野党第一党の党首が感情むき出しで、罵倒しかできないようでは、日本の議会制民主主義にとっても由々しき事態である。蓮舫は国民に悪印象しか与えない。それでも必死になってマスコミが擁護するから、それほど恥をかかなくてすんでいるのである。二重国籍の問題について嘘ばかり吐いているくせに、人のこととなると口汚く罵るのは、まさしくブーメランである▼テレビで豪邸を紹介するにいたっては、見当違いも甚だしい。そんなものを見せびらかす政治家は最低である。伊藤博文の大磯の滄浪閣は、建物が田舎の郵便局のようだと評された。原敬にいたっては、芝公園の古色蒼然とした手狭な家に住んでいた。座布団は丁寧につくろわれたつぎはぎだらけで、畳はすり切れていた。豪邸を誇らしげに公開するというのは、政治家のすることではない。テレビのアイドルのままで、日本の国政の舵取りはできないのである▼民進党もどうかしている。いくら蓮舫を押し立てても、支持率は少しも上向いてこない。このままでいいと思っているのだろうか。あまりにも情けない。TPPをめぐる論戦にしても、もっと舌鋒鋭く追及できるのに、言葉の揚げ足取りと審議拒否の繰り返しである。これ以上みっともないことを続けるべきではない。今民進党がなすべきは、蓮舫を代表の座から降ろすことである。
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