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岡崎市長に内田氏 自民復調ムードに弾み 愛知

2012-10-22 17:29:31 | Weblog
岡崎市長に内田氏 自民復調ムードに弾み 2012年10月22日 中日
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012102290003513.html
 愛知県岡崎市長選は21日投開票され、無所属新人の元自民県議で県議長経験もある内田康宏氏(59)=自民推薦=が県議7期の知名度を生かし、無所属新人の元「日本一愛知の会」県議の園山康男氏(47)=公明支持=を破って初当選した。市議選(定数37)、県議岡崎市選挙区補選(被選挙数2)と同日のトリプル選だったが、投票率は57・81%で、市長選と市議選のダブル選だった前回を1・24ポイント下回った。
 両陣営とも「次期衆院選の前哨戦」と位置づけ、双方の支援組織の集票力が試された。内田さんを支えた自民は、安倍晋三総裁が応援演説に出向くなど異例の態勢が実り、政権奪還に向けた自民復調ムードに弾みがつく。園山氏を全面支援した日本一愛知の会代表の大村秀章県知事は、次期衆院選で目指す「第三極」の候補擁立に打撃となる。
 内田氏は選挙事務所で支持者を前に「相手の候補やその背後にある大きな勢力との戦いだった」と振り返った。観光産業の推進や箱もの事業への慎重姿勢など、選挙戦で訴えた公約を「一つ一つ確実に実現する」と強調した。支援した自民関係者らは「(相手陣営に)風が吹かなかったということ」と話し、早くも次期衆院選へ目を向けた。
 敗れた園山氏は「すべては私の責任。(有権者に)ちゃんと伝えられず、努力不足だった」と敗戦の弁を述べた。「オール市民連合」として、
勇退した前市長や連合愛知、民主党の地元衆院議員、公明党の応援も受けたが、県議1期目での挑戦で知名度不足は否めず、出馬表明が告示3カ月前と出遅れも響いた。新文化会館建設などの公約も浸透しなかった。
 岡崎市長選は、公選法の90日特例で過去3回連続して市議選とのダブル選だったが、今回は市長選へ転じた内田、園山両氏の県議辞職で県議補選が加わった。

◇愛知県岡崎市 市長選挙結果
当 87269 内田康宏 無新<1> =自
  72801 園山康男 無新 =公



 愛知県岡崎市は、県の旧三河国のほぼ中央に位置する人口約37.4万人の市で、市長選は2000年から3期12年現職を務めた柴田紘一氏が出馬しなかったことから、自民が推薦する59歳の内田康宏氏と前県議で公明が推薦する47歳の園山康男氏 の2新人 しかも自民と公明が別候補を擁立するとても珍しい一騎打ちとなりましたが、
 「岡崎市を観光産業都市として活性化する」「小中学生の給食費無償化や私学助成の復活や増額に取り組む」などと訴えた内田康宏氏が87269票を獲得して、
 「新文化会館構想を推進し、康生地区ににぎわいを取り戻す」「病床、医師数不足の解消のため、民間の力を活用しながら、市南部に第二市民病院を建設する」などの公約を掲げて72801票を獲得した園山康男氏 に14468票差をつけて新人同士の争いを制しました。
 この選挙戦。内田氏陣営には安倍晋三総裁が応援演説に駆けつけ、一方の園山氏陣営にも第三極の勢力を目指す大村秀章県知事が全面支援に回った他、勇退した柴田紘一前市長や連合愛知・民主党も支援に回りましたが、それでも自民党の組織力がかなり復活していることを間接的に証明する形に。
 次の衆議院選挙では一部の選挙区を除けば自民と公明が同一の候補を連名で推薦するケースも多いと思われますが、表題にある通り自民復調ムードに弾みが付いてきたと思います。

新人・倉嶋氏が初当選 笛吹市長選 新議員21人も決まる  山梨

2012-10-22 17:26:11 | Weblog
新人・倉嶋氏が初当選 笛吹市長選 新議員21人も決まる 2012年10月22日 山梨中央日報
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2012/10/21/17.html
 任期満了に伴う笛吹市長選は21日投開票され、無所属新人で無職の倉嶋清次氏(64)=一宮町千米寺1014の1=が現職で3選を目指した荻野正直氏(67)、無所属=石和町井戸339=を破り初当選を果たした。体育館と文化ホールを兼ね備えた複合施設「多機能アリーナ」建設の是非を最大の争点に論戦を展開してきた同市長選は、建設の計画凍結を公約に立候補した倉嶋氏が当選したことで、アリーナ建設は先行きが不透明となった。投票率は68.85%で前回を3.36ポイント下回った。
 一方、笛吹市議選も市長選と同時に投開票され、新しい市議21人が決まった。市議選は、今回から定数が3減り、定数21に対して25人が立候補。混戦のまま最終盤に入各陣営は地元票を固めるとともに、大票田の石和地区や候補者が少ない境川地区の浮動票の取り込みに激しい集票合戦を繰り広げた。投票率は68.85%で前回市議選を3.36ポイント下回った。
★山梨県笛吹市 市長選挙結果
当 23004 倉嶋清次(64)無新
  15640 荻野正直(67)無現



 山梨県笛吹市は、2004年10月に石和町・御坂町・一宮町・八代町・境川村・春日居町が合併して誕生した県中央部に位置する人口約7万人の市で、市長選は現職で67歳の荻野正直氏に対して、元農林水産省職員で64歳の倉嶋清次氏が挑戦しましたが、
 次の市長の任期の4年間に、市は(2014年に)合併10年を迎える。11年目(の15年4月)からは段階的に地方交付税が削られ、5年間で24億円減る。だから聖域なき歳出の見直しをやらなくてはならない。現在、市が進めている大型プロジェクトはいったん凍結する。多機能アリーナを造ると、維持管理や大規模修繕で1日当たり60~70万円が使われる。とてもそんなものは認められない と訴えた倉嶋清次氏が23004票を獲得して
 使い切り予算をやめて残った予算を一つ一つ積み上げていった結果、合併時に比べて基金が112億円増えた。合併特例期間があと2年で終わることや、これからの社会は先が見えないということから、こうした準備が必要となっている。多機能アリーナ問題だけでなく、市の基盤作りが正しかったのか否か と2期8年の実績を訴え15640票を獲得した荻野正直氏 に7364票の大差をつけて初当選を決めました。

 この選挙戦。当初は現職の荻野正直市長に批判的な市民グループなどが元県副知事の芦沢薫氏を擁立しようとするも、「豊富な行政経験を生かしてほしいと依頼されたが、私はトップに立つ器ではない」と固辞したことから、元農林水産省職員の倉嶋清次氏を擁立。
 知名度の差もあり現職有利かな…とも思っていたのですが、これだけの大差で現職が敗れるというのは、余程市が進めている大型プロジェクト(多機能アリーナ問題)への懸念が強いのでしょうし、これでアリーナ建設も先行きが不透明な状況に…。
 現職に大差をつけて初当選を決めた倉嶋清次氏はどう市制の舵取りを行っていくのでしょうか。

入間市長に田中氏 市政改革訴え初当選  埼玉

2012-10-22 17:23:44 | Weblog
入間市長に田中氏 市政改革訴え初当選  2012年10月22日 埼玉
http://www.saitama-np.co.jp/news10/21/11.html
 任期満了に伴う入間市長選は21日投開票され、無所属新人で前県議の田中龍夫氏(60)=自民推薦=が、いずれも無所属新人で前副市長の吉田竹雄氏(62)=連合埼玉推薦=と前市議の野口哲次氏(61)の2人を破って、初当選を果たした。木下博市長による市政の継続か、刷新かをめぐる保守分裂の争いに、市民は刷新を期待し、転換を選択した。
 田中氏の選挙事務所は「当確」の知らせで支持者の大きな拍手と歓声に包まれた。田中氏は「中学3年生まで医療費を無料化し、市役所の日曜日窓口をオープンする」などと抱負を述べた。
 市議4期、県議5期を務めた田中氏は、31年間の実績を訴えて選挙戦を展開。「20年の長期政権でマンネリ化、木下・吉田市政では官僚政治に流れる」と批判の矢を向け、市職員の1割削減と市長給与の50%削減を打ち出して市民の共感を得た。党本部から片山さつき、佐藤ゆかり両参院議員も駆け付けた。自主投票の公明票の一部を取り込んだのも勝因につながった。
 吉田氏は、木下市長が総括責任者に、斉藤正明県議を選対本部長とし、保守系市議も7人が付いて、てこ入れを図ったが、知名度が低く、民主との政策協定も集票には十分に機能せず、届かなかった。
 野口氏は、加治丘陵事業見直し、市内循環バス拡充などを訴えたが、及ばなかった。
 当日有権者数は12万434人(男5万9737人、女6万697人)、投票者数は5万2962人(男2万5900人、女2万7062人)。投票率は43・98%(男43・36%、女44・59%)で、2008年の前回市長選を0・95ポイント上回った。


★埼玉県入間市 市長選挙結果
当 29348 田中龍夫(60)無新=自民推薦
  19019 吉田竹雄(62)無新
  3872 野口哲次(61)無新


 埼玉県入間市は、東京都青海市に隣接する県の南西部にある人口約14.9万人の市で、市長選は1992年11月から5期20年現職を務めた木下博氏が出馬を見送ったことから、前県議会議員で自民党が推薦する60歳の田中龍夫氏、前副市長で木下博前市長も支援に回った62歳の吉田竹雄氏、前市議会議員で61歳の野口哲次氏 の3新人による争いとなりましたが、
 「官僚市政が20年続いた結果、職員優遇による行政改革が遅れた。市職員を1割削減する。中央とのパイプを活用することにより新しい入間市が生まれる」入間市駅前の米軍基地跡地を活用した中心市街地活性化などをアピールした田中龍夫氏が29348票を獲得して、
 木下市政の継承を軸に、「長い行政経験を生かし、安定した行政運営で市政の進化を目指す」と宣言、安心安全な街づくりや子ども医療費無料化拡充などを掲げると共に、「入間の良さを市政で生かしたい。小中35人学級実現など私の掲げた5つの改革と12の公約は必ずやる。勝利を必ずつかむ」と訴え19019票を獲得した吉田竹雄氏
 「入間市の財政は厳しく、事業に優先順位を決めなければならない」と指摘。「市内循環バスの拡充、保育の充実、都市基盤の整備」などを訴え「職員数を減らすのではなく、公民館業務の委託や嘱託化を検討すべき」とし、「しがらみのない、パフォーマンスに走らない自分こそ市政の舵取りにふさわしい」と訴え3872票を獲得した野口哲次氏 を破り初当選を決めました。
 新市長に就任する田中龍夫氏がどう行政改革を進めるのか要注目ですね。

歌志内市長に村上氏 20年ぶり選挙戦制す 北海道

2012-10-22 17:21:34 | Weblog
歌志内市長に村上氏 20年ぶり選挙戦制す 2012年10月22日 北海道
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/413449.html
 任期満了に伴う歌志内市長選は21日投票、即日開票され、前副市長で新人の村上隆興氏(65)=無所属、公明推薦=が、前市議で新人の谷秀紀氏(70)=無所属=を381票差で破り、20年ぶりとなった選挙戦を制して初当選を果たした。
 当日有権者数は3731人、投票者数は2801人で、投票率は75・07%。2候補の争いとなった前回1992年(96年以降は無投票)の89・98%を14・91ポイント下回った。無効票は74。
★北海道歌志内市 市長選挙結果
当 1554 村上隆興(65)無新=公明推薦
  1173 谷秀紀(70) 無新



 北海道歌志内市は、北海道空知地方にある人口約4000人程の、かっては炭鉱で栄えた市で、市長選は2004年10月から2期8年現職を務めた泉谷和美氏が出馬しなかったことから、前市議で70歳の谷秀紀氏と、前副市長で65歳の村上隆興氏による新人同士の対決となりましたが、
 高齢化社会に対応した地域福祉、医療の充実と子育て世代の環境整備。町内会や自治会、中小企業への支援。除雪対策 などを掲げた村上隆興氏が1554票を獲得して
 保育料や給食費補助、高校生や通勤者への通学費・交通費補助などの人口減、定住対策。高齢者のグループホーム建設。企業誘致 などを掲げて1173票を獲得した谷秀紀氏を制して初当選を決めました。
 選挙戦は実に20年振りだったようで、市長が代変わりしたことから久しぶりの選挙戦となったようですが、まあそれ程大きな争点の違いがあるとも思えず、公明党が推薦に回った村上氏が組織票を手堅くまとめて勝利したといったところでしょうか。

蝦名氏が再選 釧路市長選 投票率34・45%過去最低 北海道

2012-10-22 17:17:54 | Weblog
蝦名氏が再選 釧路市長選 投票率34・45%過去最低 2012年10月22日 北海道
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/413443.html
 任期満了に伴う釧路市長選は21日投票、即日開票され、無所属の現職蝦名大也氏(53)が、いずれも無所属新人の市民団体「明日の釧路をつくる会」代表委員の中家治子氏(58)=共産推薦=と、僧侶の八村弘昭氏(36)を大差で破り、再選を果たした。
 当日有権者数は15万1064人、投票者数は5万2035人。投票率は2008年の前回選挙より15・36ポイント低い34・45%で、00年の39・32%を下回り過去最低となった。無効票は1257。
★北海道釧路市 市長選挙結果
当 40977 蝦名大也(53)無現
  8408 中家治子(58)無新=共産推薦
  1393 八村弘昭(36)



 北海道釧路市は、道東部の太平洋岸に立地する人口約18.2万人の地域の中心都市で、市長選は現職で再選を目指す53歳の蝦名大也氏に対して、共産党系の市民団体「明日の釧路をつくる会」代表委員で58歳の中家治子氏、僧侶で36歳の八村弘昭氏 の2新人が挑戦しましたが、
 1期4年の実績を上げ「今まで進めてきたことに取り組むだけでは小さくなっていく。いろんなことに挑戦できる仕組みを作りたい 地域経済が疲弊する中で第三セクターの多額な負債処理を進めながら財政健全化を取り組んできた」と実績をアピールした蝦名大也氏が40977票を獲得して
 「市民の声に耳を傾けず、強引な手法を取る今の市政から、市民参加型の市政を実現したい」と現職を批判すると共に、子育て世代や高齢者への支援、市独自の雇用支援策などを訴え8408票を獲得した中家治子氏
 「釧路の物を中国に売って、中国の成長を釧路に取り入れる。本当に必要な物以外カットし、市の借金を返す」と訴え1393票を獲得した八村弘昭氏 に圧倒的大差をつけて危なげなく再選を決めました。

新潟県知事選、現職・泉田氏が3選

2012-10-22 17:11:46 | Weblog
新潟県知事選、現職・泉田氏が3選 2012年10月22日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20121021-OYT1T00632.htm?from=ylist
 新潟県知事選は21日、投開票が行われ、現職の泉田裕彦氏(50)(無=民主、自民、国民の生活が第一、公明、社民推薦)が、共産党県委員長の樋渡ひわたし士自夫しじお氏(59)(共産)ら2新人を破り、3選を果たした。
 投票率は43・95%(前回46・49%)だった。
 泉田氏は与野党5党の推薦を受けて選挙戦を優位に進め、中越地震、中越沖地震からの復興など2期8年の実績を訴えた。
 同県には、運転停止中の東京電力柏崎刈羽原子力発電所(柏崎市、刈羽村)が立地しており、泉田氏は今後、再稼働の判断を迫られる。
 泉田氏は選挙戦で、「福島第一原発事故の検証が先」と述べるにとどまり、再稼働の是非には踏み込まなかった。
 同県では、現在、原発の安全確保について県に助言する県技術委員会が福島第一原発事故を検証している。泉田氏は同委員会の結論を踏まえて再稼働を判断するとしているが、「検証結果に納得できない場合は再検証を求める」としており、再稼働が大幅にずれ込む可能性もある。

知事選・泉田氏が3選 投票率43・95%、最低更新 2012年10月22日 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/41287.html
 任期満了に伴う知事選は21日、投開票され、無所属で現職の泉田裕彦氏(50)=民主、自民、生活、公明、社民推薦=が75万9718票を得て、共産党新人の樋渡士自夫氏(59)に約70万票の大差をつけて3選を果たした。投票率は43・95%で、2008年の前回知事選で記録した46・49%をさらに下回り、過去最低を更新した。
 戦後の本県知事で3期を務めるのは、君健男氏、平山征夫氏に続いて3人目。東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題や県内経済の活性化策、人口減への対応など、直面する難題を解決する手腕が期待される。
★新潟県知事選挙結果
当 759718 泉田裕彦<3> 無現=[民][自][生][公][社]
   59876 樋渡士自夫 共新
   17884 マック赤坂 諸新



 21日に行われた新潟県知事選ですが、現職で3選を目指す民主・自民・国民の生活が第一・公明・社民が推薦する50歳の泉田裕彦氏に対して、共産党県委員長で59歳の樋渡士自夫氏。11年3月の東京都知事選に出馬するも4598票の獲得にとどまり惨敗したマック赤坂氏の3人による争いとなりましたが、
 東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働問題について「福島第1原発の検証なくして次の判断はできない」と述べ、慎重姿勢ながら含みを持たせた泉田裕彦氏が75万9718票を獲得して
 同問題について、「即時廃炉にすべきだ。自然エネルギーへの転換に本腰を入れる」と訴え59876票を獲得した樋渡士自夫氏
 17884票を獲得したマック赤坂氏を破り 事実上の信任投票を圧倒的大差で再選を決めました。
 マック赤坂氏に投票した方の多くは、現職の泉田氏も共産党が推薦する方も嫌だからという方が流れたと思われますが、北海道の泊原発の再稼働時期も見通しが立たず、また柏崎刈羽原発の再稼働時期も無理をすれば逆に福島原発の処理問題を蒸し返しかねず、早期の焦点にはなりにくかったのではないでしょうか…。