本日の深海魚は、カレイ目ウシノシタ科のヒレグロゲンコCynoglossus nigropinnatus Ochiaiです。ウシノシタ科魚類は「シタビラメ」の通称でも親しまれています。
ヒレグロゲンコはウシノシタ科イヌノシタ属魚類に含まれ、他の種とは、有眼側に3列の側線があり、鼻孔が2個あり、背鰭軟条数が104から112本であり、口の後端は下眼後端をこえず、有眼側の背鰭と臀鰭が黒色であることで区別されます。
分布は熊野灘から土佐湾とされていますが、日向灘でも確認されています。
本種はトロールで水深100~180mの深さから水揚げされますが、特に食用にはされていませんでした。今回はこの魚をいただいてきて・・・
ムニエルでいただきました。クリームソースかけすぎ・・・でも美味しかった。食用としての価値も、そのうち出てくるかも知れませんね。