昨夜7日から今日8日朝にかけて平地で40cmの大雪が降るとの情報であったが、8日7時の時点で、うっすらまだらに白くなった程度である。
40cmの雪など昔は大雪と言わなかったが、この20年以上1mの積雪があった年は数回だけで、年齢のせいもあるが、40cmの積雪が大雪と言うのは間違っていない気がしてきた。
たしかに地球は温かくなっている、熊が冬眠しないのもそのせいもあるらしい
(冬眠はー4度が必要らしいが、ー1度程度だと、どこかの観光クマセンターの情報をテレビで見た、10数頭のうち4頭がまだ冬眠しないと言っていた)
昨夜から今朝は雪の代わりに強風が一晩中吹いている。
私の居るところから能登半島は日帰りドライブするにちょうどよい
七尾から和倉温泉、そこから能登島に橋で渡る、そして水族館に行ったり、ガラス工房を見たり、ぐるりと一周して帰る。
あるいは、氷見から七尾へ行き、そこから横断してUFOで有名な羽咋に出て、南下、渚ドライブの千里浜を走って、焼き蛤を食べたら金沢に出る
少し足を延ばせば、能登金剛、巌門にも行ける、そんな日帰りコースだ。
今、書いたコースは能登半島の半分でしかない、更に北へ向かうと今度の地震で最も被害を受けている「奥能登」地方だ。
内陸には石川県で二つ目の飛行場「のと里山空港」がある
奥能登で最大の町が輪島市で温泉、朝市、棚田、キリコ祭り、朝市と祭りの中心となる河井町付近が今度の200戸以上が焼けた火災現場だという。
中心部が壊滅的な打撃を受けてしまった。
私は輪島の温泉が好きで過去に3回、高州園で泊ったことがある
塩水の温泉で、目の前には日本海が広がる大浴場、気持ちよい
しかし輪島や能登の先端、珠洲市は日帰りと言うわけにはいかない
一度、輪島から棚田「千枚田」を見てから、珠洲のラベンダーの丘だったかを見た後、海岸沿いに穏やかな九十九湾沿岸を走り、5月でもありうららかな日差しの中に輝く海は美しく、モーターボートに乗って海面を走っている錯覚になったほどだ。
氷見を目指して初めて湾岸沿いに走ったのだが、行けども行けども七尾市にすらつかず、あとで能登の大きさを舐めていたと知った。
皆さんは、能登の海岸線を半周、七尾市から輪島市、羽咋市、金沢市というルート、何キロあると思いますか?
上記のルートは国道249号線が走っている、七尾から金沢までの海岸ルート
国道ナンバーとほぼ同じ約250kmあります。
これは新潟県の富山県境から山形県境までの距離と同じくらい
東海道だと東京から浜松くらいの距離(245km)になります。
能登半島は大部分が山間部であるが、ほとんどが200~500m程度の低い山だ
冬でも積雪は金沢や富山に比べて比較的少ない、おそらく日本海に突き出ているため風が強く、山が低いので雪雲も通過するからではないだろうか。
その代わり白山や立山連峰に雪雲が当たって、富山平野から加賀平野に大雪を降らせる。
新潟の佐渡島も同様で本州に比べると積雪は少ない、但し佐渡には金北山という標高1172mの山があり、これを中心にほぼ東西に山脈となっている。
この山脈が壁になっているおかげなのか、新潟市は県内の他の沿岸市町村に比べて積雪が少ない。
能登は本当に海がきれいな半島である、入り江も多く漁場も多い
だから富山県からつながる能登では日本海、富山湾のひきしまった新鮮な魚が豊富だ、温泉も和倉、輪島に日本有数の温泉旅館があり大勢の観光客が訪れる
しかし、この地震で当分の間、休業を余儀なくされている。
和倉温泉も2年前に同級生で行って来たばかりだったのに、どうなっているんだろうか。
復旧工事が完了するまでの間、能登半島を訪れることはできないだろう
まずいことにこれから本格的な冬がやってくる、普段でも雪国は冬の活動が制約されている、それがそうもしていられない現実が起った。
雪が降る前に復旧を急がないとならない、しかし厳しい現実がある。
雪国は何重にも苦しい冬の中で暮らしている。
今は交通止めであろう「能越自動車道」からの景色