裏六甲の麓を走っていると、写真にあるような茅葺屋根の屋敷邸が見えた。この機会を逃すとまたいつこちら方面に来るかわからないので、思い切って訪ねてみることにした。アポなし旅さながらの行動を取らざる得なかった。
正面門は見えるのだが、どちらから尋ねていいものやらと思案していると、勝手口の扉が開いていたので覗くとおばあさんが縁台に腰を掛けておられた。
声をかけてみると、私の声が聞こえなかったのか、おばあさんから、耳が遠いのでこっちに来て喋ってくれませんか、という渡りに船ではないが入らせていただくきっかけを得た。
ひと通り失礼にならないようにと挨拶をさせていただき、訪問の理由を伝えると、どうぞ、どうぞ、という返事だったので、何枚か写真を撮らせていただいた。
いまだに茅葺屋根。なおかつ屋根を3年前に補修したとのこと。カヤの上部を剥がし新しくカヤを重ね葺き替えたことで、山間の緑に黄金色がひときわ映えていた。
屋根は茅葺がいいよ。家の中も昔のままだよ。
いまは爺さんとふたり、若いもんは街に出でいったよ。
山麓の里で余生を楽しんでるいるかのようだった。







正面門は見えるのだが、どちらから尋ねていいものやらと思案していると、勝手口の扉が開いていたので覗くとおばあさんが縁台に腰を掛けておられた。
声をかけてみると、私の声が聞こえなかったのか、おばあさんから、耳が遠いのでこっちに来て喋ってくれませんか、という渡りに船ではないが入らせていただくきっかけを得た。
ひと通り失礼にならないようにと挨拶をさせていただき、訪問の理由を伝えると、どうぞ、どうぞ、という返事だったので、何枚か写真を撮らせていただいた。
いまだに茅葺屋根。なおかつ屋根を3年前に補修したとのこと。カヤの上部を剥がし新しくカヤを重ね葺き替えたことで、山間の緑に黄金色がひときわ映えていた。
屋根は茅葺がいいよ。家の中も昔のままだよ。
いまは爺さんとふたり、若いもんは街に出でいったよ。
山麓の里で余生を楽しんでるいるかのようだった。







