草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

朴槿恵の早期退陣で朝鮮半島は大動乱の時代に!

2016年11月29日 | 国際問題

いよいよ朝鮮半島は大動乱に突入する。韓国の朴槿恵大統領が今日の記者会見で早期に辞任する意向を表明した。騒ぎがどんどん大きくなっており、手の打ちようがなくなったのだろう。しかし、いかに側近の疑惑が原因だったとしても、そこまで追い詰められるのは異常である。北朝鮮が背後にいるのは確実であり、統一に向けて武力を行使する危険性が高まってきている▼いかに北朝鮮が経済的に恵まれていなくても、核を持ち、スカッドやテポドンが実戦配備についている。このままでは北朝鮮が韓国に攻め込むことになるだろう。すでに「土台人」と呼ばれる多数の工作員が潜入している。それを鎮圧できる力が韓国軍にあるかどうかだ。単なる政変のレベルではないのである▼北朝鮮軍は約120万ともいわれ、韓国軍の6万6千の倍近い。軍人が多いということは、人海戦術も可能なのであり、ソ連軍が第二次世界大戦のスターリングランド攻防戦で、退却する者たちを機関銃で皆殺しにしたように、屍を越えて突撃することを命じるだろう。甘く考えるのは間違いなのである▼誰が味方か、誰が敵かを識別するのにあたって、朴槿恵はとんでもない間違いをした。日本を敵視して、北朝鮮や背後にいる中共に接近した時から、今回の事態は予想されていた。全体主義国家と立ち向かうのではなく、そこに屈服した段階で、韓国は滅びの道を選択したのである。

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日本の心を知るために小林秀雄の『本居宣長』を読む!

2016年11月29日 | 思想家

今頃から大晦日の夜まで、小林秀雄の『本居宣長』を読むようにしている。時間をかけてゆっくりと味わうのである。世俗とは別な世界がそこにはあり、日本人の魂に触れる思いがするからだ▼とくに、宣長の「よろづの事を、心にあぢはへて、そのよろづの事の心をわが心にわきまへしる、―わきまへしりて、其しなにしたがひて、感ずる所が、物のあはれ也」のくだりを解説する文章などは、小林ならではの天才的な直感の賜物のように思えてならない。あえて小林は「其しな」を「死」という言葉に置き換えることで、「死」はより切実な問題となるのである。小林が語らんとすることは、その引用文の解説に全て言い尽くされているが、それを理解できるまで、読み手は繰り返し、反復して読む以外にないのである▼「物のあはれを知る」ということについて、宣長は「むしろ認識を論じた」としながらも、小林は「この傾向は、彼が情と欲とを原理的には峻別するところに、特によく現れてゐた。實生活で情と欲とが、どんなに分ち難く、混り合つてゐようとも、求めるばかりで、感慨を知らぬ欲を、情と呼ぶわけにはいかぬ。欲は、物を得んとする行動のうちに、己を失ふが、情は、物を観じて、感慨を得、感慨のうちで、己に出曾ひ、己の姿を確める。宣長は、さういふ考へ方をしてゐた」と書いたのだった▼日本人を取り戻すためには、「物のあはれを知る」心ではないだろうか。小林の『本居宣長』なのである。

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