草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

中国の台湾侵攻と我が国への浸透工作を許してはならない!

2019年05月14日 | 安全保障

与野党を問わず、日本の政治家は平和ボケである。産経新聞の13日付のネット版が、台湾の与党頼清徳前行政院長のインタビューを掲載した。そこでは台湾が危機に直面していることを訴えていたが、それ以上に「中国は日本に対しても浸透工作を行っているため、日本との協力体制をしっかりと構築する。国際社会と協力し、中国の民主化も促していきたい」と述べたことは衝撃的であった▼台湾が人的交流の拡大などによって、中国の影響力が高まっているのは分かるが、日本も深刻だというのだ。だからこそ「中国は日本に対しても浸透工作を行っているため、日本との協力体制をしっかりと構築する。国際社会と協力し、中国の民主化も促していきたい」と述べたのである。台湾の政治指導者が日本を心配してくれているのだ▼台湾にもしものことがあれば、東アジアで我が国は孤立する。アメリカと一緒になって台湾を守り抜かなければ、日本の安全は風前の灯なのである。全体主義国家は平気で人々の自由を奪う。現在のウイグルの人口は約1千万弱だといわれる。驚くなかれ、その3分の1が収容所にぶちこまれているのだという。台湾の人々が抵抗しているのは、第二のウイグルやチベットになりたくないからである。それは明日の我が国の姿なのである。台湾を死守しなければ、我が国はウイグルやチベットと同じ運命を辿ることになるのである。

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日本人の内発的な力の有無が試されるのが令和の御代だ!

2019年05月14日 | 思想家

明治から令和の御代の今日まで、我が国は外圧によって変化を強いられた。欧米列強の侵略に対抗するには、富国強兵を選択する以外になく、開化に全力を傾注するしかなかった。それは今も変わらず、グローバリズムと呼ばれるようになっただけなのである。そこで問題になってくるのは、我が国の開化なるものは、内発的ではなく外発的だということだ▼夏目漱石は明治44年8月に和歌山県で行った「現代日本の開化」という講演会で、そのことを取り上げて論じている。「現代日本が置かれたる特殊の状況によって吾々の開化が機械的に変化を余儀なくされるためにただ上皮を滑って行き、また滑るまいと思って踏張るために神経衰弱になるとすれば、どうも日本人は気の毒と言わんか憐れと言わんか、誠に言語道断の窮状に陥ったものであります」▼西洋と肩を並べようと必死に努力するほど「路傍に呻吟」することになるのだ。未だに我が国の学問は「西洋の新しい説などを生噛りにして法螺を吹く」のが主流なのである。とくに文科系の学者にいたっては、語学力が全てであり、西洋の思想家の著書を邦訳することが最大の仕事なのである。自分の頭で考えるような学者は、それこそ柳田國男や西田幾多郎などほんのわずかである。そろそろ追いつけ追い越せではなく、日本人の内発的な力の有無が試されるときではないだろうか。

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