日本のサヨクは女性を利用し、女性の人権を無視することにかけては、世界に例がないのではないだろうか。かつては日本共産党が女性党員をハウスキーパーとして利用し、人権をまったく無視したことは有名なエピソードである。去る17日に行われた参院平和安全法制特別委員会での採決にあたって、民主党の津田弥太郎参議院議員が自民党の大沼瑞穂参議院議員に対して行った暴力的セクハラ行為もまた、断じて許されるべきではない。しかも、採決で混乱している委員長席周辺以外で行われたのであり、ネットで世界中に動画として公開されていることもあって、もはや逃げることはできない。今回の採決にあたっては、民主党は女性の国会議員を前面に出して、衛視も手が出せないようにしておきながら、もう一方では女性に襲いかかったわけだから、品位などはどうでもいいのだろう。北一輝は『国家改造案原理大綱』において、女性に参政権を与えることに反対していた。「欧米婦人ノ愚昧ナル多弁支那婦人間ノ強奸ナル口論ヲ見タル者ハ日本婦人ノ正道ニ発達シツゝアルニ感謝セン」と北があえて書いたのは、かつて与謝野鉄幹の「明星」に短歌を投稿していたこともあって、浪漫派の血がそうさせたのだろう。女性が参政権を持つようになるのは薄々感じていながらも、日本女性の素晴しさを保って欲しかったのである。津田参議院議員のような女性蔑視の者に対しては、北が生きておれば即刻辞職することを要求しただろう。戦後70年が経過し、女性の政治家は大きな役割を果たしており、それは正当に評価されるべきだろう。しかし、北が日本女性に抱いた崇拝にも似た思いは、踏みにじることがあってはならない。辞職する気がまったくない津田参議院議員を除名することもできない民主党は、その観点からも最悪の政党なのである。
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