連日の深海性カサゴ特集、その最終回を飾るのはシロカサゴSetarches guentheri Johnsonです。
シロカサゴは昨日このブログで掲載したアカカサゴと同属の魚ですが、アカカサゴの場合は上から二番目の前鰓蓋骨棘が極端に小さいのに対し、本種では上から一・二・三と全て近いサイズであることが特徴です。
しかしこの赤い色彩でなぜシロカサゴ・・・?もしかして腹部がうっすらと白っぽくなるからでしょうか。それとも幼魚は白いのか・・・?
幼魚ですが黒っぽいですねぇ。残念でした。
この種も水深200m以深にいます。本種は南日本から全世界の暖かい海域に生息しているようです。深海性とはいえ、ここまで広域分布のカサゴというのも、珍しいですね。明日は久々にカサゴ以外の魚について書こうか(打とうか?)な。