昨夜の稽古は、前回同様に"蝉一匹"のお軸だった。
前回は「秋蝉(しゅうせん)」として復活を意味するストーリーだった。
さて今回は、どんなテーマの秋蝉になるのか楽しみに話が進んだ。
そのテーマは「高潔な人」。中国の古典には蝉は高潔な人の象徴として
よく登場しているようだ。ご存知のように、
王朝時代から官僚登用試験である「科挙」がある。
この試験を合格しエリートとして中国全土に官吏として赴任していく。
その官吏を蝉に比喩することが多い。地方を治める苦しさや軋轢が
官吏を孤独にしていくことが多い。秋に鳴く蝉は、
官吏が郷里を思う心情とかさね表現されることが多いようである。
今夜は雁が音を愉しんだ。魚眼まで湧いた湯に雁が音ん入れ、
そしてその後また湯を注ぐ中投法で淹れた。まろやかさに少し渋さを感じながら夜長を楽しんだ。
前回は「秋蝉(しゅうせん)」として復活を意味するストーリーだった。
さて今回は、どんなテーマの秋蝉になるのか楽しみに話が進んだ。
そのテーマは「高潔な人」。中国の古典には蝉は高潔な人の象徴として
よく登場しているようだ。ご存知のように、
王朝時代から官僚登用試験である「科挙」がある。
この試験を合格しエリートとして中国全土に官吏として赴任していく。
その官吏を蝉に比喩することが多い。地方を治める苦しさや軋轢が
官吏を孤独にしていくことが多い。秋に鳴く蝉は、
官吏が郷里を思う心情とかさね表現されることが多いようである。
今夜は雁が音を愉しんだ。魚眼まで湧いた湯に雁が音ん入れ、
そしてその後また湯を注ぐ中投法で淹れた。まろやかさに少し渋さを感じながら夜長を楽しんだ。