草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

敵対国の無差別テロ攻撃に対して万全の備えをすべきだ!

2019年05月29日 | 安全保障

川崎市多摩区での殺傷事件はあまりにも痛ましい出来事であったが、これから我が国が警戒すべきは、敵対国家によるテロ攻撃である。公然と行われる武力の行使とは違って、それは防ぐのが難しい。それだけに、我が国としても万全の態勢を構築しなければならない▼中共で1999年に出版された『超限戦』では、驚くべきことが書かれていた。江畑謙介は『情報と戦争』でその本を取り上げ「国家も自国よりも強大な相手(国家)と戦う場合には、その弱点を突くためにあらゆる方法が使用されてしかるべきだという、ゲリラ戦の思想を国家レベルにまで拡大した考え方」と解説している。著者は喬良、王湘穂という人民解放軍の大佐であった。あくまでも「一般通俗的な読み物」であったが、人口密集地におけるゲリラ戦や、犯罪組織を使ったテロすらも容認したことで、センセーショナルな話題となった▼そんなことをすれば、世界から爪弾きにされるとしても、国家としての体裁をなしていない者たちは、自分の立場を守るためには、手段を選ばないのである。今の中共は軍事大国であり、そこまでする必要はないと思うが、その危険性を秘めた国家があることは否定できない。狙われるのは、防備が行き届かない大都市や、抵抗できない弱い者たちである。ミサイルや戦闘機を増強することも大事ではあるが、テロ攻撃への備えを怠ってはならないのである。

にほんブログ村 政治ブログへ

にほんブログ村

応援のクリックをお願いいたします


政治ランキング

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

川崎市多摩区登戸での19人殺傷事件の犯人と戦後教育!

2019年05月29日 | 世相

もっとも弱い存在である子供たちを襲った今回の事件は、断じて許すことができない卑劣な行為である。スクールバスを待っていた子供たちは、一瞬何が起きたかわからなかったはずだ。大声を上げて包丁を振り回す男が現れるなどというのは、想像だにできないことであったからだ▼川崎市多摩地区での19人殺傷事件の犯人が特定された。岩崎隆一容疑者は、全身黒づくめで4本の包丁を持っていた。その場で自ら命を経っており、動機の解明は難しいと思われるが、計画的な犯行であることは確実であり、犯罪予防的な「治療処分」を認めるかどうかの問題に矮小化してはならない。どんな時代にも無差別の殺人事件は起きている。しかし、今のようにわけもなくというのは、ほとんどなかったのではないか。見知らぬ子供たちをターゲットにするというのは、まずは考えられないことである▼岩崎容疑者のような者が出てくるのは、私たちの社会が病んでいるからではないか。孤立して心を閉ざしてしまった者たちは、現実との接点を見失って、自暴自棄になってしまっているのではないか。そして、人間のなかに眠っている破壊の衝動に火が付いたのだろう。戦後の教育というのは、ある意味では欲望を解き放つことであった。その欲望に歯止めをかける道徳という価値規範を、もう一度見直すべきではないかと思う。

にほんブログ村 政治ブログへ

にほんブログ村

応援のクリックをお願いいたします


政治ランキング

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする