日曜日にはお茶事があった。
「星岡」に通いだしてからかれこれ15年
今までのお茶事のリストを見てもらうと
「端午の節句の茶事」だけが残っていたので今回はそのはずだった。
ところが寄り付きや待合の軸や飾り物は「渋い」ものばかり
鍾馗様もいなければ、菖蒲も見当たらない。
なにか特別な趣向でも・・と席入り
お軸は始めてみる読めない文字
お隣の趣味人さんは「厶かも?」無??
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/b4/ee4ef3a03318d52b0cda2d7ac99b3163.jpg)
ご亭主の説明ですべて納得
最近、著名知識人をお招きしたお茶会を開いた。
その方の趣味趣向を調べ、著作を読み付くし、道具立てをし、とても好評だった。
「本来なら、依頼があって初めて開く跡見ですが
この機会を楽しんでもらえるはず、と思いました」とか
一同喜び「まあ楽しみです」お正客(私は4客め)
(注:跡見の茶事=参会出来なかった人のために、同じ趣向同じ道具立てで行う茶事
跡見に限って客側から申し入れる)
・・それで、いつもは少し派手目、少しお茶目な道具立てのご亭主が渋く決めたようだ。
著名知識人(学者)はときに3チャンネルに登場し(見ました)、
茶人としても有名らしい。
懐石は渋いながらもモダンな「日月碗」に甘鯛若布馬鈴薯包みが香り高い
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/f0/4c477386c65a29226755fe340fb39054.jpg)
(星岡の先駆者魯山人の得意料理とか)
次から次へと続くお料理を楽しみながら拝見する道具は
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/ab/938bce6ab4f59989cd148bcb2d449bb4.jpg)
(写真はお点前終了後)
古そうな「風炉先」銀箔が変色した渋さ
始めてみる「三成棚」に「古瀬戸」の水差し
気心の知れた(ご亭主の弁)おばさんばかりのお茶事と違い、
この前は緊張しながらも打てば響く会話が弾み
末客さんに「舞台を見ているようだった」といわれたそうだ。
丁々発止のやり取りだったのだろう。
(私達の場合はのんびり穏やかな空気が漂う)
席改めの後は大山蓮華の白い蕾に赤い河原撫子がかれんなお茶花
仕服に入った黒棗
一気にお抹茶を茶碗に開ける見事な手さばき
感心しつつ美味しいお濃い茶を味わい
つづいたお薄は太宰府から取り寄せたお菓子
たばこ盆にも驚かされた
刀の柄と鞘でこしらえ、腰に巻く紐通しの輪(?)までがみえる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/5e/1be4ec49e331e31240b8a240c55cd114.jpg)
(「これで人をあやめたのだろうか?」と思うと恐ろしいものはあるが)
「明治になって不要な刀が使い回されたようですね」とのこと
刀は今なら大変な「お宝」なのだろうが
このたばこ盆もお宝に違いない。
いつもはお道具の拝見で終わりになるはずが
すべての箱書きを公開し、著名人の手紙を軸に仕立てたのを広げ
その間のエピソードもお話しして下さった。
お茶事だけでなく綴じ込み付録まで見せてもらえたような
一期一会のお茶会でした。
「星岡」に通いだしてからかれこれ15年
今までのお茶事のリストを見てもらうと
「端午の節句の茶事」だけが残っていたので今回はそのはずだった。
ところが寄り付きや待合の軸や飾り物は「渋い」ものばかり
鍾馗様もいなければ、菖蒲も見当たらない。
なにか特別な趣向でも・・と席入り
お軸は始めてみる読めない文字
お隣の趣味人さんは「厶かも?」無??
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/b4/ee4ef3a03318d52b0cda2d7ac99b3163.jpg)
ご亭主の説明ですべて納得
最近、著名知識人をお招きしたお茶会を開いた。
その方の趣味趣向を調べ、著作を読み付くし、道具立てをし、とても好評だった。
「本来なら、依頼があって初めて開く跡見ですが
この機会を楽しんでもらえるはず、と思いました」とか
一同喜び「まあ楽しみです」お正客(私は4客め)
(注:跡見の茶事=参会出来なかった人のために、同じ趣向同じ道具立てで行う茶事
跡見に限って客側から申し入れる)
・・それで、いつもは少し派手目、少しお茶目な道具立てのご亭主が渋く決めたようだ。
著名知識人(学者)はときに3チャンネルに登場し(見ました)、
茶人としても有名らしい。
懐石は渋いながらもモダンな「日月碗」に甘鯛若布馬鈴薯包みが香り高い
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/f0/4c477386c65a29226755fe340fb39054.jpg)
(星岡の先駆者魯山人の得意料理とか)
次から次へと続くお料理を楽しみながら拝見する道具は
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/ab/938bce6ab4f59989cd148bcb2d449bb4.jpg)
(写真はお点前終了後)
古そうな「風炉先」銀箔が変色した渋さ
始めてみる「三成棚」に「古瀬戸」の水差し
気心の知れた(ご亭主の弁)おばさんばかりのお茶事と違い、
この前は緊張しながらも打てば響く会話が弾み
末客さんに「舞台を見ているようだった」といわれたそうだ。
丁々発止のやり取りだったのだろう。
(私達の場合はのんびり穏やかな空気が漂う)
席改めの後は大山蓮華の白い蕾に赤い河原撫子がかれんなお茶花
仕服に入った黒棗
一気にお抹茶を茶碗に開ける見事な手さばき
感心しつつ美味しいお濃い茶を味わい
つづいたお薄は太宰府から取り寄せたお菓子
たばこ盆にも驚かされた
刀の柄と鞘でこしらえ、腰に巻く紐通しの輪(?)までがみえる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/5e/1be4ec49e331e31240b8a240c55cd114.jpg)
(「これで人をあやめたのだろうか?」と思うと恐ろしいものはあるが)
「明治になって不要な刀が使い回されたようですね」とのこと
刀は今なら大変な「お宝」なのだろうが
このたばこ盆もお宝に違いない。
いつもはお道具の拝見で終わりになるはずが
すべての箱書きを公開し、著名人の手紙を軸に仕立てたのを広げ
その間のエピソードもお話しして下さった。
お茶事だけでなく綴じ込み付録まで見せてもらえたような
一期一会のお茶会でした。
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