おおさか維新の会が日本の自主防衛や核保有の議論の口火を切ったことを歓迎したい。アメリカでのトランプ発言を受けて、大阪府知事の松井代表、橋下徹法律顧問が日本の核保有に言及した。あくまでも一つの問題提起であるとしても、それを避けては日本の安全と独立は維持できないからだ。今こそ日本は戦後レジームからの脱却を目指すべきなのである。国の根幹にかかわる安全保障において、勇気ある発言をすれば、四面楚歌になることを覚悟しなくてはならない。それでも言うべきことは言わなくてはならないのである▼北朝鮮による核の小型化は着実に進んでおり、東大出の在日関係者が中心となったロケット開発も、大陸間弾道弾の実験をするまでになっている。中共も日本への軍事的な圧力を強めている。世界で唯一の被爆国である日本が、またまた狙われているのである。私たちは座して死を待つことはできない。本当に通常兵器で対抗できるのか、自主防衛が可能であるかどうかについて、軍事的な面での再検討が行われるべきだろう▼国民の命を守ることが国家の使命であり、それを最優先課題すべきは当然である。政権与党の自民党内には様々な考え方がある。おおさか維新のように一切のタブーを排するという姿勢は、自民党にも不可能なことであった。民進党や共産党のごとく限定的な集団的自衛権の行使にすら反対するようでは、日本は滅亡するしかなくなる。アメリカを信じての集団的自衛権の完全行使か、さもなければ核を保有するか、日本の選択肢はその二つしかないのである。
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