新人物ノベルス刊 江戸怪異譚集 宮部みゆき著「ばんば憑き」
2012年に角川書店から刊行された江戸の市民が恐れた怪奇なお話6編
流行病が蔓延し、お救い小屋が作られる
そこで働く身寄りの無い女中
人には見えない掛け軸の絵、特別な存在の人・・「坊主の壷」
江戸の長屋に住む隠居
子どもたちと遊んでいて影が一つ多い事に気付く
不幸な死に方をした子供の影だけが残されて
子供達と一緒に遊んでいる・・「お文の影」
江戸時代だからこそありそうな物語6編
中でもリアルに「絵」として浮かぶ「野槌の墓」
傘張り、代書屋など便利屋を営む子持ちの浪人
娘の知り合い(?)の三毛猫に頼まれて
妖怪値なった木槌を退治する
三毛猫が色気たっぷりな姐さんに化けて現場の案内と説明をする
姐さんの顔が話に依って猫に見えたり姉さんになったり・・
アニメ頭で楽しんでしまったが
人を殺めた道具類は、道具を越えた苦しみで気が狂う
そして妖怪の道を歩む
・・いかにも、と感じさせ
江戸の登場人物達は驚きながらも妖怪を受け入れる
宮部みゆきの「悪い人はいない(滅多に)」思いと
きめ細やかな人物像
宮部みゆきの人気の元となる事を存分に感じさせる一冊
読んでみて下さいね。
2012年に角川書店から刊行された江戸の市民が恐れた怪奇なお話6編
流行病が蔓延し、お救い小屋が作られる
そこで働く身寄りの無い女中
人には見えない掛け軸の絵、特別な存在の人・・「坊主の壷」
江戸の長屋に住む隠居
子どもたちと遊んでいて影が一つ多い事に気付く
不幸な死に方をした子供の影だけが残されて
子供達と一緒に遊んでいる・・「お文の影」
江戸時代だからこそありそうな物語6編
中でもリアルに「絵」として浮かぶ「野槌の墓」
傘張り、代書屋など便利屋を営む子持ちの浪人
娘の知り合い(?)の三毛猫に頼まれて
妖怪値なった木槌を退治する
三毛猫が色気たっぷりな姐さんに化けて現場の案内と説明をする
姐さんの顔が話に依って猫に見えたり姉さんになったり・・
アニメ頭で楽しんでしまったが
人を殺めた道具類は、道具を越えた苦しみで気が狂う
そして妖怪の道を歩む
・・いかにも、と感じさせ
江戸の登場人物達は驚きながらも妖怪を受け入れる
宮部みゆきの「悪い人はいない(滅多に)」思いと
きめ細やかな人物像
宮部みゆきの人気の元となる事を存分に感じさせる一冊
読んでみて下さいね。