今日から6月です。月が変わりましたが深海魚特集は続きます。60種くらいは紹介したいですね。これはフエカワムキMacrorhamphosodes uradoi (Kamohara)という魚です。
フエカワムキは以前紹介したサギフエにそっくりですが、この種はフグ目ベニカワムキ科に属しています。しかし、形態的には本当によく似ています。ベニカワムキの仲間は全種が深海性で水深150~300mほどの海域から底曳網などで漁獲されます。
この魚の吻の先端には小さな口がついていますがこの口の向きを自由に変えることが出来ます。この種は他の魚の鱗を専門に食べるのではないかともいわれています。
底曳網で時として多量に取れることもあるのですが、食用にはされていないようです。