7日の日経平均ですが、6日の米国主要3市場は小幅続伸(ダウ0.04%高、ナスダック0.56%高、S&P500種0.26%高)も、米トランプ政権で経済政策の要であった米国家経済会議のコーン委員長が7日朝に辞任を表明したと伝わり米保護主義の強まりを警戒した売り物も出たのか、前日終値(21417円76銭)よりも158円80銭安い21261円96銭でスタート。9時40分頃に21201円94銭まで下落した後は買い戻しが入り、11時頃には21484円08銭まで上昇も、その後は伸び悩み、前場は前日比40円69銭安い21377円07銭で終了。
午後に入ってからも下落基調が続いて12時45分頃にまず21260円強。14時25分頃に21230円近辺まで下落して終値ベースでは前日比165円04銭安い21252円72銭で終了しました。
米国時間では、トランプ大統領の保護主義に関わるツイッターのトーンが和らいだとの見方から上昇したものの、トランプ政権の陣営の中では良識派とされるコーン氏の辞任(表明)報道や、その鉄鋼とアルミニウムの輸入制限について日本も適用対象との方針を示したことで一気に警戒モードになってしまいましたね。
指数別では日経平均が0.77%安、トピックスが0.72%安、JPX400が0.69%安。
他、東証REITは0.41%高も、東証2部が0.76%安、東証マザーズが0.48%安となるなど他の指数も調整。
東証1部の上昇組ではアイエスビー(9.88%高)とアクセル(9.69%高)の2銘柄で9%台の上昇となった他、カプコンが4.09%高、テレビ東京が4.07%高、ぐるなびが3.02%高。
一方の下落組では、豊和工業(19.40%安)や石川製作所(16.87%安)など5銘柄で10%以上の下落となった他、神戸製鋼所が7.39%安、スルガ銀行が4.90%安、三菱自動車が4.24%安、安川電機が3.49%安、川崎重工業が3.38%安など。
新日鉄住金は2.19%安でJFEは1.62%安。
任天堂は今日は1420円安の46100円で2.99%安と前日の上昇分をほぼ吐き出す形に。
ファナックは1.81%安、ファーストリテイリングは1.46%安で終了しました。
石川製作所は北朝鮮情勢の緊張緩和で(元々防衛関連銘柄として物色されていたことから)見切り売り、神戸製鋼所は子会社による不祥事の追加発覚や米国の輸入制限の問題。
スルガ銀行は、スマートデイズ(旧スマートライフ)のシェアハウス投資の破綻にかなり入れ込んでいたとのことで、1月18日には2500円を超えていた株価が1651円と3分の2の水準に…。
まあ、スルガ銀行の場合は、地元の静岡県に堅実経営の静岡銀行という巨大な存在があり、地元の優良法人を取り込むこと自体も難しく、かといって神奈川県側には横浜銀行(コンコルディア・フィナンシャルグループ)というやはり巨大な存在があり両側を挟み撃ちされる形で、多少リスクを取っても積極的に貸し出さざるを得ない事情もあったのだと思いますが、30年間サブリース などというリスキー過ぎるスキームに安易に貸し出した(スルガスキームという言葉まで誕生しているようです)ことに批判が集まって見切り売りされている面もあるわけで…。
最近は、一棟丸ごと投資で節税などという、思わずうわっと思うような融資手法で、一部の地銀や第二地銀がかなり甘い審査で融資をして利ざやを稼いでいる噂を聞きますが、マイホーム以外のマンション投資に積極的に貸し出ししている金融機関にとっては決して他人事ではない問題ではないかと。
銀行株はほぼ全面安状態となり、三菱UFJが1.99%安、三井住友FGが1.12%安、みずほFGが0.87%安。
保険は、T&Dの1.60%安やAIGの1.15%安の下落が目に付いたでしょうか。
午後に入ってからも下落基調が続いて12時45分頃にまず21260円強。14時25分頃に21230円近辺まで下落して終値ベースでは前日比165円04銭安い21252円72銭で終了しました。
米国時間では、トランプ大統領の保護主義に関わるツイッターのトーンが和らいだとの見方から上昇したものの、トランプ政権の陣営の中では良識派とされるコーン氏の辞任(表明)報道や、その鉄鋼とアルミニウムの輸入制限について日本も適用対象との方針を示したことで一気に警戒モードになってしまいましたね。
指数別では日経平均が0.77%安、トピックスが0.72%安、JPX400が0.69%安。
他、東証REITは0.41%高も、東証2部が0.76%安、東証マザーズが0.48%安となるなど他の指数も調整。
東証1部の上昇組ではアイエスビー(9.88%高)とアクセル(9.69%高)の2銘柄で9%台の上昇となった他、カプコンが4.09%高、テレビ東京が4.07%高、ぐるなびが3.02%高。
一方の下落組では、豊和工業(19.40%安)や石川製作所(16.87%安)など5銘柄で10%以上の下落となった他、神戸製鋼所が7.39%安、スルガ銀行が4.90%安、三菱自動車が4.24%安、安川電機が3.49%安、川崎重工業が3.38%安など。
新日鉄住金は2.19%安でJFEは1.62%安。
任天堂は今日は1420円安の46100円で2.99%安と前日の上昇分をほぼ吐き出す形に。
ファナックは1.81%安、ファーストリテイリングは1.46%安で終了しました。
石川製作所は北朝鮮情勢の緊張緩和で(元々防衛関連銘柄として物色されていたことから)見切り売り、神戸製鋼所は子会社による不祥事の追加発覚や米国の輸入制限の問題。
スルガ銀行は、スマートデイズ(旧スマートライフ)のシェアハウス投資の破綻にかなり入れ込んでいたとのことで、1月18日には2500円を超えていた株価が1651円と3分の2の水準に…。
まあ、スルガ銀行の場合は、地元の静岡県に堅実経営の静岡銀行という巨大な存在があり、地元の優良法人を取り込むこと自体も難しく、かといって神奈川県側には横浜銀行(コンコルディア・フィナンシャルグループ)というやはり巨大な存在があり両側を挟み撃ちされる形で、多少リスクを取っても積極的に貸し出さざるを得ない事情もあったのだと思いますが、30年間サブリース などというリスキー過ぎるスキームに安易に貸し出した(スルガスキームという言葉まで誕生しているようです)ことに批判が集まって見切り売りされている面もあるわけで…。
最近は、一棟丸ごと投資で節税などという、思わずうわっと思うような融資手法で、一部の地銀や第二地銀がかなり甘い審査で融資をして利ざやを稼いでいる噂を聞きますが、マイホーム以外のマンション投資に積極的に貸し出ししている金融機関にとっては決して他人事ではない問題ではないかと。
銀行株はほぼ全面安状態となり、三菱UFJが1.99%安、三井住友FGが1.12%安、みずほFGが0.87%安。
保険は、T&Dの1.60%安やAIGの1.15%安の下落が目に付いたでしょうか。