日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

「氷姫」スエーデン発ミステリー

2010-01-21 | 読書
スエーデンは縁もゆかりもない国
ましてや一人の作家も知らない国
それが書店で1目見て衝動買いをした。
カミラ・レリックバリ1974年生まれの二人の子の母親
この「エリカ&パトリック事件簿」シリーズで大ブレークしたらしいが
残念ながら翻訳されているのは「氷姫」1冊のみ。



両親の残した家を整理するために滞在している故郷
そこで偶然幼友達の死体を発見するエリカ
伝記小説作家で一人暮らしをしている。
幼友達の追悼文を依頼され、自分の仕事の転換をも目指して調べて行くうちに
幼友達の意外な面を知り、刑事のパトリック(こちらも幼なじみ)と情報交換をする。

20年以上も前の失踪事件と絡まっていると考える。
美人でチャーミングな殺された友人
怪しげなお金持ち夫人
奇っ怪な薄汚れた画家
人のよい元恋人の漁師
影の薄い被害者の夫・・など
人物描写の確かさと日常に潜む陰日向。

エリカ&パトリックの恋愛模様がからみ目が離せない。
スエーデンの片田舎に起こるミステリー
悪意の影も無いところに起きた悲惨な殺人事件
バスタブのなかで血と髪の毛が氷に閉じこめられた美しい死体が題名の由来だ。

早くシリーズの続きの翻訳が期待される今日この頃です。

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