草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

日本は自由貿易の立場から保護主義のトランプを説得すべきだ!

2016年11月10日 | 経済

TPPが難しければ難しいほど、自由貿易の意義を日本は世界に訴えるべきだ。今日の衆議院本会議で、TPPの承認を求める議案と、関連法案が自民、公明、日本維新の会などの賛成多数で可決され、参議院に送られることになった。今後の日米関係を考える上で、日本が約束を守った意義は大きい。再交渉で不利な立場にならないためにも、ここは先に進めるしかない。TPPはまとまらなくても、日本のスタンスを明確にしたことで、国際社会からは高い評価を受けることになるはずだ▼アメリカはトランプ大統領のもとで、保護主義に向かっていくとみられる。それに歯止めをかけるためには、苦渋の選択であったとしても、現実から目を背けてはならないのである。TPPによって日本の農業は打撃を受けるのは間違いない。国土の保全や安全な食べ物を確保するためには、文化財の維持管理に税金を用いるように、国は新たなる保護政策を打ち出すべきだ。市場原理に全て任せてしまったのでは、瑞穂の国の存続は危ぶまれるからだ。その一方で自由貿易の旗を降ろせば、日本の経済的繁栄は風前の灯となる▼両立させるのが政治に課せられた課題ではないだろうか。今回の衆議院での論戦を聞いていて、野党の勉強不足が目立った。反対のための反対であっては、国民の支持を得ることはできない。将来の日本をどうするのか、それこそ建設的な提案がなければならない。もはや党利党略でレベルの問題ではないのである。

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トランプ大統領誕生の外圧を日本国家再建のきっかけに!

2016年11月10日 | 安全保障

「禍を転じて福と為す」のである。大方の予想に反してアメリカの大統領にトランプが当選した。日本のマスコミは大騒ぎで、株価にも影響が出ている。しかし、混乱は一時的なものでしかない。本音を口に出して語ってくれるトランプの方が、陰に回って日本を批判するクリントンよりも、はるかに日本にとっては付き合いやすい▼日本の安全保障をめぐっても、日米で真剣な議論をすればよいのであって、悲観する必要はない。アメリカが在日米軍の負担を求めてくるのであれば、思いやり予算で日本がどれだけ肩代わりしているかを説明すればいい。かえってアメリカからの外圧を利用して、日本は国家として身構えるべきである。かつては連隊旗や軍艦旗は天皇自ら授与されるものであった。日本の歴史と文化を体現されている天皇陛下が名誉の源泉なのである。忠誠対象が明確でない軍隊は烏合の衆に過ぎない。一日も早く、自衛隊を真の意味での国軍として認めるべきだろう▼トランプ大統領の誕生によって、アメリカは自国の防衛に専念するようになる。日本は核武装の検討に入るべきだろう。早い段階からキッシンジャーなどは、いかに同盟国であろうとも、アメリカは他国のために核兵器を使用しないことを言明してきた。それが今後はより明確になるはずだ。アメリカの核の傘に頼ることはできないのであり、その現実と私たちは向き合うしかない。もはやお花畑ではいられないのである。

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