鎌倉時代以前のことはあまりわからない
ただ朝廷や貴族の用心棒、下僕的な卑しい武士が
平氏の時に、貴族と並び立つ地位までのし上がったこと
これは階級闘争の最初の大逆転
平清盛の希なる才能に依る武士革命
その次は戦国時代の終焉の糸口をつかんだ
織田信長の大逆転
愛知県半分の権力者が静岡県、愛知県半分
さらに山梨県まで影響力を持つ今川義元を襲って殺した
およそ10倍の力を持つ大敵だった
これを足がかりに朝廷まで影響力を持つようになり
日本全体の三分の一、しかも経済、文化の中心を押さえた
あと一歩のところで部下の明智に殺された
しかしこれで日本統一は明らかになったのだ
最後は長州の乾坤の一撃
坂本龍馬の仲立ちで薩摩と長州が手を結んだのは
たしかに大きな成功要因だが
先週の花燃ゆで高杉ら騎兵隊などが起こした長州内でのクーデター
保守派を改革派が襲って、ついに明治維新につながる体制を作った
当時の長州は朝敵にされて徳川幕府や近隣大名に攻められ
家老を処刑するなど恭順姿勢であった
しかし騎兵隊のクーデターで弱腰が一気に強行にかわり牙をむく
幕府軍を打ち破り、勢いでついに帝から勤王の称号を手に入れ
逆に徳川幕府が朝敵にされてしまう大逆転
そして近代日本を作ったのは薩摩長州を中心とした下級武士であった
これもまた階級闘争の大逆転
これからも大逆転はおこるのだろうか? さて!
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