日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

黄色い付けまつげ

2011-06-13 | 自然・風景
梅雨本番のジメジメした日が続く
仕事先へ向かう泉南中学の桜並木
古木の幹に張り付く苔
元気に活動する苔の季節でもある。



更に進むと
黄色い付けまつげの落し物



落とし主はビヨウヤナギ/美容柳



いま花盛りです。
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江戸橋「三菱倉庫ビル」

2011-06-11 | 仕事・建物
昨日、江戸橋の昭和通りに架かる歩道橋から目にしたビル



戦前の建物の気配がし、早速降りてみると

  

角に向いた入り口の奥は受付

  

右手方向は奥は三菱トランクルーム

車の先に白い看板発見!
建物の説明かと近寄って見ると
「建築計画のお知らせ」看板
既に建替え計画が出来ていた。
今年10月に工事を初めて、14年の8月完成予定
地上18階 地下1階 高さ90m

上を見上げると、柔らか曲線の可愛い窓が並ぶ



偶然見つけた(見かけた?)
建物が既に取り壊されると知ったショックに
帰りの野村証券ビルの関心は薄くなったが
横目で古い建物と新しい部分の境目の推理はしたが
関心は低下の一途でした。

ネットで「三菱倉庫ビル」
昭和5年新築 RC6階建て 東京都選定歴史的建築物

更に完成予想図を見ると
「江戸橋倉庫ビル外観保存」
!!

あまりにも安易(失礼!)
今時の古い建物の形状を残し、中に高層ビル計画
もう少しどうにかならなかったものだろうか!

戦前の建物に「看板建築」と言う名称があったが
このやり方はズバリ「外観保存ビル」と言うか
「外観使い回しビル」の方がピッタリと言うか、

「建替え反対?」
「はいはい・素敵な建物ですよね、元の形は残しましょう・・」
見え見え

東京中にこんな建物が増殖中では
あまりにも悲しい

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日本橋界隈

2011-06-10 | 仕事・建物
今日は日本橋まで出掛けた。
友人の画家来住野和子さんのグループ展「青艸展」を見終えて
友人達と高島屋でランチ、久しぶりのおしゃべりをし
3人3様それぞれの所へと分かれた。

私は、日本橋駅の上「コレド日本橋」を見に裏通りから回る。
広くて近代的なビルが並ぶ銀座通りの裏手には



木造二階建ての穴子屋さん
美味しそうな匂いに引きつけられて近寄ると
竹皮に包まれた穴子寿司
思わずお財布を出しそうになったが、お腹が一杯で中止
この界隈だけが昔色

左手の「コレド日本橋」はガラスの波
大きすぎて28ミリカメラには入りきれない

  

ヒョット奥を見ると野村証券ビル
目標変更で突き進み、何所までが古い建物か探索に・・
日本橋から見る野村証券ビルは間口が狭いが奥に長く
昭和通りまでつながっていた。

ふと見ると、昭和通りにかかる歩道橋が見やすそう


左の茶色い壁が野村証券ビル

首都高の江戸橋ジャンクションが目の前
ふと左を見ると何やら古そうなビル発見!!

又出掛けます、続きは明日へ
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「長期優良住宅」より「短期建替え住宅」

2011-06-09 | 仕事・建物
東日本大震災からもうすぐ3ヶ月
いまだに避難所暮らしの人が多いのには、経済大国日本の底の浅さを痛感し
政治の貧困と政治家の「自分だけ主義」にうんざりしている。

5月末に行ったいわき市の友人から電話をもらった。
被災住宅の「罹災証明」の再確認の話し
一次確認は市の税務課の職員が行き屋外を見る
二次確認の希望者の家には市の職員と建築の専門家のチームで出向き
室内も調べて確認結果「全壊」「半壊」「一部損壊」の区分けをする。
建築関係者の車で一日6件をめどに走り回るとか
ほとんどボランティアで指名されても断る人が多いらしい。

震災後杉並地域でも耐震診断を希望する人が引きも切らずに続いている。

ここ数年住宅業界では「長期優良住宅」や「200年住宅」などと言い
耐久性のある家造りを進めているが
果たして日本の風土に合っているのか疑問を憶える。
雨が多く湿気が強い、暑い夏から寒い冬まで気温の巾が大い
台風、地震津波に加え、竜巻まで席巻し出した。

こんな国で一生を縛られるようなお金を掛けて、
長持ちする家を建てる意味があるのだろうか?
ましてや、スクラップアンドビルドに慣れ親しんだ国民性
「全取っ替え」で生活一新が大好きな国民性
 
 
今年も咲いたサボテン/一夜だけの饗宴

いわきの友人「どんな構造か?よりどんな地盤かによって壊れ方が決まっています」と。

あえて言っちゃおう!
地震でも津波でも液状化でも竜巻でも壊れない家、は無理だ!

誰もが地盤の良い高台に家を建てるのは無理だ。
でも海のそばに住みたい!
眺めのいい傾斜地に住みたい!
地震はいつ来るか分からないし、津波だって竜巻だって人智を越えた存在だ。

海のそば、傾斜地、地盤の緩い場所の建物は
お金をかけずにサラッと建てて
人命が損なわれない程度の家を造ろう。

法律では地盤が悪いから丈夫な家をつくる規制になっているが
条件が悪い土地には建替えやすいような家の造り方を決めた方が良い
とんでもない自然の驚異には所詮人は勝ち目がない。

「長期優良住宅」よりは「短期建替え住宅」の方が良いと思う・・

こんな事を書いたら明日から仕事が来ない危険性もあるが
このところこんな考えが頭から離れない。
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ミニLED電球

2011-06-08 | 生活
震災痕の原発も内閣もスムーズに改善へと向かわない今日
もう一歩節電方向に踏み出した。(私の事ですが)

仕事場の天井灯は蛍光管の40Wが二本
常に煌煌と照らしていたが、こんなに明るい必要はなし

せめて手元灯だけでもLEDにしようと
40W相当のミニ球2個を取り寄せた。
明るさ500Im 5.2W 昼白色(左手前)



今までの電球に比べ白い光がさわやか

思いついて目の前のラックの上に2個のクリップライトを高い位置に付けると
このままで天井灯はいらなさそう。

部屋一杯の窓のブラインドを上げて見ると、大丈夫そう。
お天気の日なら問題なし!

これで6畳のアトリエの電気は10.4W
暗い時はスタンドの7.5Wを点ければどうにかなる。

一時は40W蛍光管をLED管に変えるつもりになったが
大塚商会の1本8000円はちと痛い。(22W)

LEDのミニ球は2520円/1個、クリップライト1000円位だが
明るさ比率では8000円は妥当かもしれない。
だがしばらく様子を見て次のスッテップにしよう。

他のカ所のLEDのブログはこちら
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雫井脩介「犯罪小説家」

2011-06-07 | 読書
先週に読んだ本、雫井脩介著「犯罪小説家」双葉文庫刊

暗い幻想的なカバー



売れなかった作家が文学賞候補になり新橋のダイニングバーから始まるミステリー
編集担当者とぎこちない待ち時間を潰すパットしない性格(?)の作家
ダメか?と思い始めた頃に「おめでとうございます」電話が入る。
無事受賞を果たし、トントン拍子で映画化の話しが進む。

監督には話題のアーティストが主役と兼任し
気の乗らない作家に強引に取り付く。

小説とは離れた少し前の集団自殺を取り込みたい監督と
興味はあるものの引きずられて動く作家
更に監督に引きずり込まれるライター(可哀想な成り行き)
誰かが集団自殺の首謀者で生き残り

中盤以降はライターが真相を探りに動く

・・が、この本の主題は犯人探しではなく
集団自殺の内紛(?)の人間関係と
究極の事態に落ち入った時の「恐怖が振り切れた時の感覚」
恍惚に満ちた新鮮な感情の突出
多分、芸術家にしか見えない感覚だろう。

最後の最後で真相が分かった瞬間と
全てを解き放った終焉。

突出した出来の映画と順風万帆の作家とアーティスト
可哀想なのはライターです。

意味不明ばかりですが是非とも読んでみて下さいね。
何となく母が住んでいた多摩市の環境を思いつつ読んでいた。
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幸せなとき

2011-06-06 | 生活
今日は帰りがけに紀伊国屋書店に寄った。
以前から欲しかった俳句歳時記を買い
ミステリーを3冊買って帰った。

帰り道の途中真っ赤な夕日
1枚パチリッ!



写真には写らないが、目玉焼きのような立体感と
ホンワカした柔らかさ

以前どっかのアンケートに「幸せと感じる時はいつ?」で
美味しいものを食べたとき
家族でいるとき
お風呂に入っているとき・・なんてあった気がするが

私の幸せは
朝寝が出来る前の夜
自然の中にいるとき
面白い本を読んでいるとき・・などだが
自然を感じる夕日と、読みたい本があるときは

それは「幸せなとき」です。
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青ざめたそら豆

2011-06-04 | 生活
今日、お施主さんのお宅の打合せが終わる頃
「真っすぐ帰りますか?」聞かれた。
「いえ、ちょっと買物を・・」
ご主人がセッセと剥いて下さった。

そら豆
千葉県の親戚の自家栽培だそう
買物を済ませ、サッサと帰り着きすぐに茹でた。



湯気の出ているうちに写真にして
そのまま「美味しい!」
半分食べた所で、写真を見ると
「ワッ! 青い」
つやつやして美味しそうなそら豆とは裏腹
青ざめたそら豆になっちゃいました。

とんだ失敗でした。
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いい味の小父さま

2011-06-03 | その他
今日、仕事先から建物見学に行く前に昼食に入ったお店の事
(内藤多仲邸:写真アップは禁止でした)

カレーライスのチケットを買ってカウンターに座ると
見た目70才超のシャキシャキ小母さま
「大盛りですか?!」
大きな声で2度も!
「100円お返し!」

気持ちよくカレーライスを食べ進めていると
厨房で何やら騒ぎが・・
「ここでなし」一人一人の食べ物をチェック
「ここだ!ちょっと良いですか?」
小父さまの返事も待たずにどんぶりを持って厨房へ
小父さまモグモグし、お箸を宙に持ったまま
あっけにとられて、文句も言えず、停止画像状態。


(樫の芽に意味ありません)

可笑しくて笑いをこらえていると
仕方なく、サラダなんかを口に運んでいた。

とぼけた風貌の小父さま(失礼)
シャキシャキ小母さまともいい味を出していた。
(カレーライスはいまひとつでした)
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がんばっぺ!いわき福島

2011-06-02 | 仕事・建物
火力発電所の次に向かったのはいわき市自慢の水族館「アクアマリンふくしま」



周辺は液状化で歩道のブロックがズタズタ
「閉鎖中です!戻って下さい!」

幹線道路から入る道のソコソコは「通れません!」ガードマン達が旗を振る。
丘の切り通しを下ると一面津波の傷跡



郵便局は跡形もなく信用金庫もガタガタ
市営住宅(?)の中は空っぽ



いわき消防団の自動車は片輪だけ
乗っていた人がどうしただろうか?



最近の住宅の耐圧版に水がたまり
筋交金物が釘を残して、土台の上は全てほぞで千切れて



10KNのボルトは頑張って柱にしがみついている。



こちらはナットが抜けて柱は見えない。



愛用した衣類がたたまれて引出しに納まっている。
近くには成人式の帯びだろうか金糸が光っていた。

道路も敷地も砂に埋もれて距離感が掴みにくい。



豊間の海水場はのの先だが、ここも砂浜が続いていたそうだが
入れそうもない海辺になっている。



それでも工事車両が目の前で止まり、道路のゴミを片付け
遠くでは廃材の撤去のショベルカーが働いていた。



遠い昔の同級生夫妻、それぞれのトラウマを抱え(たぶん)つつも案内をしてくれた。
おそば屋さんで昼食をとり駅まで送ってくれた。
遠慮のない被災地見学に気分を逆なでをしたかもしれない、ごめんなさい!

復興に全力を注ぎ、それでも観光客がいなくて閑散としているいわき、福島
その他の被災地



がんばっぺ!いわき福島 応援をしましょう!
この夏の避暑は是非とも東北地方へ!!

高速バスから見える高圧線の鉄塔
今までは何の気にならなかったが、原子力発電の電気や
火力発電の電気を東京へ送っていた。
その先のまじかで見られるスカイツリー
行きの様に喜んでみる気には慣れない帰路でした。
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福島県いわき市の被災地

2011-06-01 | 仕事・建物
昨日いわき市の友人夫妻が案内をしてくれた被災地
近付くに従って、屋根のブルーシートが増え、瓦屋根の損傷が目に付き
電柱が曲がっている。
東電の火力発電所の北側



震災前は海沿いの風光明媚な新興住宅地だった筈が
堤防が途切れて転がり



道路の舗装はグチャグチャ



遠くをぼんやり見やると丘を背にした、何所にでもある集落の筈が
堤防がゴロゴロし、強い雨のせいかその辺中水浸し



そう古くはない住宅の基礎の下は空洞
取り壊し途中の重機が突き刺したあった。



砂に埋もれた真新しいベタ基礎
4寸角の立派な土台が裂け、柱はへし折れ



ホールダウン金物のボルトだけが突き出て、金物の釘は何処かへ
私もよく使う基礎パッキンや鋼製束も部品と化してしまった。




堤防の上に高々と、復旧工事中の立て看板



堤防のなくなった個所には二重の土嚢
雨上がりの青空が目にしみる。

無遠慮に写真を撮らせてもらっている脇を
工事の作業員を乗せたトラックや、ショベルカーが通り過ぎ
復興手前の解体工事が進んでいた。

「ほらあそこに人」同行の友人の指差す方を見ると
女の人が鍬を振り下ろし、土を耕している。
地元の友人は「畑をする人が増えました」



地元の人は前を向いて進み出しているようだ。
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