もしかすると今ほど偏向報道が酷い時代ないのではないだろうか。かつてのTBSの「時事放談」はまともであった。高坂正堯と小田実が議論したりで、NHKなども左右の論客を平等に登場させていた。一方的な報道はあまりなかった気がする▼ソ連の崩壊や東欧の解放によって、マルクス主義が意味をなさなくなった。勝負はついたのである。情報操作でしか勝ち目がなくなった日本のサヨクは、まともな論争ができなくなった。民主党政権が誕生する前夜などは、マスコミはこぞって鳩山由紀夫や菅直人、さらには小沢一郎を持ち上げた。年金のことがクローズアップされ、ここぞとばかり自民党を攻撃した。その背後には特定アジアと呼ばれる中共、韓国、北朝鮮の影があった。居場所を失ったために、反日国家と組むしかなくなったのだ▼政策的にも安倍首相は「同一労働同一賃金」を主張しており、アベノミクスと一緒で、根本はリベラル経済学である。本来であれば民主党が金融を緩和し、雇用を確保すべきであった。財務省の言いなりになったから、国民が大変な目に遭ったのである。マスコミの安倍内閣批判は、あまりにもえげつなさ過ぎる。テレビや新聞しか見なければ、安倍首相を誤解して当然である。マスコミの権威が失墜したのにも気づかず、上から目線を改めようとしない。言いたい放題のことを口にしているくせに、あえて言論の自由を持ち出すのだから、今の日本のマスコミは最悪である。
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