日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

新木場・木材会館見学

2010-06-04 | 仕事・建物
今日の午前中は建物見学に参加してきた。
毎年今の時期に開催される「オープンアーキテクチャー」
(昨年は建築解放区と呼んでいたようだが)
9時半集合で新木場駅前の車通りの激しい向かい側
「これこれ」以前建築雑誌で見て是非行ってみたいと思っていた。





築後1年経つ構造SRC造+S+Wの建物はコンクリートと木のコントラストが
際立って、若葉との相性が抜群。
総勢30人はいただろうか老若男女、設計者、施工者、営業職など見た目も様々。
一様に興味津々

案内は日建設計の山梨知彦氏



1階ロビーからホールへ入ると片面(西)は
日差しを調整する120角の檜とコンクリーの袖壁が奇麗なコントラストをなし
間に見える前庭の緑が際立つ。
反対側の間仕切り壁はランダムに見える角材だが
山梨氏が動かすとスチールの扉が出現した。



木材会舘の名の通りふんだんに使われた檜や様々な樹種の香りが漂う。



「都会に森を」「火災で燃え上がっても避難が容易な木のバルコニー」
「木によって快適なOffice環境」
など設計者自身から設計思想を聞けて見学が何倍にも有意義になった。


7階のホール

2時間近くの見学会の後洗面所を借りると
型枠にも木材を使ったコンクリート打放しの壁
横から光で木に変身したようだった。



「今は黄色い木とグレーのコンクリートが、10年後にはグレーになった木材と、
木の灰汁が出て黄色に変色したコンクリートで、色の逆転現象が起こっているかもしれない」
山梨氏の話が現実味を帯びる数年後に見に来たいと思った。

open! architecture
日建設計 木材会舘
コメント (4)
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