兵庫県西宮市のシンボルのひとつに「桜」がある。
夙川(しゅくがわ)沿い4㎞にわたり約1800本の桜が植えられている。
1930年代に水路として造設された際に、その川沿いに植えられたのが始まりのようである。
振り返ると樹齢80年を超える桜が存在する。
一般的に桜の寿命は、ソメイヨシノで60年位といわれている。
そんな中で、当然ながら一部は老木化している。永い年月、風雨にさらされ、
虫や鳥などに蝕まれ幹が朽ちている。実際に、毎年見ている限り、その数が目立つ。
行政としては、桜は市のシンボルなので、かなり前から老木の治療や再生に力を入れている。
その成果が見えてきている。朽ちた幹から新しい枝をつけ花を咲かせている。復活の枝々に咲く花に新しい息吹を感じる。