与野党を問わず、日本の政治家は平和ボケである。産経新聞の13日付のネット版が、台湾の与党頼清徳前行政院長のインタビューを掲載した。そこでは台湾が危機に直面していることを訴えていたが、それ以上に「中国は日本に対しても浸透工作を行っているため、日本との協力体制をしっかりと構築する。国際社会と協力し、中国の民主化も促していきたい」と述べたことは衝撃的であった▼台湾が人的交流の拡大などによって、中国の影響力が高まっているのは分かるが、日本も深刻だというのだ。だからこそ「中国は日本に対しても浸透工作を行っているため、日本との協力体制をしっかりと構築する。国際社会と協力し、中国の民主化も促していきたい」と述べたのである。台湾の政治指導者が日本を心配してくれているのだ▼台湾にもしものことがあれば、東アジアで我が国は孤立する。アメリカと一緒になって台湾を守り抜かなければ、日本の安全は風前の灯なのである。全体主義国家は平気で人々の自由を奪う。現在のウイグルの人口は約1千万弱だといわれる。驚くなかれ、その3分の1が収容所にぶちこまれているのだという。台湾の人々が抵抗しているのは、第二のウイグルやチベットになりたくないからである。それは明日の我が国の姿なのである。台湾を死守しなければ、我が国はウイグルやチベットと同じ運命を辿ることになるのである。
応援のクリックをお願いいたします