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政府、計画停電見送りへ 「人命に関わる」 北海道電力管内

2012-10-12 05:16:24 | Weblog
政府、計画停電見送りへ 「人命に関わる」 北海道電力管内 2012年10月12日 産経
http://sankei.jp.msn.com/life/news/121012/trd12101201310000-n1.htm
 冬の電力需給逼迫(ひっぱく)が予想される北海道電力管内について、政府が事前通知のうえ地域ごとに順番に電力を止める「計画停電」の導入を求めないことが11日、分かった。北海道での冬季の電力供給停止は、人命に深刻な影響を与えかねないと判断した。ただ、火力発電所の出力増強だけでは供給力は不足しかねず、最大で10%超の数値目標付きの節電要請などを検討する。
 政府は12日から「需給検証委員会」を開き、今冬の節電などについて話し合う。初日の会合では、今夏の節電実績の検証に加え、北電など電力各社が政府に提出した今冬の電力需給見通しをとりまとめ、来月上旬をめどに具体的な対策をまとめる。
 北電は先月、泊原発(泊村)が再稼働しなければ、12月から来年2月の供給予備率(最大需要に対する供給余力)が、安定供給のために最低限必要な3%を下回る0・2~1・9%程度にとどまるとの見通しを公表した。火力発電の増強対策などを進めたが「これ以上の大幅な積み上げは難しい」(幹部)のが実態だ。
 政府は今夏、原発の稼働停止に伴う電力不足対策として、関西、北海道、四国、九州の4電力に計画停電の準備を指示。冷房需要の増加などで需要が供給力を上回る危険が高まれば、大規模停電を未然に防ぐため、政府が警報を発令して地域ごとに電力を停止することにした。
 ただ、政府内では「冬の北海道での計画停電は人命に関わり、セーフティーネットにならない」(政府幹部)と、夏場の計画停電よりも危険性が高いと導入を見送る。
 一方、北電の電力需給は依然厳しい。11日は火力の苫東厚真2号機(厚真町)がトラブルで停止し、電力使用率は94%まで高まり、切迫度は「安定」から「やや厳しい」に上昇した。
 このため、政府は節電目標の数値などを議論する。ただ、11日に枝野幸男経済産業相を訪ねた北海道の高橋はるみ知事が「冬がマイナス20~30度になる中で、おじいちゃん、おばあちゃんに電気毛布の設定温度を下げろと言わなければならない」と訴えるなど目標設定の作業は難航しそうだ。



 そりゃあ そうですよね…(呆れ 
 本土なら山の中でもなければ氷点下マイナスそれも10度を超えるような地域はおのずと限られると思いますが、冬の北海道はマイナス20~30度台まで下がるのが当たり前で、自動車も故障しないことを最優先にクルマ選びをするような地域。
 そんな地域で計画停電などやられたらたまったものではありませんし、どうしても電力供給が足りないというのならば、多量の電力を消費する一部工場での使用を控えるように自治体が要請する方が常識的な考え方ではないでしょうか…。
 まあ、冬場なら最悪他の電力会社から電力を融通してもらうという手法も考えられそうですが、何よりも人命の維持が最優先されるべきでしょうし、何を今更…としか思えません。