草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

アメリカの大統領選挙で明らかになったマスコミの権威失墜!

2016年11月11日 | アメリカ

マスコミの世論調査に正直に誰も答えなくなったのである。アメリカの大統領選挙の予測がはずれたことで、アメリカのマスコミは面子が丸つぶれである。すぐに当確がクリントンに出るはずだったのに、あれよあれよという間に、トランプが優勢となった▼民主党の金城湯池であるンシルバニアやフロリダなどでクリントンが敗北した。情勢分析ではそれほどの大差ではないとしても、トランプの勝利は予想外の展開であった。その二つの州が勝った方が大統領になるといわれていたので、クリントンもかなり力を入れていたのに、あと一歩及ばなかった▼日本のマスコミもかなりショックを受けたようで、NHKはアメリカのマスコミに代わって弁解をしている。トランプ支持者が公に明言することを避けたとか、民族とかの違いを踏まえて調査する必要があったとか、わざわざニュースでも取り上げている。他人事ではないからだろう▼アメリカの大統領選挙の報道は、日本のマスコミもいい加減である。「年寄りはトランプで若者はクリントン、白人のインテリはクリントンでブルーカラーはトランプ」と決めつけている。トランプに保守反動のレッテルを貼るためには、それが手っ取り早いからだろう▼本当にそうだろうか。白人に限って見れば、若者の多くがトランプと書いた可能性がある。アメリカのマスコミは圧倒的にクリントンを支持していた。これに対してネットはトランプが優勢であった。白人の若者はネットに信頼を置いたはずだ。日米共にマスコミは権威を失っている。マスコミを鵜呑みにするのは、ネットを使わない高齢者だけなのである。

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トランプ大統領誕生の今こそ祖国日本の息吹を思い起こすべきだ!

2016年11月11日 | 思想家

アメリカが第一のトランプが大統領に選ばれた。国家は支配のための道具で、いつか廃絶されなければならない。共産主義者や無政府主義者はそう主張した。しかし、あくまでも過度的であったはずのプロレタリア独裁は、国家を全面に押し出し、鉄鎖から解放されるどころか、結果的には全体主義国家が誕生した。いかに世界がひとつになろうとしても、それが難しいことを、今ほど痛感する時代はない▼もう一度かけがえのない祖国を出発点にしなければならない。ソクラテスが祖国をどう考えていたかを、田中美知太郎は『哲学的人生論』で書いている。ソクラテスは祖国に忠誠を尽くし、アテナイが目指していた価値に殉じたのである。「アテナイという偉大な都市、智力に於いてもすぐれた栄誉を担っているところの都市、その都市の市民で君はありながら、いたずらに財貨の多からんことにのみかかわって、思慮や真実をかえりみず、精神を出来るだけよくすることに意も心も用いないでいるが、それを君は恥かしいとは思わないのか」と警告したのだという▼現在の日本はどうであろうか。誇るべき祖国を忘れてはいないだろうか。日々日本の先人に祈りを捧げておられる天皇陛下は無であられる。だからこそ、多くの民草が祖国日本のために散華したのである。日本人にも守るべき祖国はあり、今こそ民族の魂の息吹きを思い起こすべき時なのである。

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