日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

中田節也先生「首都圏に影響を及ぼす火山噴火・・」

2015-01-16 | 自然・風景
先週の土曜日、新宿の朝日カルチャーセンターに行った。
東大地震研究所の中田節也教授の「首都圏に影響を及ぼす火山噴火と噴火予知研究の現状」の講座
セミナーは映像を交えて分かり易いお話だった



参考↓
日本地球惑星科学連合2014年大会トップセミナー:中田節也先生「日本における最近の火山噴火:これまでとこれから」


昨年9月の噴火で犠牲者が多くでた御岳山で始まった。
火山噴火が始まるとすぐに駆けつけて
火山弾や火山灰の実態調査をしなければいけないが
人命救助が最優先されて、火山学者の入山は危険と言う事で
入山が遅れて、調査に入った一ヶ月後は足跡だらけで
火山弾の大きさや方向性は調査出来ない状況だったと、嘆く

また小笠原諸島の西ノ島に上陸調査も規制がかかった出来ない。
朝日新聞社のヘリに同乗させてもらって西ノ島上空で見られただけ・・とか

火山情報は気象庁から意見を聞かれて報告されるとかで
隔靴掻痒状態らしい。

火山列島日本が世界の最先端を行かなければならないのに
どうも上手く行っていないらい。

週刊誌等で富士噴火が大げさに掲載されているが
☆今の所、すぐに噴火に至る兆候はない
☆大地震で噴火が直ぐに誘発される訳ではない
 (東日本大地震の後兆候はあったが今は治まっている)
☆富士山は小規模な噴火の可能性はあるが、大規模な噴火の可能性は低い
☆前兆現象は数週間から数ヶ月のスケールで大ると予想される。

お話しを聞いてホッとしたような気分になったが
自然災害は止められない
予知だけが災害を最小限に食い止める方法だけに
人命救助と共に予知に向けた研究を進めてもらいたい
と思った、セミナーでした。
コメント
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