岡崎市長に内田氏 自民復調ムードに弾み 2012年10月22日 中日
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012102290003513.html
愛知県岡崎市長選は21日投開票され、無所属新人の元自民県議で県議長経験もある内田康宏氏(59)=自民推薦=が県議7期の知名度を生かし、無所属新人の元「日本一愛知の会」県議の園山康男氏(47)=公明支持=を破って初当選した。市議選(定数37)、県議岡崎市選挙区補選(被選挙数2)と同日のトリプル選だったが、投票率は57・81%で、市長選と市議選のダブル選だった前回を1・24ポイント下回った。
両陣営とも「次期衆院選の前哨戦」と位置づけ、双方の支援組織の集票力が試された。内田さんを支えた自民は、安倍晋三総裁が応援演説に出向くなど異例の態勢が実り、政権奪還に向けた自民復調ムードに弾みがつく。園山氏を全面支援した日本一愛知の会代表の大村秀章県知事は、次期衆院選で目指す「第三極」の候補擁立に打撃となる。
内田氏は選挙事務所で支持者を前に「相手の候補やその背後にある大きな勢力との戦いだった」と振り返った。観光産業の推進や箱もの事業への慎重姿勢など、選挙戦で訴えた公約を「一つ一つ確実に実現する」と強調した。支援した自民関係者らは「(相手陣営に)風が吹かなかったということ」と話し、早くも次期衆院選へ目を向けた。
敗れた園山氏は「すべては私の責任。(有権者に)ちゃんと伝えられず、努力不足だった」と敗戦の弁を述べた。「オール市民連合」として、
勇退した前市長や連合愛知、民主党の地元衆院議員、公明党の応援も受けたが、県議1期目での挑戦で知名度不足は否めず、出馬表明が告示3カ月前と出遅れも響いた。新文化会館建設などの公約も浸透しなかった。
岡崎市長選は、公選法の90日特例で過去3回連続して市議選とのダブル選だったが、今回は市長選へ転じた内田、園山両氏の県議辞職で県議補選が加わった。
◇愛知県岡崎市 市長選挙結果
当 87269 内田康宏 無新<1> =自
72801 園山康男 無新 =公
愛知県岡崎市は、県の旧三河国のほぼ中央に位置する人口約37.4万人の市で、市長選は2000年から3期12年現職を務めた柴田紘一氏が出馬しなかったことから、自民が推薦する59歳の内田康宏氏と前県議で公明が推薦する47歳の園山康男氏 の2新人 しかも自民と公明が別候補を擁立するとても珍しい一騎打ちとなりましたが、
「岡崎市を観光産業都市として活性化する」「小中学生の給食費無償化や私学助成の復活や増額に取り組む」などと訴えた内田康宏氏が87269票を獲得して、
「新文化会館構想を推進し、康生地区ににぎわいを取り戻す」「病床、医師数不足の解消のため、民間の力を活用しながら、市南部に第二市民病院を建設する」などの公約を掲げて72801票を獲得した園山康男氏 に14468票差をつけて新人同士の争いを制しました。
この選挙戦。内田氏陣営には安倍晋三総裁が応援演説に駆けつけ、一方の園山氏陣営にも第三極の勢力を目指す大村秀章県知事が全面支援に回った他、勇退した柴田紘一前市長や連合愛知・民主党も支援に回りましたが、それでも自民党の組織力がかなり復活していることを間接的に証明する形に。
次の衆議院選挙では一部の選挙区を除けば自民と公明が同一の候補を連名で推薦するケースも多いと思われますが、表題にある通り自民復調ムードに弾みが付いてきたと思います。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012102290003513.html
愛知県岡崎市長選は21日投開票され、無所属新人の元自民県議で県議長経験もある内田康宏氏(59)=自民推薦=が県議7期の知名度を生かし、無所属新人の元「日本一愛知の会」県議の園山康男氏(47)=公明支持=を破って初当選した。市議選(定数37)、県議岡崎市選挙区補選(被選挙数2)と同日のトリプル選だったが、投票率は57・81%で、市長選と市議選のダブル選だった前回を1・24ポイント下回った。
両陣営とも「次期衆院選の前哨戦」と位置づけ、双方の支援組織の集票力が試された。内田さんを支えた自民は、安倍晋三総裁が応援演説に出向くなど異例の態勢が実り、政権奪還に向けた自民復調ムードに弾みがつく。園山氏を全面支援した日本一愛知の会代表の大村秀章県知事は、次期衆院選で目指す「第三極」の候補擁立に打撃となる。
内田氏は選挙事務所で支持者を前に「相手の候補やその背後にある大きな勢力との戦いだった」と振り返った。観光産業の推進や箱もの事業への慎重姿勢など、選挙戦で訴えた公約を「一つ一つ確実に実現する」と強調した。支援した自民関係者らは「(相手陣営に)風が吹かなかったということ」と話し、早くも次期衆院選へ目を向けた。
敗れた園山氏は「すべては私の責任。(有権者に)ちゃんと伝えられず、努力不足だった」と敗戦の弁を述べた。「オール市民連合」として、
勇退した前市長や連合愛知、民主党の地元衆院議員、公明党の応援も受けたが、県議1期目での挑戦で知名度不足は否めず、出馬表明が告示3カ月前と出遅れも響いた。新文化会館建設などの公約も浸透しなかった。
岡崎市長選は、公選法の90日特例で過去3回連続して市議選とのダブル選だったが、今回は市長選へ転じた内田、園山両氏の県議辞職で県議補選が加わった。
◇愛知県岡崎市 市長選挙結果
当 87269 内田康宏 無新<1> =自
72801 園山康男 無新 =公
愛知県岡崎市は、県の旧三河国のほぼ中央に位置する人口約37.4万人の市で、市長選は2000年から3期12年現職を務めた柴田紘一氏が出馬しなかったことから、自民が推薦する59歳の内田康宏氏と前県議で公明が推薦する47歳の園山康男氏 の2新人 しかも自民と公明が別候補を擁立するとても珍しい一騎打ちとなりましたが、
「岡崎市を観光産業都市として活性化する」「小中学生の給食費無償化や私学助成の復活や増額に取り組む」などと訴えた内田康宏氏が87269票を獲得して、
「新文化会館構想を推進し、康生地区ににぎわいを取り戻す」「病床、医師数不足の解消のため、民間の力を活用しながら、市南部に第二市民病院を建設する」などの公約を掲げて72801票を獲得した園山康男氏 に14468票差をつけて新人同士の争いを制しました。
この選挙戦。内田氏陣営には安倍晋三総裁が応援演説に駆けつけ、一方の園山氏陣営にも第三極の勢力を目指す大村秀章県知事が全面支援に回った他、勇退した柴田紘一前市長や連合愛知・民主党も支援に回りましたが、それでも自民党の組織力がかなり復活していることを間接的に証明する形に。
次の衆議院選挙では一部の選挙区を除けば自民と公明が同一の候補を連名で推薦するケースも多いと思われますが、表題にある通り自民復調ムードに弾みが付いてきたと思います。