あごの初物を楽しみました。あごは大きさによってずいぶん味に差がありますが、今年は何ともちょうど良い大きさ・・・・・これからしばらくの間、夫のおかずに事欠くことはありません。あごが大好物だった舅姑は、この季節には電気ロースターを手元において、いつもあごを焼いていました。平戸人にとっては、無くてはならない秋の味です・・・・・平戸は味覚の秋を迎えました。
高校時代は教室の窓から、あご舟が出て漁をしているのを見たものです。通学の船からも、トビウオの滑空を見ました。トンボの羽みたいにきれいだったのを思い出します。昔は保存のためにかちんこちんに干さなければならなかったので、焙ってから包丁の峰などでたたいて骨から身を外し食べました。今では冷蔵も冷凍も出来るとあって、生干しで美味しく食べやすくなりました。あごは、めざしやアジの丸干しと違って、白身魚の丸干しです。上品でとても美味しいと思います。