「高利回り約束」など利殖商法の被害相談急増

「高利回り約束」など利殖商法の被害相談急増　2006年10月5日　日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20061005AT1G0500E05102006.html
　「高利回りを約束する」「値上がりが確実」などと利殖を強調して出資などを募る悪質商法の被害相談が急増している。国民生活センターへの相談件数は最近4年間で約1.5倍に増え、警察当局への被害の訴えや捜査も相次いでいる。警視庁は、背景に預金などの超低金利があると指摘。同センターは「甘い誘いには乗らないで」と呼びかけている。
　国民生活センターによると、未公開株取引なども含めた「利殖商法」の被害相談件数は2001年度の3909件から昨年度は6071件と約1.5倍に急増した。今年度も4日の時点で集計したところ、2672件に上っている。


　まあ、これについては、自分が事業主の立場なら、それだけの利息を払ってもお金を集めたいかどうかを考えれば、投資に値するかどうかもおおよその判断がつくと思いますけどね…。
　利殖商法に引っ掛かってしまった人にはさらに追い討ちをかけるようで心苦しいのですが、『なぜ、それだけ高配当の資金を集める必要があるのか？』　『そのビジネスモデルはそれだけの利息を払っても十分ペイするのか？』　『なぜ銀行から借り入れしないで、金利が割高となる市場からわざわざ調達しようとしているのか？』　といった視点で見れば、利殖商法の半分は見分けられるのでは…と個人的には考えています。