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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

熱に浮かされて騒ぐだけの安保反対デモを嗤う!

2015年09月08日 | 思想家

今ではあまり言わなくなったが、かつては日本共産党は「科学的社会主義」を唱えていた。マルクス主義を現代にふさわしいように発展させていく。そうした考えがあったからだろう。しかし、その定義そのものはあやふやであった。マルクス主義自体ある種の宗教であり、信仰によって支えられているのは、周知の事実である。カール・ポッパーは『科学的発見の論理』において「科学は、常に反証できるものである」と書いている。ポッパーの研究家でもある竹内薫は「もしその理論がうまくいかないというような事例が一回でもでてしまえば、つまり反証されれば、その理論はダメになってしまうということです」(『99・9%は仮設』)と解説を加えている。「科学的社会主義」も反証可能性によって無効を宣言されて久しい。「戦争をするのは資本主義国家であり、社会主義国家ではない」「計画経済こそが人間を幸福にする」「憲法9条があれば日本は侵略されない」。信仰に過ぎない思い込みが次々と反証されてしまったのである。にもかかわらず、日本共産党のプロパガンダに振り回される人が今もいるのは、「信じる者は救われる」という人間の弱さゆえだろう。最近の安全法制関連法案をめぐっる反対デモの参加者が国会前で太鼓をたたいて、ラップ調で怒鳴るのも、宗教的行為として理解すれば納得できる。それを持ち上げるマスコミは宗教団体への加勢でしかなく、科学に立脚した政治とは無縁であり、熱に浮かされているだけなのである。

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