ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

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世界の陶磁器に影響を与えた「景徳鎮」

2018-10-09 09:44:07 | 文化想造塾「逸品殿堂」
私が数えただけでも50以上はある。世界の陶磁器に影響を与えた、中国全土に広がる「窯」の数である。
中国の陶磁器の歴史は唐の時代に遡る。そして漢の時代に生産が本格化し、
宋、元、明、清につながり現在に至る。中国の歴史そのものである。

現在の、中国では、地図でも分かるように陶磁器の産地は全土に広がり、
その中でも世界的に有名な処として「景徳鎮」が浮かぶ。
地名であり陶磁器のブランド名として名を馳せている。
その景徳鎮を数多く見る機会に恵まれたおかげで関心を寄せ調べてみた。

特色の乏しい青磁や白磁を焼き、そして後に最高級の精作をつくりあげ、元(げん)後期の14世紀には
染付磁器を開始し中国陶磁器の王座の位置を固めた。
明朝初頭には中国宮廷直属の陶磁窯として官窯が設けられ、さらに不動の名声を得たようだ。


日本には清代の中期からのものが多く入っている。夾彩開光粉彩という余白ができないくらい図柄を描きこみ、
その中に窓のような枠を作り別の図柄を描きこむ手法がよく使われているのが特徴のようである。
つづく



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