政は混迷を深め、今後なおいっそう厳しい社会経済情勢が続くと思われる。自治体は、自主・自立の運営を進めていかなければならない。厳しさに耐える組織の確立を掲げ、後世に行政サービスの低下をきたさないことを誓う」と訴えた中芝正幸氏が9060票を獲得して
 「行政をチェックする議員になろうと思ってやってきた。組織や支持団体もなく、政党へ要請もしていない。しがらみのない、完全無所属で戦う。退路を断って、岩出市を変えていきたい。(現職が再選した場合の)5期20年は長すぎる。組織対草の根、どぶ板の選挙だ」と訴えると共に、公約として中学生までの医療費の無料化、危機管理課の設置、三つめの市立中学校の新設を掲げて4946票を獲得した尾和弘一氏 を大差で退けて危なげなく再選を決めました。
 ん…。5選ともなると多選批判の声も出てくるのではないかとも思うのですが、事実上の相乗り候補で年齢も同じ60代とそう大きく変わるわけでもなく、投票率も35%ちょっとと前回選挙よりも10ポイント以上落とす無関心振り。これでは現職が危なげなく勝利したのも妥当でしょうか…。

高梁市長に近藤氏再選 大差で新人竹井氏破る 岡山

2012-10-01 19:06:09 | Weblog
高梁市長に近藤氏再選 大差で新人竹井氏破る 2012年10月01日 山陽
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2012093023130130/
 任期満了に伴う高梁市長・市議選は30日、投開票が行われ、市長選は無所属現職の近藤隆則氏(53)が、無所属新人で会社役員の竹井宏氏(71)を大差で退け、再選を果たした。
 2010年国勢調査で市の5年間の人口減少が岡山県内最大だったことを踏まえ、両氏とも定住促進や地域経済の活性化、農業振興の重要性を主張。大型事業のJR備中高梁駅橋上化・駅前広場整備の在り方をめぐっても舌戦を繰り広げた。
 近藤氏は子育て支援や行財政改革などで実績を強調し、都市基盤を整えるためとして同駅事業の推進を訴えた。政党推薦は受けず、旧市内の女性グループ有志や中堅・若手の商工関係者らが中心となって支援、幅広く浸透した。
 当選確実の知らせを受け、近藤氏は「2期目も頑張れという皆さんの気持ちに何としても応える。雇用を生み出す産業施策などを矢継ぎ早に打ち出したい」と抱負を語った。
 竹井氏は告示1カ月前に立候補を表明、現市政を批判する勢力の支援を受け短期決戦に挑んだ。同駅整備の見直しを掲げたが出遅れを挽回できず、広がりを欠いた。
 市長選の投票率は76・75%(男75・79%、女77・59%)。08年の前回(82・41%)を5・66ポイント下回った。当日有権者数は2万8318人(男1万3184人、女1万5134人)。
◇岡山県高梁市  市長選挙結果
当 近藤隆則 14255
  竹井宏   7098



 岡山県高梁市は、2004年10月に旧高梁市と有漢町・成羽町・備中町・川上町が合併して誕生した県の西中部に位置する人口約3.4万人の市で、市長選は4年前の前回選挙で当時の現職だった秋岡毅氏に4000票近い差をつけて初当選を決めた現在53歳の近藤隆則氏に対して、教育情報会社社長で71歳の竹井宏氏が挑む、現職の1期4年の実績を問う選挙戦となりましたが、
 「少子高齢化、過疎化の波の中にあるがJR備中高梁駅バリアフリー化、新庁舎建設も市民が利用しやすい機能を加えて整備、18歳以下の医療費無料化も引き続き推進する」と述べ、「住んでよかった、住み続けてよかったと言われる高梁作りに全身全霊をかける」と訴えた近藤隆則氏が14255票を獲得して
 「高梁市は、財政やリーダーシップの問題など課題が山積している」「九州や四国の首長の取り組みを参考に、農業や畜産業の再生、強化を目指したい」と地域振興の推進を訴え7098票を獲得した竹井宏氏 をダブルスコアの大差で危なげなく退けて再選を決めました。
 まあ、挑戦者が2回り近く年上ということもあり、それだけでも「勝負あったかな…」と見ていたのですが、現職の近藤氏は前回獲得した票数をキープしたのに対して、竹井氏は秋岡毅氏の支持票から3000票近い取りこぼし。人口(有権者)の減少を割り引いても、ただただ市民の選挙戦への無関心さだけが目立つ選挙戦だったように思います。