米国株式市場=感謝祭のため休場 2012年11月23日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT828062120121122
22日の米国株式市場は感謝祭のため休場。23日は短縮取引となる。通常取引の再開は26日。
アルゼンチン国債の売り加速、債務返済めぐる米判決でデフォルト懸念拡大 2012年11月23日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT828068720121122
債券市場でアルゼンチン国債への売りが加速している。債権者の扱いをめぐり同国政府に不利な決定を米裁判所が下したこと受け、デフォルト(債務不履行)への警戒感が高まっているためだ。
22日の債券市場でアルゼンチン国債は、JPモルガンのEMBIグローバル・ソブリン債指数11EMLに対するスプレッドが55ベーシスポイント(bp)急拡大し、利回りは米国債を12%ポイント上回る水準となった。
2002年に大規模な債務不履行を起こしたアルゼンチンが再びデフォルトするのではとの懸念を背景に、利回りスプレッドは10月上旬以降300bp拡大している。
またマークイットによると、10月上旬時点で1000bpを下回っていたアルゼンチン国債のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は現在2400bpを超え、2009年5月以来の高水準に迫っている。
ニューヨークの米連邦地裁は21日、アルゼンチン政府に対し、2005年と2010年に実施した2回の債務再編に参加しなかった債権者に直ちに返済を行うよう命じる決定を下した。
アルゼンチンは控訴する意向を示しているが、地裁の判決が支持され、アルゼンチンがそれに従わなければ、米裁判所は債務再編に応じた債権者に対する支払いを差し止める可能性があり、過去の債務交換で発行された約240億ドルの国債についてテクニカルデフォルトが発生する恐れがある。
フェルナンデス大統領は債務再編に参加しなかった債権者には「1ドルも」支払わないと言明しており、早ければ12月にもデフォルトが発生する可能性がある。
アルゼンチンは12月2日に4000万ドルの利払いを控えるが、同月15日に期限を迎える30億ドルの返済をめぐり一部で懸念が高まっている。
ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント(ロンドン)の新興国債券部門責任者サム・フィンケルスタイン氏は、アルゼンチンについて「非常に慎重なポジション」をとっているとし、「法的リスクが大きい上に、アルゼンチンが債権者問題への対処ではなくデフォルトを選択する可能性も小さくない。同国には全債権者に返済する資金があるが、実際に支払うかどうかは政治的な決定だ」と述べた。
ブラジル中銀、年末に為替市場に介入する可能性 2012年11月23日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT828040320121122
ブラジル中銀のトンビニ総裁は22日、中銀が流動性供給に向け、年末に為替市場に介入する用意があると述べた。
総裁は議会証言で、中銀はレアルの取引レンジを設定していないが、投機からはレアルを守ると表明。「必要であれば、われわれは年末、一時的な流動性を供給するため介入する」と述べた。年末にかけてドルは供給が減る一方で需要がしばしば増えるが、年初には自然に元に戻る傾向があると指摘した。
インフレは抑制されているとしたうえで、物価上昇には引き続き警戒していく方針を示した。
カナダ、2015年までに財政赤字解消目指す 2012年11月23日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT828065720121122
カナダのフレアティ財務相は22日、2015年までに財政赤字の解消を目指す考えを明らかにした。ただ、景気が悪化すれば柔軟に対応するとした。
カナダの財政赤字は対国内総生産(GDP)比で1.4%と、米国や他の主要国と比べれば小さいが、世界的な金融危機の発生まで財政収支は11年連続で黒字だった。
フレアティ財務相は講演原稿で「議会の今会期中(2015年10月まで)に予算均衡を実現することを引き続き目指している」と言明し、「状況によって柔軟かつ現実的に対応する用意はあるが、予算均衡と低水準の課税という計画を堅持する方針だ」とした。
来年初めに発表する次期予算案については、過去1年間実施してきたベンチャーキャピタル強化や職業訓練提供など成長支援への取り組みを継続するとともに、引き続き歳出削減の方法を探る考えを示した。
カナダ住宅市場は緩やかに減速、急落は懸念せず 2012年11月23日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT828067320121122
カナダのフレアティ財務相は22日、国内住宅市場は緩やかなペースで減速しており、相場急落の懸念はないとの認識を示した。
ビジネス・ニュース・ネットワーク(BNN)のインタビューで述べた。
財務相は、住宅価格が過度に急速に下落しているという懸念があるかとの質問に対し、ないと答え、「市場が抑制されつつあることを歓迎する」と述べた。
2012年のカナダ自動車販売台数、10年ぶり高水準の見通し 2012年11月23日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT828067120121122
調査機関のコンファレンス・ボード(CB)・カナダは22日、カナダの2012年の自動車販売台数が前年比5%増の172万台となり、10年ぶりの高水準となるとの見通しを示した。
ただ、2013年と2014年は、リセッション中に積みあがった需要がはけるため、販売台数の伸びは鈍化すると予想。2013年は1.2%%の増加にとどまるとの見通しを示した。
CBは「カナダの家計が抱える債務がすでに高水準になっていることに加え、将来的な利上げは避けられないため、自動車市場は冷え込む」としている。
2012年の自動車販売は、金利が過去最低水準にあることに加え、トヨタ自動車とホンダの品薄状態の解消を背景に好調に推移。カナダで人気のあるトヨタ車とホンダ車は、2011年3月の東日本大震災による供給網の阻害で品薄となっていた。
2013年以降は販売台数の伸びの鈍化が予想されているものの、米国での販売が期待できることから、CBはカナダの自動車生産は好調が続くとみている。
2013年の生産は実質ベースで8.5%増となると予想。ただ、2014年は4.1%増に減速する見通し。米ゼネラル・モーターズ(GM)がオンタリオ州オシャワにある工場の1つを閉鎖すること、また2014年には米国でも自動車販売台数がリセッション前の水準に回復することが予想されることが背景。
カナダでは、GM、トヨタ、ホンダの他、フォード、フィアット傘下のクライスラーなどが自動車を生産している。
2012年1─8月の生産台数は前年同期比約20%増。主にトヨタとホンダが通常の生産を再開したことで押し上げられた。GM、フォード、クライスラーのこの期間の生産台数の伸びは3%にとどまっている。
で、先のスレッドの最後でも触れたように、22日の米国株式市場は感謝祭のため休場。23日も短縮取引ですが、米国は完全にお休みモードでも、南米のアルゼンチンでは債務返済をめぐる米判決でデフォルト懸念が拡大して同国の国債の売りが加速。
ブラジルもいわゆる自国通貨安を競う為替戦争の影響で、中銀が年末に為替市場に介入する用意があると述べるなど(ブラジルの場合は、米国本体というより投機筋に対する対抗的意味合いも強いと思いますが)米国経済が他の国に与える影響は非常に大きいようですね。
米国が財政の崖問題を上手く切り抜けることができるかどうか。日本(やウォン安による経済打撃が大きい韓国)も決して他人事ではいられない問題だけに、米議会の動きにも要注目です。
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT828062120121122
22日の米国株式市場は感謝祭のため休場。23日は短縮取引となる。通常取引の再開は26日。
アルゼンチン国債の売り加速、債務返済めぐる米判決でデフォルト懸念拡大 2012年11月23日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT828068720121122
債券市場でアルゼンチン国債への売りが加速している。債権者の扱いをめぐり同国政府に不利な決定を米裁判所が下したこと受け、デフォルト(債務不履行)への警戒感が高まっているためだ。
22日の債券市場でアルゼンチン国債は、JPモルガンのEMBIグローバル・ソブリン債指数11EMLに対するスプレッドが55ベーシスポイント(bp)急拡大し、利回りは米国債を12%ポイント上回る水準となった。
2002年に大規模な債務不履行を起こしたアルゼンチンが再びデフォルトするのではとの懸念を背景に、利回りスプレッドは10月上旬以降300bp拡大している。
またマークイットによると、10月上旬時点で1000bpを下回っていたアルゼンチン国債のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は現在2400bpを超え、2009年5月以来の高水準に迫っている。
ニューヨークの米連邦地裁は21日、アルゼンチン政府に対し、2005年と2010年に実施した2回の債務再編に参加しなかった債権者に直ちに返済を行うよう命じる決定を下した。
アルゼンチンは控訴する意向を示しているが、地裁の判決が支持され、アルゼンチンがそれに従わなければ、米裁判所は債務再編に応じた債権者に対する支払いを差し止める可能性があり、過去の債務交換で発行された約240億ドルの国債についてテクニカルデフォルトが発生する恐れがある。
フェルナンデス大統領は債務再編に参加しなかった債権者には「1ドルも」支払わないと言明しており、早ければ12月にもデフォルトが発生する可能性がある。
アルゼンチンは12月2日に4000万ドルの利払いを控えるが、同月15日に期限を迎える30億ドルの返済をめぐり一部で懸念が高まっている。
ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント(ロンドン)の新興国債券部門責任者サム・フィンケルスタイン氏は、アルゼンチンについて「非常に慎重なポジション」をとっているとし、「法的リスクが大きい上に、アルゼンチンが債権者問題への対処ではなくデフォルトを選択する可能性も小さくない。同国には全債権者に返済する資金があるが、実際に支払うかどうかは政治的な決定だ」と述べた。
ブラジル中銀、年末に為替市場に介入する可能性 2012年11月23日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT828040320121122
ブラジル中銀のトンビニ総裁は22日、中銀が流動性供給に向け、年末に為替市場に介入する用意があると述べた。
総裁は議会証言で、中銀はレアルの取引レンジを設定していないが、投機からはレアルを守ると表明。「必要であれば、われわれは年末、一時的な流動性を供給するため介入する」と述べた。年末にかけてドルは供給が減る一方で需要がしばしば増えるが、年初には自然に元に戻る傾向があると指摘した。
インフレは抑制されているとしたうえで、物価上昇には引き続き警戒していく方針を示した。
カナダ、2015年までに財政赤字解消目指す 2012年11月23日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT828065720121122
カナダのフレアティ財務相は22日、2015年までに財政赤字の解消を目指す考えを明らかにした。ただ、景気が悪化すれば柔軟に対応するとした。
カナダの財政赤字は対国内総生産(GDP)比で1.4%と、米国や他の主要国と比べれば小さいが、世界的な金融危機の発生まで財政収支は11年連続で黒字だった。
フレアティ財務相は講演原稿で「議会の今会期中(2015年10月まで)に予算均衡を実現することを引き続き目指している」と言明し、「状況によって柔軟かつ現実的に対応する用意はあるが、予算均衡と低水準の課税という計画を堅持する方針だ」とした。
来年初めに発表する次期予算案については、過去1年間実施してきたベンチャーキャピタル強化や職業訓練提供など成長支援への取り組みを継続するとともに、引き続き歳出削減の方法を探る考えを示した。
カナダ住宅市場は緩やかに減速、急落は懸念せず 2012年11月23日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT828067320121122
カナダのフレアティ財務相は22日、国内住宅市場は緩やかなペースで減速しており、相場急落の懸念はないとの認識を示した。
ビジネス・ニュース・ネットワーク(BNN)のインタビューで述べた。
財務相は、住宅価格が過度に急速に下落しているという懸念があるかとの質問に対し、ないと答え、「市場が抑制されつつあることを歓迎する」と述べた。
2012年のカナダ自動車販売台数、10年ぶり高水準の見通し 2012年11月23日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT828067120121122
調査機関のコンファレンス・ボード(CB)・カナダは22日、カナダの2012年の自動車販売台数が前年比5%増の172万台となり、10年ぶりの高水準となるとの見通しを示した。
ただ、2013年と2014年は、リセッション中に積みあがった需要がはけるため、販売台数の伸びは鈍化すると予想。2013年は1.2%%の増加にとどまるとの見通しを示した。
CBは「カナダの家計が抱える債務がすでに高水準になっていることに加え、将来的な利上げは避けられないため、自動車市場は冷え込む」としている。
2012年の自動車販売は、金利が過去最低水準にあることに加え、トヨタ自動車とホンダの品薄状態の解消を背景に好調に推移。カナダで人気のあるトヨタ車とホンダ車は、2011年3月の東日本大震災による供給網の阻害で品薄となっていた。
2013年以降は販売台数の伸びの鈍化が予想されているものの、米国での販売が期待できることから、CBはカナダの自動車生産は好調が続くとみている。
2013年の生産は実質ベースで8.5%増となると予想。ただ、2014年は4.1%増に減速する見通し。米ゼネラル・モーターズ(GM)がオンタリオ州オシャワにある工場の1つを閉鎖すること、また2014年には米国でも自動車販売台数がリセッション前の水準に回復することが予想されることが背景。
カナダでは、GM、トヨタ、ホンダの他、フォード、フィアット傘下のクライスラーなどが自動車を生産している。
2012年1─8月の生産台数は前年同期比約20%増。主にトヨタとホンダが通常の生産を再開したことで押し上げられた。GM、フォード、クライスラーのこの期間の生産台数の伸びは3%にとどまっている。
で、先のスレッドの最後でも触れたように、22日の米国株式市場は感謝祭のため休場。23日も短縮取引ですが、米国は完全にお休みモードでも、南米のアルゼンチンでは債務返済をめぐる米判決でデフォルト懸念が拡大して同国の国債の売りが加速。
ブラジルもいわゆる自国通貨安を競う為替戦争の影響で、中銀が年末に為替市場に介入する用意があると述べるなど(ブラジルの場合は、米国本体というより投機筋に対する対抗的意味合いも強いと思いますが)米国経済が他の国に与える影響は非常に大きいようですね。
米国が財政の崖問題を上手く切り抜けることができるかどうか。日本(やウォン安による経済打撃が大きい韓国)も決して他人事ではいられない問題だけに、米議会の動きにも要注目です。