いよいよ目標の60種まで、あと半分になっていますね。今日紹介するのはキンメダイ目イットウダイ科のエビスダイOstichthys japonicus (Cuvier)です。
エビスダイは南日本のやや深い岩礁域に多く生息する魚です。トロール漁業でも対象種とされています。本種を含むイットウダイ科の魚は南方系で多くの種が沖縄などで見られますが、本種は温帯海域をこのんで生息するようです。
エビスダイの「えびす」というのは勿論、漁業の神様である「えびすさま」にちなむものです。また顔つきが独特で、江戸では古くから知られていた魚だったようです。食用魚ですが、鱗が非常に硬いです。でも美味しい魚で塩焼きや煮付け、新鮮であれば刺身でもいけそうです。
エビスダイの耳石は非常に大きく、このように三角形をしています。