日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

黒姫高原と妙高

2005-07-20 | 趣味・遊び
 19日は窯焚きも済み、気分にゆとりが出来ました。
工房にこもりっきりの憂さをはらしに、出掛けました。

黒姫高原は長野県、10分ほど歩くと「関川」を境にその先は新潟県。
関川は10年ほど前に大災害に見舞われました。
バケツの水をひっくり返したような大雨のあと、川が大氾濫。
上流のダムの放水に耐えきれずに回りの畑を飲み込み、土手を削り被害が出ました。
その対策の工事中に再度濁流、出稼ぎの工事人が数人なくなりました。

今は大規模な河川工事が終り、穏やかな流れが戻ってきています。
川は自然を模して、大きな石を配したり、石積みの土手を造ったり、
一見自然風・よく見ると実に不自然な景色になっています。

関川が眺められる開けた道の向こうは「杉の沢」スキー場の民宿が点在、
緑の中のすてきな風景です。
何時もこの場所で立ち止まり一休み。
あいにく妙高は霧の中、裾野だけしか見えません。

今回の行き先は「苗名の滝」
災害で一番大打撃を受けた所です。
自然な山道が一変。
これでもか!というような土木工事のあと。
自然と溶け込むことはなかなか難しいのでしょう。
吊り橋を二つ渡った先にU字型の岸壁から水が滝つぼへ。
周囲はビックリするほどの大きな岩がごろごろ。
水の力の凄さを見せつけられます。

途中の道は、熊の古道も脱帽の杉林や、畑の中も小道、
コケの生えむした坂道など変化に富んでいます。
黒姫にはもう何十回もいっていますが、何時行ってもも感動が待っています。

梅雨明けで30度以上の東京とは比べ物にならない涼しさ。
夜は薄掛けに毛布、汗などかくことがない。
景色は抜群、蛍やウサギ、テン・リスなどに会える、
天国の様なところです。

しかし隣の畑に熊が出没、熊よけの鈴が放せません。
コメント
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