9日午後6時20分ごろ 元日以来のアラートがスマホから響いた
すぐに揺れが始まった、かなりの揺れだったが20秒ほどで治まった。
テレビをつけた、震源地は今までの能登半島ではなく、佐渡と能登の中間の日本海。 東に40kmくらい移動した。
そのため能登の先端輪島、珠洲の他、新潟県の内陸、長岡市で震度5
私の町は震度3強だった、今も頭がフラフラする。
さて年が明けて、また新ドラマが次々とスタートする
まずは「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないの」
LINE漫画の実写版だそうだ、主演は原田泰造(沖田誠役)第一回は昭和頭のおっさんサラリーマン沖田。
令和の今では許されないセクハラ・パワハラ言語が次々と部下に飛び出して嫌われ者だ。
家に帰れば、引きこもりの息子、父親無視の娘、夫無視の妻が冷たい視線
ある日、家に帰ったら珍しく引きこもりで家族の誰にも会わない息子に友達が来ていた。
女房と娘は歓迎模様だが、誠が部屋に行くと、その友達はゲイを自認している若者、そして女性の化粧をした息子が居た。
沖田のセリフの一つ一つが昭和団塊世代+1の私は共感してしまう。
そんなセリフは私も現役時代の50年間使い続けた言葉だ。
「仕事より休みが優先か」「女性が居た方が場が和む」「何が何でもやるしかないだろう」「そんなんじゃ嫁にいけないぞ」「彼氏(彼女)は居ないのか」
「結婚する気無いのか」「男だろ!」「男と言うのはなあ」「女らしさ」「男の仕事に口を出すな」「男同士で」・・・etc 沖田そのものです。
仕事を離れて見て、昭和男がいかに自分を励ましながら、社会の歯車として身を粉にして働いてきたのかわかった。
そしてそれは大なり小なり報われた時代だった、令和の今、歯車は使い捨ての歯車としてパート、アルバイト、派遣社員で括られている。
ねじ一個、歯車一個を作る町工場に陽があたらない時代になった、仕事にプライドが持てない・・だからプライドなんかいらない。
その日暮らせれば、それ以上の金なんかいらない、だから残業なんかしない
休みはきちんと休む、有給はすべて使う
「70くらいになったら死ぬ」そんな言葉を若者の口からさらりと聞かされることがある。
最初は「バカなことを言わずに一生懸命働けば良いことがある」などと言ってはいたが、その言葉が無責任であることに気づいた。
「もう今は昭和じゃないんだ」時代が変わった、私の中の明治時代が、平成生まれの昭和感だ、私もそれを認識して生きていくべきだとわかった。 仕事を辞めてから家の中で息子に物申したり、大声を出すことがなくなった、そしてそれがもっとも気楽な生き方だと思うようになった。
私が先輩や親から習ったのは「何かの為に無理してでも働け」「仕事が第一優先」だった
何かとは、自分の為、家族の為、将来の幸せの為、子育ての為、会社の為、日本の為・・・
このドラマが、どのような方向に進んでいくのかが少しわかったような気がした、老い先短い私はもう無理することも、誰かの人生に責任を持つこともする必要はない、自分の人生だけを満足できればそれでよい。
そんな展開を期待して、このドラマを見て行こうと思う、なかなか面白そうだ
原田泰造が良い。
大河ドラマは「光る君へ」
前作の「どうする家康」は私は面白かったが、あまり視聴率は良くなかったようで駄作の方に数えられたようだ。
一つ言えばキャストが良くなかった、ドラマの内容は良かった。
ちょっと戦国時代感が感じられなかった、もっと泥臭い役者で行くべきだったと思う。
さて「光る君へ」は西暦900年代半ば過ぎからの平安時代、天皇に娘を次々と嫁がせて(入内)天皇の外祖父となった藤原氏が権力を握った時代
日本史の中でもっとも知らなかった時代だが、この3年ほど藤原道長に興味を持ってからこの時代を学ぶようになった
45代聖武天皇(即位724年)は藤原不比等の娘が母であり、このあたりから藤原氏が内裏に入り込んでいく。
藤原氏も繁栄を重ねると内部対立があり、それもドラマの中に出てくるかもしれない。
主役の紫式部(まひろ)には吉高由里子、柄本佑が藤原道長(三郎)役、この二人の子供時代からの関りを中心にドラマは展開するようだ。
まひろは、藤原氏の中で官職が無い貧乏学者の父、藤原為時(岸谷五朗)の娘、第一回では三郎の兄、乱暴者の藤原道兼に、まひろの母親が切り殺されてしまう。
道兼は右大臣藤原兼家の二男、三郎は三男だがいつも道兼に暴力を受けている
長兄は藤原道隆。
せっかく、まひろと三郎が良い関係になりそうだったのに間接的に仇になってしまう、最初からドラマチックな速い展開で引き込まれた。
ドラマ内容もわかりやすい、脚本家の大石静さんが素晴らしい。
藤原兼家は、兄の藤原兼道と関白の座を争って一歩先を行っていたが。兼道は起死回生の一手で関白の座を得る。
しかし、この二人互いに競って娘を64代円融天皇に入内させた。
どちらが天皇の寵愛を受けて65代花山天皇の次の66代天皇の外祖父となるのか
関白藤原氏と右大臣藤原氏の争いも見ものである。
因みに花山天皇の母は、兼道、兼家兄弟の兄、太政大臣藤原伊尹の娘。
兼家は、まひろの父、為時が窮しているのを知り、次期天皇(花山天皇)となる東宮(皇太子)の学問指南役として東宮に遣わせる。
為時の禄(給料)は兼家が出す、これは為時が兼家の家臣となったと言うことだ、そして東宮の一挙手一投足を知らせるよう命じた。
その為時の妻が、兼家の二男に殺害された、しかし為時は口をつぐんで諦めた、まひろは、そんな父を理解できないまま成長していく。
この時代、天皇も朝廷も物の怪や祟りを恐れていた、その為、吉凶占い、祟りや物の怪退散を業とする陰陽師が居た、このドラマには陰陽師の大スター安倍晴明も登場する。
これは期待できる大河になりそう、平安時代の知識も増えていきそうで楽しみにしている。
「君が心をくれたから」
高校時代の太陽(山田裕貴)と雨(永野芽郁)
10年後の太陽と雨 10年間一途に雨を思っている太陽
映像が美しいと最初に思った、それからセリフが窮屈なドラマだなと思った。
何度も何度も同じセリフが強調される、その意図がわからないままドラマは進んだ、もちろん主演は今人気絶頂の二人。
純愛ドラマかと思ったら、最後の方でどんでん返しがあった。
死んだはずの人間が生き返り、次回から生き返らせた代償のドラマが始まるようだ、一応次回に興味が残った。