「篆刻印」のワークショップを今月22日に行う。その日は、天皇陛下即位の礼で祝日にも関わらず多くの方たちがご参加される。
ワークショップなので自作ということもあり、午前と午後に分けて行う。仏画曼陀羅アート教室の皆さんが各地から参集され、2時間で仕上げ持ち帰るという内容のものである。
ワークショップなので自作ということもあり、午前と午後に分けて行う。仏画曼陀羅アート教室の皆さんが各地から参集され、2時間で仕上げ持ち帰るという内容のものである。
皆さんの調整をさせていただくのに、篆刻とは、印章とは、書体とは、という基礎的知識を紐解くところから始まった。7種類の印章文字の中で、篆刻印にはほとんど篆書体が使われている。この文字は、中国で印章字体としてよく使われていたもので、はんこ彫刻技術の物差しとして最適な書体だということのようである。
とくに今回、最低限の基礎知識の中で皆さんに確認したことが、「朱文」か「白文」のどちらで彫るか、ということだった。まず朱文とは写真でいうと朱印と書かれているもので実印や銀行印などに多く用いられている彫り方である。一方、白文は右側のもので、名前が浮き彫りになっている。書や水墨画等に落款としてよく押されている。
さて、初めて体験される方ばかりなのでどのように仕上がるのかは見当がつかない。
作品を描き落款を押して全てが終わる。その締めの大事な篆刻印を作るのを心より楽しみにしておられる。私も楽しみである。
作品を描き落款を押して全てが終わる。その締めの大事な篆刻印を作るのを心より楽しみにしておられる。私も楽しみである。
