いよいよ朝鮮半島は大動乱に突入する。韓国の朴槿恵大統領が今日の記者会見で早期に辞任する意向を表明した。騒ぎがどんどん大きくなっており、手の打ちようがなくなったのだろう。しかし、いかに側近の疑惑が原因だったとしても、そこまで追い詰められるのは異常である。北朝鮮が背後にいるのは確実であり、統一に向けて武力を行使する危険性が高まってきている▼いかに北朝鮮が経済的に恵まれていなくても、核を持ち、スカッドやテポドンが実戦配備についている。このままでは北朝鮮が韓国に攻め込むことになるだろう。すでに「土台人」と呼ばれる多数の工作員が潜入している。それを鎮圧できる力が韓国軍にあるかどうかだ。単なる政変のレベルではないのである▼北朝鮮軍は約120万ともいわれ、韓国軍の6万6千の倍近い。軍人が多いということは、人海戦術も可能なのであり、ソ連軍が第二次世界大戦のスターリングランド攻防戦で、退却する者たちを機関銃で皆殺しにしたように、屍を越えて突撃することを命じるだろう。甘く考えるのは間違いなのである▼誰が味方か、誰が敵かを識別するのにあたって、朴槿恵はとんでもない間違いをした。日本を敵視して、北朝鮮や背後にいる中共に接近した時から、今回の事態は予想されていた。全体主義国家と立ち向かうのではなく、そこに屈服した段階で、韓国は滅びの道を選択したのである。
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